ぽかぽかした陽気に誘われて息子と妻と三人で
久しぶりに散歩に出た
歩いてほんの10分ほどの宮の裏の丘の上
僕の取って置きのこの場所に
三人で来る事になろうとは
あの時には想像すら出来なかった
アレから何年経つのだろう?
もうすぐ5人家族になる
2500万年後にまた私に会うのは嫌じゃない?と
寂しそうに言ったお前の顔が
今も脳裏を離れない
嫌なものか!
今も2500万年後も必ずお前と一緒にいたい
お前と僕と息子とそしてもう直ぐ生まれる子供達と
穏やかに過ごせる今を思えば
これまでの困難な道のりも
決して無駄では無かったと
目を閉じ懐古する僕に
何か心配事でもあるの?と
優しい眼差しを向けるお前の
その温かさに僕はどれ程助けられただろう
満開の桜の下
楽しそうに四葉のクローバーを探すジン
見つけたよ♪
と嬉しそうに見せにくるお前の成長した姿に
不覚にも涙ぐむ
パパどうしたの?
おめめが痛いの?
と心配そうに見つめる息子に
花粉症かも知れないな!
と涙の訳をごまかす僕
愛してやまぬ者達に幸せ色の花びらが
一陣の風に乗って舞い降りる
無邪気に戯れる天使達の
笑顔と楽しげな語らいが
僕に安らぎを与えてくれる
有難う
この温かで幸せなひと時を。。♡