多摩爺の「東京ぶらぶら(その3)」
桜並木 JR国立駅前大学通り (国立市)
今朝のニュースによれば、昨日は都内で新型コロナウイルスの感染者が大勢でたらしく、
本来なら外出は自粛しなきゃならないんだろうが、
桜が満開だから・・・ どうしても、我慢が効かない。
所用があって出かけられない女房(我が家のコロナ対策本部長)からは、
今年は止めとけと言われたが、
おバカな爺さんは、これはもぉぉ・・・ 花見好き日本人の遺伝子に問題があるのであって、
私個人の我儘ではないと決めつけており、もはやブレーキが効かない。
ということから、マスクに手袋、眼鏡、
さらにはジャンパーの襟を立てたうえでマフラーを巻いて完全武装したうえで、
写真撮影以外は立ち止まらず、時間は1時間限定と決めて、
サラリーマンの通勤が一段落した10時過ぎに、
北多摩の自宅から一番近い桜の名所・国立市の大学通りに出掛けてきた。
JR中央線の国立駅から、JR南武線の谷保駅に向けて、南北約2キロ続く直線道路は
道の両サイドに国立一橋大学、都立国立高校、私立桐朋高校・中学校などの名門校が揃った
都内でも指折りの文教地区で、学力の偏差値に合わせたかどうかはしらないが、
この町に住みたいと思っても、懐具合の偏差値も相当なハイレベルだから・・・ ちょっと厳しい。
片側2車線ある自動車道の両サイドには、小さなブロックで守られた自転車道が整備され、
さらにその両サイドは、東京都の花「ソメイヨシノ」と、
色とりどりの草花が植えられていて・・・ 緑がたっぷりある。
例年なら、この草花の隙間をぬってブルーシートが敷かれ、お花見なんだが、
さすがに今年は自粛されてる。
さらにその両サイドは、東京都の木「いちょう」が整然と並び、春秋で彩りに溢れている。
その両サイドが歩道だから、交差する横断歩道を渡ろうとすれば、
横断歩道に辿り着くまでの距離がけっこうあるので、うかうかしてたら間に合わなこともある。
もう一度、整理しておくと・・・ 車・自転車・桜・草花・いちょう・歩道・住宅の順で
センターラインを挟んで左右対称に区分されているのだ。
また、景観との関係から、高層ビルやマンションの建設が、一部の地域で制限されており、
歩道に隣接して、覗けるぐらいの至近距離で、庭付きの戸建てがあるわけだから、
セキュリティ的には若干心配ではあるものの、セレブ感がありありで羨ましくもある。
一つ残念だったことは、何年か前に女房とお花見ランチにでかけたレストランが閉店していたこと
このレストランの窓際の席は、最高のお花見スポットだったんで、これは・・・ 勿体ない。
もう少しゆっくりしたかったが・・・ そろそろ1時間
早く帰らなきゃ、我が家のコロナ対策本部長から雷が落ちそうである。
ちょっと消化不良だが、時勢が時勢だけに、こればっかりは・・・ しかたない。
それにつけても・・・ コロナが憎い。
来年こそは、ビール片手にゆっくり楽しみたいものである。
追加
余談になるが、国立市(くにたち)界隈は、もともと谷保村(やほ)という地名だったが、
1926年(大正15年)に国鉄の中央線に新駅ができた際、
「国分寺駅」と「立川駅」の中間にあることから、
双方の駅から一文字ずつとって「国立駅」と名付けられている。
その後、1967年(昭和42年)市政施行となった際、
旧地名の谷保ではなく・・・ 国立を選んだというから面白い。
早い話・・・ 昔からの地名ではなく、
利用者の多くに馴染んでいた駅名が優先されて国立市になったのである。
なお、国立(くにたち)音楽大学という大学は、
1970年代に国立市から立川市にキャンパスが移転しており、
現在は国立市に同大学は存在しない。JR中央線「国立駅」の1番ホーム(立川・八王子方面行き)から大学通りを撮影(ガラス越しなんで光が強すぎるかも)
右下方向には、4月4日に完成予定の・・・ かつて国立駅のトレードマークだった三角屋根昔ながらの三角屋根が懐かしい国立駅の南口
ここの交差点は、時計回りで円を一周しながら行きたい方向に抜けて行くロータリー方式になっている。北風に吹かれてそよぐ満開のソメイヨシノ(七分咲きかな?)
国立駅南口から約1キロ先にある歩道橋の上から撮影
残念ながら閉店したようだが、大学通り添いにあったフレンチレストラン
何年か前に窓際の席でお花見ランチしたことが思いだされる。(これは、その時の写真)
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