
気候は夏だが暦は秋。
小屋の町内の秋祭りが開催された。
町が高齢化したことを理由に、
祭りの廃止が吟味された。
「帰省する我が子や、
その孫たちを迎えるために…」
有志の住人が
開催・運営を買って出た。
物価高騰の影響で
町内会の屋台も高騰。
焼き鳥1本200円。
専門店のキッチンカーを招いて、
全店を500~600円に揃えた。
浴衣の子どもたちが
会場の公園を走り回る。
大人が
酒と料理と再会を堪能する。
この町は、
まだまだ生きている。
「私も加わりたい。」
「有志に加わりたい。」
「我が子や孫を招きたい。」
それが目下の夢。
それまでは
心身に余裕が無い
部外者を演じて
校務に専念する。
来週から
隣町の大祭。
文化遺産の音色を耳に
多忙な校務に専念する。
あと数年の我慢だ……