『Martin D-28 Marquis』 オーナー:坂手寛達くん
坂手君が素晴らしいギターを手に入れました。
レギュラーのD-28とは材も作りもまったく異なるギターです。
14フレット・ジョイントのドレッド・ノートとして1934年に初めて世に出て以来、アコースティック・ギターのスタンダードともいえるモデルになったD-28ですが、外観上の違いはあまり無くても多くのマイナー・チェンジを繰り返しています。
このモデルはGE(ゴールデン・エラ)の後継機種として発売された、戦前モデルを再現したギターです。
外観上ではダイヤモンド・インレイ、ロング・サドル、ヘリンボーン・トリムが只者ではないことを表しています。
フォワード・シフテッドのスキャロップド・Xブレーシングと、ネック幅が広いためネックの質量の違いが一番音に違いを出している部分でしょう。
トップ板も、今となっては希少なアディロンダック・スプルースが使われているそうです(サンバーストに塗装されているので見た目ではまったく分かりませんが)。
音量はもちろん、深みのある中低音と柔らかいサスティーンが素晴らしいギターです。
坂手君、これは一生モンのギターですね!
これから大事に育てていってください。
(^^)/