伊勢の祈り

大いなる働きを信じて。共に幸せになりましょう。

〇自然のようにこだわらず、大らからに生きましょう!

2017年06月12日 11時16分36秒 | 日記
いい人生を歩む視点とは?


風わたる青田がやさしい陽をうける爽やかな季節となりました。

なだらかに続く青々とした山の稜線、時間をかけながらなゆるやかに流れる川。澄み切った空。

緑ゆたたかな国土の全ての自然界の生き物が生き生きとしているように感じます。

もしこの景色が、山には木がなくはげ山で、川の水は生活排水で汚れ、冷たい感じの受ける建物

だらけになってしまっていたらと思うとゾッとします。

日本の先人たちが残してくださった美しい自然から、今に生きる私たちはたくさんの贈りものを頂いています。

例えば、山に木があり森となっているから、雨が降った時に雨水を山の木々が蓄えてくれる。

長い月日を経ながら何層にも地下に染みわたり、それがにじみ出て沢となり、川となる。

川から水を引いて田に水を張ることができ稲が育っていく。また、山の養分を含んだ川水は、海へと流れて

そこには、魚がエサを求めて集まる漁場となる。

この大きな自然の仕組みの中で、私たちは関係をもって共に生きていることを思いますと、次の世代の

人々のために、少しでも先人たちから受け継いだ豊かな日本の自然を残していかなければと思います。




人生はタスキを次へつなぐ一区間


神道には、「中今(なかいま)」という言葉があります。『続日本紀』の言葉。

恥かしながら、私は最初、この言葉を見たときに”なかいま”と読めませんでした。

この言葉の意味は、自分の命は過去のご先祖があってこそ、つながっていて今の自分の命に至り、その命を

次の未来の命へとつないでいく、その中にいる存在と言われています。

大いなるはたらきによって最初に地球上に誕生した命を引き継ぎ、つないでいく存在の命。



一人ひとりがつなぐ大切な使命がある


新聞やテレビの報道で、家族による殺人事件が起こるたびに心をいためます。

そして、どうしてこのような事件になってしまうのだろうかと暗い気持ちになってしまいます。

大切な命のつながり、重要な考えがストンと抜け落ちてしまったからではないでしょうか。



神さまを大切にする人は人を大切にする


悠久の時間の流れを経ながら、大いなるはたきによって人の命が

最初に誕生したということは、人の命はそのはたらきによって生み出された命、つまり、人は神さまから御魂(みたま)

を分け与えられた命を宿しているとなります。一人ひとりの中に神さまが宿っている。ということです。

そして、この世で生きながら一生かけて家庭で、仕事で、地域で大切な思いと心を、次の世代にタスキを

つないでいく、中継ぎの尊い存在です。自分のたちの代で終わりではありません。

そのような視点で、大らかに生きましょう!




お読みくださり有り難うございました。
明日は、タマとタマシイについてアップします。
どのように違うのか日本語をたどりながらともに考えていきましょう。




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