多摩爺の「四季おりおり(その3)」
夏の彩り 蓮(ロータス)
蓮(はす)である。
睡蓮(すいれん)ではなく、もちろん水蓮(すいれん)でもない。
ややこしいが・・・ 蓮(はす)である。
蓮(はす)と、睡蓮(すいれん)の違いを調べてみたら、
共通してるのは、6月から8月ごろにかけて、水の中で咲く夏の花ということぐらいで、
それ以外については、ハッキリと区分が出来るんだから、調べてみるものである。
蓮(はす)の特徴は、次のとおり・・・
・水面から高い位置で花が咲き、咲き終わると花弁が散り、蜂の巣状の果托が残る。
・葉っぱには光沢がなく、ツヤもないが撥水性がある。
・根っこはレンコン(食用)で、高級食材として売られている物もある。
・名前の由来は、花が散った後の果托が蜂の巣に似ていることから
ハチの巣→ハチス→ハスと呼ばれるようになったらしい。
・英語名は「ロータス」
睡蓮(すいれん)の特徴は、次のとおり・・・
・水面で花が咲き、咲き終わると閉じて水の中に沈む。
・葉っぱには光沢があり、ツヤツヤしてるものの撥水性がない。
・根っこは塊根で、食用になるかどうかは不明
・名前の由来は、日差しが弱くなると花を閉じるそことから、
睡眠の「睡」の字を用いて睡蓮と名付けられている。
・英語名は「ウォーターリリー」
たかが花なんだけど・・・
歳が歳だけに、知っとかないと恥ずかしいね。
上野恩賜公園(台東区)の不忍池(しのばずのいけ)で咲いていた蓮(はす)の花
蓮の花が散った後を、よくよく見ると・・・ 蓮の由来となった蜂の巣状の果托がある。
5年前の夏、京都で撮った水蓮(すいれん)、よくよく見たら、
やっぱり蓮(はす)とは・・・ 似て非なるものであった。
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