どちらかというと、任天堂機スパロボの方を多く遊んでいるため、そちら視点からの感想や解説が多めになるのでご留意ください。
2018/11/19にスーパーロボット大戦最新作、『スーパーロボット大戦T』が発表されました
今回も『V』『X』に続いて据え置きハードのスパロボです。
『X』が発売されあとの静寂の次は音沙汰がない、『BX』に続くエーアイ製携帯機スパロボが来ると思っていたのですが、
意外にもBBスタジオ製の据え置き三連発とは予想外でした。
3DSはハード寿命的にももう終わりが近いですかね…。
Switchという据え置き兼携帯型ハードもありますが、
この『スーパーロボット大戦T』こそが、PS4とNintendo Switchのマルチプラットフォーム展開となります。
任天堂機にスパロボが来るのは2015年の『スーパーロボット大戦BX』(3DS)以来、三年ぶり。
任天堂据え置き機にスパロボが来るのは2009年の『スーパーロボット大戦NEO』(Wii)以来9年ぶり。
ここにきてSwitchにスパロボ来たかぁという感想です。
SLGと相性がいいハードなのでいつかは来ると思っていました。
そういえばSwitchの前世代のWiiUにはバーチャルコンソールや外伝含めてスパロボやそれに準ずるシリーズが一切出ませんでしたね。
SONY機にはだいぶ前(PS時代)から皆勤なので省きますが、
任天堂機で出たスパロボの作数を羅列してみます。
(従来の形式に則った作品のみで移植や『魔装機神』シリーズ含む。()内の数字は『無限のフロンティア』シリーズ等の「従来」の枠に入らずともスパロボやその外伝と銘打たれた作品を含んだ数字。
『コンパチヒーロー』シリーズ、『バトルロボット烈伝』など、コンセプト、ゲーム性が大きく異なる作品且つ後のスパロボ作品で内容に関わりがあっても外伝とは明言されていない作品は含まない)
・ファミコン:1作
『第2次スーパーロボット大戦』
・ゲームボーイ(カラー含):2(3)作
『スーパーロボット大戦』
『第2次スーパーロボット大戦G』
『スーパーロボット大戦 リンクバトラー』
・スーパーファミコン:4作
『第3次スーパーロボット大戦』
『スーパーロボット大戦EX』
『第4次スーパーロボット大戦』
『スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』
・NINTENDO64:1作
『スーパーロボット大戦64』
・ゲームボーイアドバンス:7作
『スーパーロボット大戦A』
『スーパーロボット大戦R』
『スーパーロボット大戦D』
『スーパーロボット大戦J』
『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』
『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2』
『第2次スーパーロボット大戦(ファミコンミニ版)』※1
(※1:『スーパーロボット大戦GC』のキャンペーンで抽選配付された非売品)
・ゲームキューブ:1作
『スーパーロボット大戦GC』
・ニンテンドーDS:4(7)作
『スーパーロボット大戦W』
『スーパーロボット大戦L』
『スーパーロボット大戦K』
『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』
『無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ』
『無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ』
『スパロボ学園』
・Wii:1作
『スーパーロボット大戦NEO』
・ニンテンドー3DS:現時点3作
『スーパーロボット大戦UX』
『スーパーロボット大戦BX』
『第2次スーパーロボット大戦(DL版)』※2
(※2:『スーパーロボット大戦BX』の発売前キャンペーンで初回封入特典として追加。バーチャルコンソールではない)
・WiiU:0作
・Nintendo Switch:現時点1作
『スーパーロボット大戦T』
全29作品です。改めて数えるとイメージより多かったです。
なお、原点ともいえる『スーパーロボット大戦』と『第2次スーパーロボット大戦』は何のかかわりもなく、初代『スーパーロボット大戦』は単発作品でした。
『第2次』~『第4次』までが続きものとしてのストーリーとなっており、この初代を除いた続編シリーズは俗に「旧シリーズ」と呼ばれています。
また『EX』も「旧シリーズ」の一部であり、外伝としてストーリーが語られています。
この辺がややこしいのですが、
GBの『第2次スーパーロボット大戦G』、PSの『第4次スーパーロボット大戦S』、セガサターンの『スーパーロボット大戦F』も同様に旧シリーズに含まれており、
『第2次G』は同タイトルのGB移植版、『第4次S』は同タイトルのPS移植版、『F』はPSの『第4次S』をベースにしたリメイクとなっており、さらに『F完結編』というのも存在します。ややこしい。
エーアイ開発のスパロボは『64』が初ですが、同開発の「携帯機単発シリーズ」の流れはGBAから始まっています。
『スーパーロボット大戦A』から3DSの『スーパーロボット大戦BX』まで任天堂携帯機かつアルファベットが1~2ついた作品はすべてそれです。それぞれが1作で完結する任天堂携帯機のシリーズです。
このシリーズはDSに入ってから参戦作品のサプライズにも注力するようになり、作品を重ねるごとに前代未聞の作品が参入していくのも魅力です。
『ORIGINAL GENERATION』シリーズは今までのシリーズで出たスパロボやそれに準ずる作品のオリジナルキャラクターによるセルフ・クロスオーバー作品。
GBAで2作出たものが後に『ORIGINAL GENERATIONS』としてPS2でまとめてリメイク後、続編がPS3、PS4で展開されていくことになりました。
『魔装機神』シリーズも一部のオリジナルキャラのみで展開される、この『OG』に非常に近しい作品となっています。
DSの『魔装機神』はPSP、PSV版と同発の、SFCで出たもののリメイク作となっています。
その復活後PS3、PSVで続編が展開されていき『魔装機神』シリーズは完結となりました。
他の移植、リメイクとしては『A』を移植したiアプリ版『スーパーロボット大戦i』、PSPでリメイクした『スーパーロボット大戦A Portable』
『GC』をブラッシュアップしたXBOX360『スーパーロボット大戦XO』などがあります。
話がそれてしまいましたが、『T』に話を戻すと、
タイトルについてですが前前作と前作の『V』『X』が直球で来たな、という印象でしたが、
今回「T」をそのまま一文字持ってくるのは逆に変化球だなという印象です。
今までは「U」とか「O」とか見た目的にも発音的にも勢いがないアルファベットは他のアルファベットを付けてかっこよくする感じだったので。
(『UX』『OE』など)
参戦作品ですが、『V』以降近年のBBスタジオ製スパロボで見るようになった「ロボットアニメ枠以外からの参戦」も含まれています。「ロボじゃないけどメカ枠」とでもいいましょうか、エーアイのそれとはまた異なるサプライズの手法ですね。
『V』では「宇宙戦艦ヤマト2199」、『X』では「ふしぎの海のナディア」が該当していました。
参戦作品一覧(新規参戦は赤文字、据え置き初参戦は青文字、※は機体のみの参戦でストーリー再現はなし)
・機動戦士Zガンダム
・機動戦士ガンダムZZ
・機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
※機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
・機動戦士クロスボーン・ガンダム
※機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
※機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
・機動武闘伝Gガンダム
・無敵ロボ トライダーG7
・装甲騎兵ボトムズ
・装甲騎兵ボトムズ ビッグバトル
※装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー
・勇者王ガオガイガー
・勇者特急マイトガイン
・トップをねらえ!
・劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-
・真ゲッターロボ 世界最後の日
・劇場版 マジンガーZ/INFINITY
・聖戦士ダンバイン
・聖戦士ダンバイン New Story of Aura Battler Dunbine
・カウボーイビバップ
・魔法騎士レイアース
・わが青春のアルカディア 無限軌道SSX
・楽園追放 -Expelled from Paradise-
・ガン×ソード
いろいろ言いたのですが、まず一言。
ガン×ソード復活
多くの人が復活参戦を望んだであろう「ガン×ソード」が満を持して参戦。
「レイアース」や「楽園追放」は最近のスパロボの参戦作品の流れからいつか来るだろうなとは思っていましたが予想以上に早い参戦でした。
「アルカディア」はキャラクターの名前を知っているのみで中身は知らないので、発売までに予習しておこうかな。
そして「カウボーイビバップ」。上述の「ロボじゃないメカ枠」です。
こんなん誰が予想できるんだ
…と言いたいところなのですが、最近ANIMAXでの放送やってまして名前だけ知っていたので興味がありそこで全話観たのですが、
観ている最中「最近のスパロボならこれ出してくれるかもなあ」と半ば冗談交じりに考えていたのですが、まさかの的中。
それと新規の陰に隠れがちですが、「Gガンダム」が久々に参戦したのが嬉しい。
「マイトガイン」はまさかの三連続参戦。ですが今回は「ガオガイガー」も参戦しており、勇者シリーズ同士の初の共演という試みがなされています。
「マジンガーZ/INFINITY」は最近公開されていた映画ですが、タイアップ参戦である『X-Ω』を例外とするなら異例の早さでの参戦となります。
というか『X-Ω』では映画公開前の参戦だったので従来の参戦の早さの比較対象にはなりませんね。
「ガン×ソード」の「本当の世界観」と「カウボーイビバップ」の世界観はなかなかマッチしてるのではないでしょうか。
作風というか作品のコンセプトも似ている気がする。
「ボトムズ」も世界観的な意味でギリ入れるかな?
「ダンバイン」と「レイアース」も同じファンタジー作品なので親和性が高そうです。
『スパロボT』の舞台設定としては、人類の外宇宙への進出が頓挫し、文明が退廃しつつあるという世界なもよう。
となると、「カウボーイビバップ」「ガン×ソード」「ボトムズ」あたりの世界観がベースとなるのでしょうか。
特に「ガン×ソード」の世界設定にほとんど当てはまりますねこれ。
外宇宙への進出の一環で惑星EIが流刑星として開発されるも、頓挫して地球から管理を引き上げられそこで流刑人の子孫である人類が繁栄している、という感じになるのでしょうか。
(ガン×ソード劇中での地球は既に滅亡まで行ってしまっていますが)
しかし『T』では退廃の度合いは分からなくとも、守るべき対象として地球は健在しているらしいです。
「宇宙開発及び整備・管理が退廃している」だけであってマジンガーや宇宙世紀ガンダムがいるということは連邦政府がいるということで、地球自体は物理的な退廃はしていないのかもしれませんが。
「カウボーイビバップ」では地球はほぼ壊滅状態ですので、その辺の兼ね合いはどうなるのかな?
参戦作品だけでなく、舞台設定もわりと好きな部類です。こういう停滞してたり泥沼化した世界に風穴を開けてやろうという展開は気持ちが良いです。
もしPS4のみの展開だったなら出費的との兼ね合い的な意味でたぶん購入は難しかったと思いますが(ほかにもやりたいソフトはいくつかあるのですがなかなかハードごとの購入に踏み切れない)、
Switchでも出るということで間違いなく購入・プレイすると思います。
『スーパーロボット大戦T』は2019年内発売です。
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