今も余震、今日は本当に地震が多い。
カミさんは凄く心配している。
昨日、千葉県の畳業組合の臨時総会が行なわれ組合として次の震災の対応などが議論された。
震災後すぐ、組合から千葉県を通し中古畳を被災地に送った。
その後は全日本畳事業組合から仮設住宅に敷く畳の手配がどの位出来るのかと。
しかし行政からの連絡は未だまとまらず仮設住宅に畳が敷かれることは難しいようだ。
組織が大きくなると中々すぐに事が進むことが難しい。
また行政側も混乱していて畳などの物資を受け取らないという避難所もある。
冷たい床に避難されている方たちは求めても、間に入っている所が受け取らない。
正直、個人としてとてももどかしい現実。
中には組合に加入している畳屋を酷くいう方もいるが、それは決して全員がそうではない。
組合としても動いているのだ。
組合に所属していようがいまいが、個人でも動いている畳屋は沢山いる。
やるから偉い、やら無いから悪い、でもそれは違う。
それぞれ色々理由はある。
やりたくても出来ない人は沢山いると思う。
私も同じ千葉県が被災地なのにどうにかしてやれないかという思いはずっとあった。
畳屋に出来る事は畳の提供が1番。
でもそれが中々出来ない。
本来なら個人の力は少しでも組合でまとまればと・・・。
4月に入ってすぐ地元商工会青年部の有志で被災地支援に行こうという話が持ち上がった。
集まったのは私を含め現在8名。
弟と共に、あらかじめ寸法を合わせ張り替えておいた24枚の畳。
すぐに追加で30枚寸法を合わせ張替えた。
作った合計54枚の畳を積んで明日夜、夜行日帰りで仲間達と出発する。
自動車整備士が津波で流された車両を運ぶためセーフティーローダー(車両積載車)を。
瓦礫の撤去などの為、造園土木と水道設備がダンプに重機を積んで。
電気工事屋に、畳屋。
体で奉仕するとパソコン修理、ガソリンスタンドに不動産屋。
自分たちに何が出来るのか。
畳は喜んでもらえるだろうか。
行き先は石巻。
すでにボランティアセンターに連絡はついている。
皆、余裕があるわけではない。
現に震災後、仕事は激減。
全て個人負担。
微力でも何かしらやってきたい。
只、それだけのこと。
行くから《凄い》とか、行かないから《ダメ》とかではないと思う。
きっと思いは一緒のはず。
その思いが続けば日本はきっと大丈夫。
何年鰍ゥっても必ず復興できると信じてる。
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畳職人でございます。
畳刺 父ちゃん
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