日曜の今日は又3人で仕事、昨日からの雨もあがり、曇り空ですが、気持ち良いです。
いつも通る道の桜は、数本の八重桜を除いて、もうすっかり葉っぱばかりです。
又来年に綺麗な花が咲くやろうと・・今から又・・花が咲くまでの一年です。
この数日は、ちょっとバタバタしてました。
一人暮らしのプーちゃんが体調を壊し、一泊ですが入院したりで、仕事以外にわしゃわしゃでした。
家族は田舎で父親と弟がいるので、工場の皆で・・お世話しとりました。
月曜日に精密検査ですが、今のところそんなにたいしたこと無い様子で、とりあえず一安心です。
一人暮らしだと、食生活などいろいろ不摂生になりやすく、高齢の爺さまの一人暮らしが多いウチの工場ですが、
皆それぞれに、食べることなど特に、自己管理には気をつけているようです。
コンビニ弁当ばかりのプーちゃんも、今後は見習って欲しいもんです・・。
そのうち、体がスクラップになったらどうするんじゃ・・、皆でだいぶとお説教を言ってました。
とにかく・・一人暮らしは寂しいし、いろいろありますが・・。
近所付き合いや地域より、今は工場の皆で助け合えるのは、気持ちの支えと言うか・・とりあえずの安心です。
スクラップの続きですが・・。
お世話になってるスクラップ屋さんには、以前、大阪人の商人らしい元気なお爺ちゃんがおりました。
当初の知り合った頃で、その頃はだいたい自分が、スクラップをトラックで持って行ってました。
そのたび会うのですが、小柄でよく喋る、目つきは鋭いのですが、優しい人でした。
行くと必ず事務所に入れてくれて、缶コーヒーをくれます。
ウチの娘さんに、あの磁石を見せて驚かそうと連れて行った時は、「子供もお手伝いは、しなあかんぞ。」
そう言いながら、娘さんに500玉一個のお小遣いもくれました。
「ドケチ」で有名らしく、他の人らはそのお小遣いに、たいそう驚いてましたが・・・。
そのお爺ちゃんは、仕事にはとても細かく厳しい人ですが、とても優しい人のようで・・。
時々、やむなく路上で生活してる人が、自転車でわずかな空き缶や、捨てられた鍋など金属品を持ってきます。
そのたびに、スクラップ代金と一緒に、煮ぬき(ゆで卵のこと)をあげてました。
「それぞれ理由があるやろし仕方無いしな、喫茶店のモーニングの煮ぬき、貰うて来て用意しとるんやで。」
そう言いながら、容器に入った余りもんの沢山の煮ぬきを、貰った缶コーヒーを飲んでる自分に見せながら、
「缶コーヒーは勿体無いからあげんけどな、コーヒーは特別な気に入った人だけや。」とも言っていました・・。
あの磁石でトラックの荷台から、沢山のスクラップを取り出し、場内の指定の場所に降ろします。
そこで大きいものや小さいもの、鉄やその他の金属を振り分けていきます。
爪の先くらいの抜きカスの 小さいスクラップも大事に、お爺ちゃんは一つ一つ残さず選んでいきます。
鋭い目で、地面にしゃがんで、ひとつひとつです。
仕事やからと言えばそうかもですが、勿体無い・・という、ウチの婆さんにも似た感じの行為でして・・。
何度かは、喋りながら一緒に拾ったこともあります。
「おっちゃんは戦争も知ってるんやで、飯も食べれんし、大変やったわ。
今の日本人は贅沢や、あかんでホンマな、何でも捨てよる、勿体無いで、姉ちゃんも気いつけや。
何でも簡単に捨てるおかげで、おっちゃんらの商売は成り立つけど、あかんでホンマなあ。
ああ・・姉ちゃんとこのスクラップは別やで、ものが違うからな。
ええスクラップは、又新しい鉄になるからな、大事にしなアカンねんで、おぼえときや・・。
こんな小さいのをナメたらあかんで、これもお金やで、大事にせなあかん、ようおぼえときや。」
家族に引き継ぎ、商売から引退し始めてからは、健康に気をつけてて、山登りが趣味だったそうで・・。
山の温泉の話を聞いたり、山で採ったという「たけのこ」を貰ったこともあります。
このあいだ行った時、お爺ちゃんの事を聞こうかとも思ったのですが、なんか・・聞きそびれました。
いつも通りがかると、廃材の木材を焚き火してるの見かけましたが、最近・・もうずっと姿は見ません。
怒られるかも知れんですが、「トイレの神様」と言う歌が流行ったのが、自分にはよう分からんです。
歌の内容は、このお爺ちゃんが言ってるようなことや、ウチの婆さんが言ってた当たり前のことで・・。
飯粒は茶碗に残すな、取り辛かったら、茶碗にお茶入れてこそぎおとせ
電気はつけっぱなしにするな、水道はキッチリ止めろ、じゃあじゃあ流すな
物は大事にせえ、まだ使える捨てるな、なんでも感謝しろ・・
その時は、「うざいな」とか「うるさいな」とか思いながら、しょっちゅう聞かされてたことで・・。
あの歌が流行るのは、核家族でお年寄りと暮らすのが減ったことや、お爺ちゃんが言う勿体無い日本人の
便利やけどあかん今の生活のせいかいな・・などと思ったりします。
一応・・昭和生まれの自分ですが、どうしてもあの歌は、特に懐かしくも無く、不思議な歌です・・。
トイレの神さん以外にも、ようさん神さんはおる筈やでな・・・でして・・。
悲しい震災で最近は、いろんなことや当たり前のことが見直されているようで・・。
あまりに過度な自粛せん程度に、いろんなことや当たり前のことを考えた、新しい日本になるといいな・・と、
いろんな経験した高齢者の人、身内や他人関係なく、今教わらないとアカンのちゃうんかな・・と思います。
と言いつつ・・振り返り・・自分の事が・・恥ずかしくもなりますが・・ねえ・・ほほほ。
いつも見て頂き、↑のワンクリックも、ありがとうございます。
今回の地震についての色々な情報がまとめられてます → こちらから
いつも通る道の桜は、数本の八重桜を除いて、もうすっかり葉っぱばかりです。
又来年に綺麗な花が咲くやろうと・・今から又・・花が咲くまでの一年です。
この数日は、ちょっとバタバタしてました。
一人暮らしのプーちゃんが体調を壊し、一泊ですが入院したりで、仕事以外にわしゃわしゃでした。
家族は田舎で父親と弟がいるので、工場の皆で・・お世話しとりました。
月曜日に精密検査ですが、今のところそんなにたいしたこと無い様子で、とりあえず一安心です。
一人暮らしだと、食生活などいろいろ不摂生になりやすく、高齢の爺さまの一人暮らしが多いウチの工場ですが、
皆それぞれに、食べることなど特に、自己管理には気をつけているようです。
コンビニ弁当ばかりのプーちゃんも、今後は見習って欲しいもんです・・。
そのうち、体がスクラップになったらどうするんじゃ・・、皆でだいぶとお説教を言ってました。
とにかく・・一人暮らしは寂しいし、いろいろありますが・・。
近所付き合いや地域より、今は工場の皆で助け合えるのは、気持ちの支えと言うか・・とりあえずの安心です。
スクラップの続きですが・・。
お世話になってるスクラップ屋さんには、以前、大阪人の商人らしい元気なお爺ちゃんがおりました。
当初の知り合った頃で、その頃はだいたい自分が、スクラップをトラックで持って行ってました。
そのたび会うのですが、小柄でよく喋る、目つきは鋭いのですが、優しい人でした。
行くと必ず事務所に入れてくれて、缶コーヒーをくれます。
ウチの娘さんに、あの磁石を見せて驚かそうと連れて行った時は、「子供もお手伝いは、しなあかんぞ。」
そう言いながら、娘さんに500玉一個のお小遣いもくれました。
「ドケチ」で有名らしく、他の人らはそのお小遣いに、たいそう驚いてましたが・・・。
そのお爺ちゃんは、仕事にはとても細かく厳しい人ですが、とても優しい人のようで・・。
時々、やむなく路上で生活してる人が、自転車でわずかな空き缶や、捨てられた鍋など金属品を持ってきます。
そのたびに、スクラップ代金と一緒に、煮ぬき(ゆで卵のこと)をあげてました。
「それぞれ理由があるやろし仕方無いしな、喫茶店のモーニングの煮ぬき、貰うて来て用意しとるんやで。」
そう言いながら、容器に入った余りもんの沢山の煮ぬきを、貰った缶コーヒーを飲んでる自分に見せながら、
「缶コーヒーは勿体無いからあげんけどな、コーヒーは特別な気に入った人だけや。」とも言っていました・・。
あの磁石でトラックの荷台から、沢山のスクラップを取り出し、場内の指定の場所に降ろします。
そこで大きいものや小さいもの、鉄やその他の金属を振り分けていきます。
爪の先くらいの抜きカスの 小さいスクラップも大事に、お爺ちゃんは一つ一つ残さず選んでいきます。
鋭い目で、地面にしゃがんで、ひとつひとつです。
仕事やからと言えばそうかもですが、勿体無い・・という、ウチの婆さんにも似た感じの行為でして・・。
何度かは、喋りながら一緒に拾ったこともあります。
「おっちゃんは戦争も知ってるんやで、飯も食べれんし、大変やったわ。
今の日本人は贅沢や、あかんでホンマな、何でも捨てよる、勿体無いで、姉ちゃんも気いつけや。
何でも簡単に捨てるおかげで、おっちゃんらの商売は成り立つけど、あかんでホンマなあ。
ああ・・姉ちゃんとこのスクラップは別やで、ものが違うからな。
ええスクラップは、又新しい鉄になるからな、大事にしなアカンねんで、おぼえときや・・。
こんな小さいのをナメたらあかんで、これもお金やで、大事にせなあかん、ようおぼえときや。」
家族に引き継ぎ、商売から引退し始めてからは、健康に気をつけてて、山登りが趣味だったそうで・・。
山の温泉の話を聞いたり、山で採ったという「たけのこ」を貰ったこともあります。
このあいだ行った時、お爺ちゃんの事を聞こうかとも思ったのですが、なんか・・聞きそびれました。
いつも通りがかると、廃材の木材を焚き火してるの見かけましたが、最近・・もうずっと姿は見ません。
怒られるかも知れんですが、「トイレの神様」と言う歌が流行ったのが、自分にはよう分からんです。
歌の内容は、このお爺ちゃんが言ってるようなことや、ウチの婆さんが言ってた当たり前のことで・・。
飯粒は茶碗に残すな、取り辛かったら、茶碗にお茶入れてこそぎおとせ
電気はつけっぱなしにするな、水道はキッチリ止めろ、じゃあじゃあ流すな
物は大事にせえ、まだ使える捨てるな、なんでも感謝しろ・・
その時は、「うざいな」とか「うるさいな」とか思いながら、しょっちゅう聞かされてたことで・・。
あの歌が流行るのは、核家族でお年寄りと暮らすのが減ったことや、お爺ちゃんが言う勿体無い日本人の
便利やけどあかん今の生活のせいかいな・・などと思ったりします。
一応・・昭和生まれの自分ですが、どうしてもあの歌は、特に懐かしくも無く、不思議な歌です・・。
トイレの神さん以外にも、ようさん神さんはおる筈やでな・・・でして・・。
悲しい震災で最近は、いろんなことや当たり前のことが見直されているようで・・。
あまりに過度な自粛せん程度に、いろんなことや当たり前のことを考えた、新しい日本になるといいな・・と、
いろんな経験した高齢者の人、身内や他人関係なく、今教わらないとアカンのちゃうんかな・・と思います。
と言いつつ・・振り返り・・自分の事が・・恥ずかしくもなりますが・・ねえ・・ほほほ。
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