たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事,家族,後遺症・・・。感謝の日々を綴っています。

教科書が変わったら…

2024-07-09 22:16:09 | お仕事
今年は10年に1度の
「小学校教科書のモデルチェンジ」である。

学校関係者以外は
「気づかなかった。」
と思うかもしれない。
学級担任でも、
違和感を感じないことが多い。

そのような中で、
「支給される教科書の会社が変わる。」
ことがある。
これは
「自動車をトヨタから日産に変える。」
というくらいの大問題である。

単純に、
1年生が購入する「算数セット」等の学用品が変わる。
授業の内容は文部科学省に示されているから大きくは変わらない。
しかし、
「教える内容の順番(年間計画)」や「学習の難易度」が変わる。
それが「教科書会社の特徴」だからである。
「馬力はA社だ上で、燃費はB社」
といった感じである。

私の職名の地区では、
算数科の教科書が外車が変わった。
前回の「算数科の教科書会社の変更」では、
「万人向きの簡単な教科書から
 学力向上を目指した高度な教科書。」
に変わった。

ちなみに教科書は、
文部科学省が「候補」を選ぶ。
その中から、
教育委員会担当者と現職教員(選定委員)が
数名で集まって、
1年間かけて会議を重ねて、
1冊ずつ良し悪しを文書にまとめて、
その結果を教育委員会に報告する。
最後は近隣地区の教育長が集まって決定する。

今回は逆に戻る形の変更である。
今回の変更が、
「児童のわかり易さ。」
「教師の教え易さ。」
「保護者の家庭学習のさせ易さ。」
に、どんな影響を及ぼすのか?

更に更に、
「教科書が重すぎる。」
「タブレットや電子黒板の活用。」
「多様化への対応。」
という配慮も揚げられ、
教科書会社も工夫を重ねられ
「教科書の品評会」の様相である。

来年度は中学校教科書の改訂。
現場としては要注目である。




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