「ACOUSTIC GUITAR MAGAZINE VOL28」。
ボブ・ディランの特集記事があったり、「ビンテージ・ギターとつき合う」などという何ともくすぐられる記事があったので買ってみた。
読み進めているうちに、その「ビンテージ・ギターとつき合う」の記事の中へ、「弦の止め方」がイラスト入りで1ページも割かれているではないか。
「何を今さら弦の止め方なんか・・・」と眺めていると・・・
「何??」
ブリッジ・ピンは溝の無い方を、弦に当てて差し込むとある。
ギターを弾いて30年。今までそんなこと聞いたことも見たことも無いぞ(>_<)
ブリッジ・ピンの溝は、ブリッジからブリッジプレートにかけて、弦溝が切られていないギターの場合に使うのであって、表板裏のブリッジ・プレートまで弦溝が切られている場合、ブリッジ・ピンは溝の無い方を弦側に向けて差し込むのだそう・・・
こうすることによって、キッチリと弦のボール・エンドがブリッジ・プレートで止まるんだそうです。
このやり方でないと、ボール・エンドが溝に食い込み過ぎて、ブリッジ・プレートを損傷したり、弦の巻き返し部分がサドルに乗ってしまうことになるそうだ。
げげ・・・ 知らんかった。(>_<)
そろそろD-28も弦の交換時期だし、古い弦をはずしてしばしブリッジを観察。
ブリッジから裏のブリッジ・プレートまで弦溝が切られてる。
うう、今まで正しい弦の張り方をしてなかったことになる。(T_T)
物は試しと、この方法で弦交換。
ブリッジ・ピンの溝をおしりに向けて差し込むなんて、なんか違和感あるなぁ。
交換後に良く見ると、確かに弦の巻き返し部分が今までよりブリッジから出てこない。
それでいて、サウンド・ホールから手を突っ込んで弦のボール・エンドを触ってみると、ちゃんとブリッジ・プレートで固定されている。
今まで、ボール・エンドが食い込み過ぎてたのかな。
ブリッジ・ピン自体も変形してるし。(これも食い込み過ぎでブリッジ・プレート損傷の原因となるそうです)
早速チューニングして弾いてみる。
「ジャリーン!」
「おお!いい音!」
新しい弦の音は気持ち良いですね(^^)v
でも、この弦の止め方での音の違いはわかりましぇん・・・^_^;