伊勢の祈り

大いなる働きを信じて。共に幸せになりましょう。

まごころを尽くすと、それが自分の「力」となる

2017年06月14日 20時39分19秒 | 日記
磨くと輝きを放つ


内に誠意がなく、ただ外部に表れたものは、一つの虚礼にすぎない。

礼節の形式はあっても、その精神がない。内部に欠けた敬意を故意にありそうに装うのは、

むしろ、無礼に近い」


戦前、国際連盟事務次長を務めた新渡戸稲造はこう述べています。さらに続けて、

こう言うと、「私には尊敬するべき人がいないから、礼節を表すことができない」などの

暴論を吐く者があるかもしれない。しかし、他人を尊敬する念は、誰の心中にも必ず

潜んでいるものである。また少し注意すれば、どんな人に対しても、必ず尊敬すべき理由を発見し得るものである。

もし他人を尊敬する念のない人があるとすれば、それは、その人に自重心がないのである。

いやしくも自らを重んじる人であれば、必ず人を尊敬する。他人を尊敬する念が起こらないという人は、

自分の心中に大きな欠陥があることを告白するものである。




自分のココロと向き合う


新渡戸稲造の残した言葉を見ますと、他人をあれこれ評価する前に

まずは、自分のココロと向き合い、自分の態度・行動を見つめ直す大切さを説く思いが感じます。

昔からある言葉で、人の振り見て我が振り直せの精神を言い換えてやさしく諭すようです。



見つめ直す素直な心


神社にお参りにくる方からこのような質問があります。

・「神さまのご利益がありますか?」
・「ここの神社で効果がありますか?」
・「ここの神社で何が祀られていますか?」

以上のような質問をされる方は、神さまを自分の思うように何でも聞いてくれる存在としか

思っていない方なのかもしれません。

本来、神さまに対しては感謝のまごころを捧げるのが正しいあり方です。

そのまごころを捧げるにあたり、自分自身が神さまに向き合うにあたり神さまが望まれる

生き方をしているだろうか?

汚い心をなくし、清らかな心で過ごしているか?

と常に反省を繰り返しながら、目に見えない世界に謙虚に向き合うのが大切なのです。

神さまは、そういう人をご覧くださり不思議と守ってくださるのです。

自分の外側(他の人など)でなく内側(自身の心)を大切にする、大事にする。


そのような視点を頭の片巣においてくださり、お過ごしくださればと思います。

お読みくださり有り難うございました。

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