多摩爺の「時のつれづれ(文月の28)」
元総理、凶弾に倒れる。
「アベちゃんが撃たれて、心肺停止だってよ。」と、
リビングでニュース速報をみた女房が・・・ 突然、大きな声をあげた。
安倍晋三元総理大臣に向かって「アベちゃん」とは、真に申し訳ないと思うが、
山口県の西部出身の私たち夫婦にとっては・・・ 同郷の元総理であって、
尚且つ、私と同じ1954年(昭和29年)生まれだから、
自分たちが、勝手にそう思ってるだけだが・・・ とっても親近感がある為政者だった。
2022年7月8日(金)11時30分過ぎだった。
最終盤となった参院選挙のテコ入れとして、奈良市で応援演説をしたいたところ、
背後から発砲を受けて倒れた元総理は、ドクターヘリで搬送され、救命措置を受けたものの、
同日17時03分、東京から駆けつけた夫人の到着を待って・・・ 残念ながら帰らぬ人となった。
テレビで速報が流れたのは、12時少し前だったので、
事件発生から既に、約30分が経過しており、緊急搬送の真っ最中だったと思うが、
その後メディア各社は、ニュース、ワイドショー、ニュースを経て、報道特番へと続き、
私が床に就く23時前まで、繰り返しながら新しい情報を加味して・・・ 事件を追い続けてきた。
いまとなっては愚痴になってしまうし、警備を責めるつもりはないものの、
SPは守ることができなかったのだろうか?
犯人が近づいてきたとき、危機を察知することができなかったのだろうか?
時は戻せないが・・・ 残念で堪らない。
アベちゃんが心血を注ぎ、憲法を改正してまで、その存在を明記しようとした自衛隊だったが、
その自衛隊に、3年間在籍していたという、41歳の若者が発砲した3発によって、
志の半ばで、命を落とすことになってしまったんだから、
なんともはや、如何ともし難い・・・ やるせなさと、虚しさがこみ上げててくる。
元総理の政治信条に恨みがあるわけじゃないが、特定の団体に恨みがあり、
関係があると思いこんで、元総理を狙ったとの情報が報道されている。
そんなことが殺害の動機になるなんて・・・ 全くもって理解できないし、
取って付けたような言い訳にしか聞こえない。
いかなる理由があろうとも、人を殺めても良いという屁理屈があってはならないし、
法治国家においては、裁判を経ないで・・・ まかり通ることはありえない。
とはいえ・・・ 悲しいかな、犯罪者の思考や、供述の一つ一つは、
常識では理解できないほど、いつも我が儘で、いつも理不尽なものである。
アベちゃんの実績を振り返ると、アベノミクスや、拉致問題、平和安全法制などの評価の部分と、
モリカケにサクラといった批判の部分があり、評価は功罪に分かれるかもしれないが、
半島や大陸に対して、1本筋が通った姿勢を崩さなかったことは、大拍手といって良いだろう。
与野党を問わず、衝撃とショックはとてつもなく大きかった。
参院選挙の最終盤でありながら、各党は示し合わせた様子もなく・・・ 選挙戦を一時休戦し、
犯罪への怒りとともに、哀悼のコメントを述べているんだから、推して知るべしだろう。
さらには海外のトップからも、多くのコメントと弔辞が入っていた。
ウクライナに侵略戦争をしかけ、多くの人々を死に追いやったロシアのトップは、
自らの残虐な行いには目を背けて、元総理の資質を称えているんだから、笑ってしまったが、
図らずも、自らの口で、自らの行動は間違ってると証明してるわけだから・・・ バカ丸出しである。
さて、一時休戦により、残すところ1日となってしまった参院議員選挙、
民主国家の戦いの場は・・・ けっして武器に頼ることのない、言論の場である。
国政選挙は、まさに主戦場であり、思う存分に意見を戦わせて欲しいと願ってやまない。
この国の国民性は、世界に胸を張って誇れると・・・ 私は思っているが、
元総理が求めていた「美しい国ニッポン」とは、いったいどんな国のことだったのだろうか?
いま一度、その話を聞く機会があればと・・・ 悔やまれてならない。
お疲れさま、アベちゃん
心よりご冥福を祈念させていただきます。
とっても親しみがある政治家でした。
残念で堪りません。
まだまだ活躍出来るお歳本当に残念です。
ご冥福をお祈りいたします
最近では、果物や野菜が盗まれたり、無人販売店で持ち逃げがあったりしています。
一握りの不心得者の仕業だと思いますが、思うに以前からそういうのはあって、
情報化社会になってから目立ったきたというか、無視できなくなってきてるんだと思います。
それでも・・・ 外国人が、あっと驚くような優しい国で、あり続けて欲しいと願っています。