多摩爺の「東京ぶらぶら(その10)」
アウトドア ヴィレッジ 昭島 (昭島市)
高校野球が大好きで、多摩地区の球場にはよく足を運ぶが、
私は基本的にインドア派で、キャンプやスポーツを積極的にを好むようなアウトドア派ではない。
そんな私に女房が・・・ 「冬用のダウンジャケットやベストが、ずいぶん古くなったから、
昭島のアウトドアショップに行こうよ。」と声を掛けてきた。
「えっ、なんで昭島なの? 立川や国分寺の駅ビルじゃないの?」と聞くと、
「あんた昭島に大きなアウトドアショップがあるの知らないの?」と小バカにしたようなお言葉、
「知らないよ。キャンプやバーベキューしたいとは思ってないし・・・ 。」と返すと、
「外出するとき着てる、冬物の服がヨレヨレでしょ。」と攻め口を変えてきた。
「ジジイなんだから、ある物を着てたら良いじゃん。」と言ったら、
「それじゃ、私が恥ずかしいの。」とくるではないか。
さらに「年が明けてシーズンオフになったら、セールやってんじゃないの?」って言うと、
「それで去年(今年)行ったら、合うサイズがなかったじゃないの?」ときた。
そう言えば・・・ そんなこともあったような、気がしないでもない。
私はすっかり忘れてたが、女房はしっかり覚えていたのである。
まっ、言い争いしたいわけじゃないので、
そんなこんなで、軽くジャブを打ち合った後は、素直に従って昭島に行くことになった。
なお、昭島(あきしま)とは・・・ 多摩地域最大の都市「立川市」と、
在日米軍の横田基地がある「福生市」をつなぐ、JR青梅線の沿線にある都市だが、
JR昭島駅の真ん前には「モリタウン」という大きな商業施設があるし、
映画館もあったりする・・・ けっこう賑やかな町である。
これは私の勝手な思い込みで恐縮だが、多摩地域における駅前の商業施設の賑わいについて、
吉祥寺、立川、八王子を別格だとしたら、
乗降者数と駅の大きさでは、国分寺や三鷹に適わないと思うものの、
駅前の再開発が終った武蔵小金井と、町作りが上手すぎる昭島の賑わいには目を見張るものがある。
また昭島には、横田基地に近いという特殊事情からだと思われるが、
近隣を見渡しても、高層マンションがないにも拘らず・・・ 不思議なことに、
大きなショッピングセンターがあり、立川まで出かけなくても買い物に不自由はないし、
金融機関やクリニックなどの、生活に必要な施設は駅前に全て揃ってるし、
駅の北口周辺だけかもしれないが、道路がやたらと広くて・・・ もの凄くスッキリしてるのである。
ただ、あえて一つだけ・・・ 気になることを挙げるとしたら、
これもまた、横田基地に関係があり、離発着する軍用飛行機の騒音を含めた圧力(低空飛行)を、
月々日々にというか、それこそ毎日のように感じることだろう。
そんな昭島の駅前に、アウトドアショップの聖地とも云える、
「モリパーク・アウトドアヴィレッジ」があったことを・・・ すっかり忘れていた。
ノースフェイス、コールマン、スノーピーク、モンベル、ヘリーハンセン、コロンビアなどの、
人気ブランドの直営店が・・・ それぞれ1戸建ての店舗を構えて、
ヴィレッジ風に、軒先を連ねて建ち並んでるだけじゃなく、
店舗1軒の隅から隅までが、まるごと当該ブランドのショップになっているのである。
さらに敷地内には・・・ クライミングや、カヤックの体験施設があったり、
野菜や五穀米などの、ヘルシーな食材を使ったメニューの、
陽差しと風を感じながら、ヘルシーなランチが楽しめるテラスカフェもあり、
まさにアウトドア的なスペースが・・・ 贅沢に広がっている。
結局、リバーシブルのダウンコートと、フリース素材のジャケットとベストを、
ああでもないとか、こうでもないとか、いやいやこっちなんて、ぶつくさ言う女房の指示どおり、
来年、古希を迎える爺さんは・・・ まるで着せ替え人形の如く、試着を繰り返しながら、
暖冬という予報がでているにも拘らず、冬支度に5万円超の買い物をしていただいたのである。
インドア派の私からしたら、どうでも良いことだと思いもするが、
女房から言わせると・・・ どうやら私は、見てくれというか、
服装を気にしないにも、程があるタイプらしく、
「毎日同じ服を着るな。少しぐらい身だしなみに気をつかえ。」と毎日のように小言を言われている。
私的には、寝癖は直してるし、髭は剃ってるので、だらしないとは思ってないんだけど、
「そんな問題ではない。」と、ピシャリだから、
こういったときは・・・ 「はいはい。」であり、素直に従うしかない。
自分が着るものは、自分で選ぶのが、世の中的には普通のことだと思うが、
50代に入ったころから、会社での服装がスーツからカジュアルに切り替わったこともあり、
辞令交付のとき以外は、ブレザーにノーネクタイだったので、少しはお洒落してたつもりだったが、
いま振り返ってみたら、仕事着も普段着も、ほとんど女房の言いなりだったことに気づかされる。
50代から始まった着せ替え人形スタイルは・・・ 既に20年近く経っており、
いまさらどうにもならないし、女房からその権限を取り上げるのも勇気が必要であり、
争い事を好まない私としては・・・ それは最も苦手な分野である。
買ってもらった後、女房から「10年ぐらい着れるかもね。」と言われたが、
ヨレヨレになるか、破れてしまわないない限り、おそらく10年過ぎても着続けているだろう。
目の前にある物、箪笥の一番上にある物、ハンガーにかかってたら最初に目が付いた物に、
なにも考えずに手が伸びるタイプなんで・・・ 面倒くさい奴だと思うが、
幾つになっても、女房の助けが必要なんだと思ってるし、
我が儘かもしれないが・・・ 夫婦って持ちつ持たれつだから、それで良いんじゃなかろうか?
追伸
買い物が終った後、暖かかったのでテラスカフェで、ランチしようと誘ったら、
「ダメダメ、節約しなきゃ。」と、想定外の言葉で一喝されてしまった。
「えっ・・・ ?」と、思いもしたが、
切り替えの速さと、現実をしっかり見てる女房には・・・ やっぱり適わないようである。
JR昭島駅の北口を出て、駅前ロータリーの左側を歩いて最初の信号を渡ったら直ぐそこにあって、
歩けば5分弱の距離だったと思う。
敷地の中に入ると戸建ての店舗が並んでるが、1軒まるごとがブランドショップの直営店だから、
品数も、種類も、サイズも・・・ より取り見取りだが、長く居るのは疲れるかも?
池の右手にある日陰の部分は、モンベル店に併設されたテラスカフェで、
前の広場にはクライミングが楽しめる設備があった。
昭島のモリタウン一帯は昭和飛行機の開発ですね。昔よく行きましたよ。
立川の北口は立川飛行機の開発が進行中で驚きます。
立川昭島は立川基地関連企業が街づくりに貢献していますね。
仰るとおりです。
立川から昭島にかけては、スポーツ施設があったり、公園があったり、緑や水があったりで町作りのデザインが上手いですね。
昭島は駅の規模や乗降者数からみたら、三鷹や国分寺に適いませんが、住む人にとって優しく、思いのほか賑やかな町だと思います。
今日は寒い朝ですね。いつもありがとうございます。
ブログ拝見して、我が家と同じ会話に苦笑しています。主人も全く着る物に無関心、目の前に有る服をバラバラに着ています。家なら良いのですが、出かける時は並んで歩くのは恥ずかしいのでちょっと離れています❗知り合いに出会うと困ります。
自然が大好きな主人は、汚れてもお構い無しの薄汚れ洗濯しても見た目は同じ,,つなぎ,, を楽そうに着ています。
そろそろダウンを買い換えないとダメですが、多分お構い無しに着ると思います、
髭は見た目が悪いので口煩く注意します。散髪は毎月、バリカンで私がしています。
今、又汚れた作業服を着てお気に入りの趣味の小屋へ行きました。
至福の人生を満喫してる我が夫です❗
霞ヶ関まで通勤。一度も昭島には行っていまん。
イメージてかには、基地の街
いい所なんですね!
私と似たようなタイプの方がいらっしゃったなんて、
嬉しいと言ったら良いのか、奥様にお気の毒と言ったら良いのか、難しいコメントになってしまいました。
でも・・・ 私の行動にご理解いただけてるようで、少しホッとしたような気持ちになってます。
私も最近まで昭島は、基地の町かと思ってましたが。
昭島と福生は全く別物で、ひょっとしたら・・・ 基地で働く人の町かもしれませんね。