畳刺 父ちゃんの日々

四天付拝敷

2月2日(土)3日(日)と幕張で千葉県畳組合主催の四天付拝敷制作の講習会に参加してきました。

拝敷とは、お坊さんがお経を唱えるときに持ち運んできて座る敷物です。


四天とは四天王の事でそれぞれ、

東に持国天王(ジコクテンノウ)国家安泰を願う守護神。
南に増長天王(ゾウジョウテンノウ)五穀豊穣を唱え仏界を警備する守護神。
西に広目天王(コウモクテンノウ)額に第三の目を有し世の中を観察しながら信者を護る守護神。
北に多聞天王(タモンテンノウ)《別名毘沙門天》仏界を悪魔から守り仏法を広める武神の事である。

仏界においての世界一高い山、須弥山(シュミセン)の頂点(中心)に座するのが帝釈天(タイシャクテン)で中腹の東西南北に備え構え周りを守護し帝釈天に仕えるのが、四天王という事である。

《参考資料 たたみ新聞掲載 松本桂冶書》

拝敷全体を須弥山に例え、中心に僧侶が座り、それを護る四天王を抽象的に表したものが、四天という事なのである。

二畳台が主に真言宗で使われ、拝敷はその他宗派でそれぞれ使われる。

標準が幅21紋、丈42紋の大きさであるが、今回は白中紋で幅20紋、丈40紋の四天付拝敷を作成した。

講師の先生は、先週もお世話になった神奈川の板垣先生。

   

まず畳表の準備と紋べりの準備。

   

紋縁をそれぞれに裁断し、畳表に障子紙を貼り下準備。

     

作り方は有職本式でなく、割り縫いでの略式。
先に額縁の角を作り、紋縁の柄を合わせながら逢着。
  
    

そして畳表を寸法に裁断し四天縁から縫い付け。

    

      

四天が終わったら額縁を縫い付け、裏に返し角を作り、返し縫いをする。

最後に表にして四天縁の脇を縫い完成clap

      
                  四天付拝敷


                  角の紋合わせ

    
                  裏の造作

      

今回は、完成するまで正直すごい苦労した。
天候や会場のせいがあるのだろうが裁断した紋縁の寸法がだいぶ変わってしまったのである。

    

2日目は、すごい雪。

前日より紋縁がだいぶ縮んでしまい紋が合わず正直何度か縫い直した。
紋縁の歪みも酷く合わせるのに、またまた苦労し、結局講習時間内に終わらせる事が出来なかった。( 受講者全員nose4 ・・・先生ゴメンなさい )

家に帰り工場で夜なべをして作業終了。

節分だという事をすっかり忘れていて子供達に朝、怒られてしまったhi

ちょっと大変だった今回の講習会でした。

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ma
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追伸

うちのパパ

『ノロウイルス』になりました

大人の男の人もスゴイしんどいみたい。

父ちゃんさん!!

ノロウイルスにも注意です。

手洗いうがい 早寝早起き σ(・ω・)σ

☆まあ☆...φ(uωu`*)))デス.+゚♪
ma
父ちゃん様

お元気そうでなによりです(●´艸`)ィヒヒ

そちらも雪ですもんね~
新潟はガッツリ降っても当たり前か・・・

雪掻きして雪だるま作って
ソリで遊んで・・・

子供と一緒にまあも遊んでます。

父ちゃんさんも畳つくりがんばってますね

まあももうじき(らんちゅう)のシーズン。

頑張らなくては!!

一応職人?を気取ってますので
職人つながりを装いました・・・σ(・ω・)σ

Wiiおもしろいですよ。
子供達に是非!!順番を待てず
息子らの仲間入りして戦ってます!!

☆バカなまあより☆


風邪に注意ですよ~

☆まあ☆...φ(uωu`*)))デス.+゚♪
sugitatami
http://sugitatami.blog.ocn.ne.jp/myblog/
今晩は
 正直、拝敷の経験も無く、特に意味などは知りませんでした・・・家にも大図鑑はありましたので今度ゆっくり読んでみようと思います・・・
 PC始めて3年位ですが、最近になって畳の奥深さに!です、知らない事・経験の無い事が多いです。畳屋さんでない畳を商売にしている方に負けない様にと思っていましたが・・・勉強不足を痛感します。
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