『筝(琴)』は奈良時代直前に中国(唐)より日本に伝わったとされていて、今もお正月には全日本国民が耳にする歴史ある和楽器ですね。
一方、オカリナの発祥はイタリア。19世紀後半に、土笛に西洋音階が導入され、ガチョウの子供を意味するオカリーナと命名されたんだそうです。
そんな二つの楽器が出会って妖艶な音色を聴かせてくれるユニットが『妖(よう)』です。
『筝』奏者:原野学さん
『オカリナ』奏者:渡辺史子さん
筝とオカリナという珍しい組み合わせですが、様々なジャンルの楽曲を演奏されます。
ライブは8時スタート。
1曲目はアンデス民謡でした。日本とイタリアの楽器を使っていながら、目を閉じて聴いていると遠くアンデスの山々が浮かんで来て、まったく違和感はなし。
三味線と、珍しい中国のひょうたんで作られた笛も聴くことが出来ました。
三味線とオカリナでベンチャーズなんかも聴かせてくれました(^^♪
尺八とオカリナの競演 (^^♪
J-POPや異国の民謡など、幅広いジャンルで楽しませてくれましたが、やはりその楽器の得意曲があるようで。
筝では皆さん良くご存知の『春の海』、オカリナ曲では『小鳥』というのを演ってくれましたが、どちらもパートナーの方はその伴奏に苦労するんだとか。
アレンジ、奏法とも難しいんでしょうが、お二人の負けず嫌いと熱心さが、この曲を素敵な楽曲に仕上げていました。
アンコールでは原野さんが筝の独奏を聴かせてくれました。
『筝』と『オカリナ』という、フォーク酒場では滅多に聴くことが出来ない貴重なライブ。
お二人の素晴らしい演奏に癒された一日でした。
また機会があったらぜひここで演奏してもらいたいと思います。
原野さん、渡辺さん、昨夜は素敵なライブをありがとうございました!!
また聴きに来てくださった皆様にも感謝いたします。
(^^)/
セットリスト
01. 花祭り アンデス民謡
02. 春の海
03. うれしいひなまつり 変奏曲
04. てぃんぐさぬ花 沖縄民謡
05. 涙そうそう (中国楽器使用)
06. 小鳥
07. TSUNAMI
08. コンドルは飛んで行く
09. おくりびと
10. 春よ、来い 松任谷由実
11. 宵待草
12. DIAMOND HEAD
13. 見上げてごらん夜の星を
en. 荒城の月 (筝のみ)