自分の腕は棚に上げて

日々の徒然を思いついた時にボチボチと・・・ 

ありがたみ

2016-09-12 | 日記

スマホの売り上げが伸びるとともに、月々定額で

「見放題」とか「聴き放題」というサービスが増えてきています。

商品ごとに対価を支払うのではく、「ひと盛りいくら」

という“おまとめ安売り感”なソフトの売り方に

とても疑問を感じています。

 

月額980円で何でも聴けるサービスが当たり前になると

少ない小遣いや昼飯代や部活帰りのジュースをを我慢して買った

我々が高校生の頃の青春の想い出は全く無意味になってしまう。

このソフトに対価も払わず、満足を得られる仕組みに戸惑ってます。

 

昔も今もアルバム1枚 2800円。

よく「LP1枚、我慢しよ」と言ってTシャツを買ったりしてました。

バイトも、これだけ働いたからLP3枚買える! とか言って

何かにつけて生活の大きな単位でした。

何かにつけてこの2800円という単位でモノを考えていました。

 

アルバム1枚、その中の楽曲1曲・1曲に対して聴くことの

「ありがたみ」がものすごく少なくなってる気がします。

アルバムの中で「ハズレ」な曲があっても、どうにかテクニックとか

音色とか歌詞とかどこかいい所はないか探しましたよ、昔は。

それくらいアルバム1枚を買うのに『力』が必要でした。

 

平成生れの人たちには、「聴き放題」が当たり前なんでしょうが

昭和で育った我々は「聴き放題」とかにすごく「うしろろめたさ」を感じてしまいます。

 

オーディオが廃れ、音楽シーンも廃れ、このままいくと

テレビドラマも映画もみ~んな廃れてしまいそうです。

スマホで出来ることが増えるほど、廃れる産業や分野が増えていく気がします。