日曜日ですが、いつものように・・です (T_T)
お客さんの担当さんも出てきて仕事してるようで、何度も電話があります。
大きいトコも、人員削減などで 一人でする仕事量が増えたらしく、ドコも大変です。
お昼からは、Tちゃんも来て仕事しています。
午前中は、お馬さんの夢券を買いに行ってから、ウチに来て仕事してます。
先ほど、3時の休憩の代わりに、TV中継を見てましたが・・当たらず・・ (-_-;)
競馬が外れてからの仕事は・・なんか・・。
ちなみに、わしは先週、百円が5百円になり、本日で・・ゼロ円です (T_T)
日曜日の仕事とか、少人数で残業してる時、ふと思い出す人がおります。
数年前に亡くなったんですが、熔接の応援に来ていたOMさんです。
前の長屋のような貸し工場で、ジジと二人で始めた頃に知り合ったんですがにゃ。
裏で一人で工場をしてる人に紹介された、20人位の工場の工場長をしてた人がOMさんです。
大阪らしい、横山のやっさんのような人で、小柄だけどパワフルな人でした。
工場長になる前、自営業で失敗し、大きな借金を抱えてて、バイトもして返済してたんですにゃ。
昼間は工場長、夜や休日は、ウチみたいな人手の足らん、小さいとこの応援を・・です。
自転車で、自宅、勤め先、ウチの工場、自宅・・と、計3時間の往復の道のりを通ってました。
リュックサックの中には、いつもソーセージが入ってあり、セル子さんへのプレゼントでした。
だいたい、夕方6時頃から3時間くらい熔接してくれます。
休日や土曜日は、来れる時は 朝から来て 仕事を手伝ってくれました。
工場長をしてるだけあり、ジジの良い相談相手でもあり、ウチの影の工場長みたいな存在でした。
日曜日は、今日みたく、誰かが馬券を買いに行き、皆で休憩のTV観戦・・。
頑固者のOMさんは、どんなに固いときでも、武豊は買わないので、ハズレばかりです (T_T)
たまに当たると、皆を居酒屋なんかに連れてってくれたり、豪快な人でした。
わしは、工場など何も分からん頃で、最初は慣れない事務との格闘の日々でした。
そのうち、だんだん時間に余裕も出てきて、工場の作業も手伝うようになったり・・。
ジジは親として、娘にはあまり作業はさせたくなかったのですが、人手も足らず、
OMさんが 「女も男も関係あるかい、やらなあかん時は、やるんじゃ。」
こう言って、わしやジジを、ある意味・・導いてくれたような・・感じでしたにゃ。
初めて、熔接やサンダがけなど教えてくれたのも、OMさんです。
ジジは 「危ないで~。」と、いつも後ろで オロオロと見てたんですが、
今では・・・時が変われば・・ですにゃ (-_-;)
ウチが今の工場を購入する前、OMさんが工場長をしていた会社が倒産。
機械や仕事と一緒に、何とか他社に移ることになり、一従業員の立場になった為、
以前のような自由な時間も無くなり、バイトも来ない日々が続きました。
来る日ができると、電話で連絡があり、こちらも有無を返事する・・という感じでした。
それでも少しは返済の足しになるようにと、たまには来て貰ってたんですが・・。
ある日、入院をしたからとの連絡があり、病名は「癌」・・末期でした。
それでも、パワフルな人らしく、一度は復帰したんですが・・再入院。
会う度に、痩せていく姿は、以前と比べ・・見てるのも辛かったのですが・・。
パワフルな言動はあいかわらずで、まだまだ・・ぜったい治る・・と思わせてくれました。
今のようにワシャワシャとしていたある日。
入院してるはずの、OMさんから、わしの携帯に電話がありました。
「ちょっと当分、電話も出来んけど、心配するなよ、又、手伝いに行くからな。」
数日後、ご家族から連絡があり、転移がひどく・・亡くなった・・とのことでした。
新しい勤め先が、通夜・葬儀も取り仕切ってたようですが、ウチも全員で行きました。
通夜は、OMさんも着ていたウチのお揃いの作業着を 皆で着て、出向きました。
勤め先の人らは、不審な様子でしたが・・ウチの工場長のつもりでの、皆での参列です。
最後の姿のOMさんを見て、通夜・葬儀とも・・皆・・号泣でした。
どんなに大変でも、やれば何とかなる、やらなアカンということを教えてもらいました。
一生懸命やってても、報われない時も多々ありますが・・。
ふてくされても仕方ないし、やるしかない・・ということも教わったと思います。
OMさんが、ウチでバイトしてた時の道具類は、皆で分けました。
わしが貰ったのは、溶接する時に いつも使ってた金槌です。
嫌な事とか、悩んだ時など、いつも手にしてみると、ふと・・元気になるような・・。
最後の電話の時まで、うちを心配してくれてたOMさん・・。
今も、生きてたらな・・と、思うこともありますが・・。
Tちゃんやジェロ、新たな皆で、又、ガンバラな・・です。
競馬と日曜日で・・・ふと、又思い出した・・今日は、思い出のOMさんの話でした。
まだ思い出すと
皆、悲しくなるんですがにゃ (-_-;)