タアモ著『あつもりくんのお嫁さん(←未定)』全6巻あらすじ・ネタバレ感想。
父親にがんじがらめにされ自分自身の未来すら描くことを許されない中学生の錦が、自由になる為にとった行動は……。
父親にがんじがらめにされ自分自身の未来すら描くことを許されない中学生の錦が、自由になる為にとった行動は……。
『あつもりくんのお嫁さん(←未定)』全6巻
著者:タアモ
カバーデザイン:川谷康久
発行:株式会社講談社
カバーデザイン:川谷康久
発行:株式会社講談社
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『あつもりくんのお嫁さん(←未定)』全6巻あらすじ・ネタバレ感想
『あつもりくんのお嫁さん(←未定)』登場人物
● 久保田錦
父親に許嫁を決められているが敦盛が好き
秋田から上京し敦盛と同じ高校へ入学
敦盛と同じ医学部進学を決意する
秋田から上京し敦盛と同じ高校へ入学
敦盛と同じ医学部進学を決意する
● 北神敦盛
東京の大病院の跡取り息子
[喫茶ロイヤル]のケーキが好き
錦の2学年上で錦を「イタチ」と呼ぶ
可愛いと思う物は全てイタチと名付ける
[喫茶ロイヤル]のケーキが好き
錦の2学年上で錦を「イタチ」と呼ぶ
可愛いと思う物は全てイタチと名付ける
<秋田の人々>
● 久留米宝
父親の遺言で錦の許嫁になった
でも、錦のことは本気で好き
市役所の観光課の職員
でも、錦のことは本気で好き
市役所の観光課の職員
● 村尾 かのか
錦の親友で宝の幼なじみ
宝のことが好き
宝のことが好き
●錦の母
元は東京の人
●錦の父
公務員
錦には宝と結婚してほしい
錦には宝と結婚してほしい
<東京の人々>
● 香田
東京に住んでいる錦の祖父
[喫茶ロイヤル]を営む
[喫茶ロイヤル]を営む
● 伏見蓮人
[和菓子屋伊吹]の三代目でチャラい
今しかない自由を謳歌している
今しかない自由を謳歌している
● 山口八千代
2巻6話から登場した錦のクラスメイト
蓮人ファンで高校デビューした
蓮人ファンで高校デビューした
● 西条
敦盛の運転手
[喫茶ロイヤル]の常連
[喫茶ロイヤル]の常連
●敦盛の母
2巻から登場
2巻から登場
敦盛の嫁探しが趣味
彼女なら錦でも良いが嫁としては認めない
彼女なら錦でも良いが嫁としては認めない
● 北神雪鹿
2巻から登場した敦盛の弟
食事会に現れた錦に好意的ではない
食事会に現れた錦に好意的ではない
●敦盛の父
5巻から登場した敦盛にとって大きな壁
医師で大病院の経営者
趣味は絵馬の収集
医師で大病院の経営者
趣味は絵馬の収集
『あつもりくんのお嫁さん(←未定)』1巻あらすじ・感想
●あらすじ
「錦は高校卒業
してすぐに
若奥さんに
なるんだど
お父ちゃん
わらしは3人が
いいな」
してすぐに
若奥さんに
なるんだど
お父ちゃん
わらしは3人が
いいな」
(14ページ)
中学2年生の錦には許婚がいる。
父親の亡くなった親友の息子・宝だ。
勉強が大好きで大学にも行きたい錦は、何とか父親の気持ちを変えたいが全く話を聞いてもらえない。
父親の亡くなった親友の息子・宝だ。
勉強が大好きで大学にも行きたい錦は、何とか父親の気持ちを変えたいが全く話を聞いてもらえない。
錦の親友・かのかは、宝の幼なじみで、ずっと宝に恋をしている。
かのかは錦と宝が許婚だと知っているし、納得もしている。
それでも、かのかが泣く未来は絶対に避けたい、と錦は宝よりもかのかを選んだ。
かのかは錦と宝が許婚だと知っているし、納得もしている。
それでも、かのかが泣く未来は絶対に避けたい、と錦は宝よりもかのかを選んだ。
そんな折、錦は東京に住む祖父が連れて来た敦盛と出会う。
錦の身の上話を聞いた敦盛は、逃げることを提案する。
東京の高校に受かってしまえばいい。
東京の大学に進学すればいい。
それでもダメなら東京の人間と結婚してしまえばいい。
それで錦に彼氏ができなければ嫁にとる、とまで言った敦盛の言葉を信じ、錦は猛勉強の末、敦盛が通う高校に合格したが……。
錦の身の上話を聞いた敦盛は、逃げることを提案する。
東京の高校に受かってしまえばいい。
東京の大学に進学すればいい。
それでもダメなら東京の人間と結婚してしまえばいい。
それで錦に彼氏ができなければ嫁にとる、とまで言った敦盛の言葉を信じ、錦は猛勉強の末、敦盛が通う高校に合格したが……。
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●感想
田舎では、親の妄想が決定事項になることは珍しくない。
全て親がシミュレーションする。
錦の父親は、宝と錦が結婚したら実家のそばに家を建てるところまで本人達を無視して決めている。
マンガの世界の話だけに思えるが、敷地面積が広い田舎では、同じ敷地内に新婚夫婦の為に親の出資で家を建てることは珍しくない。
ちなみに私の友人は、夫の親が当然のように同じ敷地内に家を建て始め、それが完成する頃には恐怖が先立って逃げ出した。
結婚生活半年だった。
全て親がシミュレーションする。
錦の父親は、宝と錦が結婚したら実家のそばに家を建てるところまで本人達を無視して決めている。
マンガの世界の話だけに思えるが、敷地面積が広い田舎では、同じ敷地内に新婚夫婦の為に親の出資で家を建てることは珍しくない。
ちなみに私の友人は、夫の親が当然のように同じ敷地内に家を建て始め、それが完成する頃には恐怖が先立って逃げ出した。
結婚生活半年だった。
親友の好きな人と結婚なんかできない、何より勉強が一番好きだ、と考えている錦は父親の気持ちを変えようと試みる。
しかし、父親は揺るがない。
おまけに許婚の宝は結婚に前向きだ。
中2にして人生詰んだ。
自分の人生なのに結婚以外の選択肢がひとつもない。
しかし、父親は揺るがない。
おまけに許婚の宝は結婚に前向きだ。
中2にして人生詰んだ。
自分の人生なのに結婚以外の選択肢がひとつもない。
高校卒業したら社会にまみれることもなく即結婚、てあまりに箱入りすぎる気がするが、裏返せば父親が娘をもの凄く心配して幸せを願っているからこその発想なのだ。
しかし、かわいい子には旅をさせよという言葉もある。
自分の夢に向かって進んで、結果が失敗だったら不幸というわけではない。
しかし、かわいい子には旅をさせよという言葉もある。
自分の夢に向かって進んで、結果が失敗だったら不幸というわけではない。
好きな勉強を続ける為に敦盛のいる東京へ行った錦だったが、地元ではトップクラスの成績だったのに東京の学校のレベルに全然ついていけず自信を失う。
おまけに敦盛は錦のことを覚えていない。
秋田訛りがひどくて友達もできそうにない。
田舎の子あるあるだな。
なんやかんやで敦盛がフォローしてくれて良かったよ。
おまけに敦盛は錦のことを覚えていない。
秋田訛りがひどくて友達もできそうにない。
田舎の子あるあるだな。
なんやかんやで敦盛がフォローしてくれて良かったよ。
『あつもりくんのお嫁さん(←未定)』2巻あらすじ・感想
●あらすじ
敦盛に参考書の購入を付き合ってもらった錦は、ついでに図書館で勉強を教えてもらうことになる。
だが、突然の雨で2人とも濡れ鼠になり、敦盛が独りで暮らすマンションへ。
そこへ敦盛の母親もやって来る。
敦盛の嫁探しが趣味と言える母親は錦を食事会に誘う。
だが、突然の雨で2人とも濡れ鼠になり、敦盛が独りで暮らすマンションへ。
そこへ敦盛の母親もやって来る。
敦盛の嫁探しが趣味と言える母親は錦を食事会に誘う。
敦盛の母親に嫁探しを止めさせる目的で、食事会まで敦盛と仮の付き合いができるようになった錦は、仮とは言え彼女になれたことに浮かれる。
敦盛と一緒に食事会用の服を買いに行けることになり、錦は渋谷を希望。
敦盛は渋谷に詳しい同級生の蓮人を呼ぶ。
敦盛と一緒に食事会用の服を買いに行けることになり、錦は渋谷を希望。
敦盛は渋谷に詳しい同級生の蓮人を呼ぶ。
3人で渋谷ショッピング。
この様子を見ていたクラスメイトがいたことを錦は知る由もなく……。
この様子を見ていたクラスメイトがいたことを錦は知る由もなく……。
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●感想
田舎のピュアっ子・錦は敦盛に対する気持ちを本人の前で素直に口にする。
錦から「好き」と言われる度に「知ってる」と返す敦盛。
こういうの好きです(〃▽〃)
錦から「好き」と言われる度に「知ってる」と返す敦盛。
こういうの好きです(〃▽〃)
敦盛のクラスメイトで有名和菓子屋の三代目・伏見蓮人に憧れている山口八千代は、蓮人に会いたくて外部から進学してきた。
外見を磨き高校デビューするも自分からは蓮人に挨拶すらできない。
それにもかかわらず、錦が蓮人と一緒に渋谷で買い物をしているのを目撃し、頭にきて錦に詰め寄る。
本人に声すらかけられない立場で、女側に因縁をつけていくのはどうかな。
女子にギャーギャー言う根性があるならそのエネルギーを好きな男子に向ける方が良いと思うけどな。
まあ、誤解だと分かり八千代は錦と友達になるからいいけどさ。
外見を磨き高校デビューするも自分からは蓮人に挨拶すらできない。
それにもかかわらず、錦が蓮人と一緒に渋谷で買い物をしているのを目撃し、頭にきて錦に詰め寄る。
本人に声すらかけられない立場で、女側に因縁をつけていくのはどうかな。
女子にギャーギャー言う根性があるならそのエネルギーを好きな男子に向ける方が良いと思うけどな。
まあ、誤解だと分かり八千代は錦と友達になるからいいけどさ。
さて、敦盛の家族との食事会に臨んだ錦だが、敦盛の父親は欠席。
敦盛の母から錦に対する予防線の張り具合が厳しい~。
そして弟・雪鹿の嫌味がキツイ~。
もちろん、敦盛は錦をかばってくれた。
けれど、錦は自分が、敦盛を好きだという気持ち以外に何も持っていない人間で、敦盛にとっては迷惑にしかならない存在なのだと思い知る。
格の差に気持ちが折れたわけだ。
敦盛の母から錦に対する予防線の張り具合が厳しい~。
そして弟・雪鹿の嫌味がキツイ~。
もちろん、敦盛は錦をかばってくれた。
けれど、錦は自分が、敦盛を好きだという気持ち以外に何も持っていない人間で、敦盛にとっては迷惑にしかならない存在なのだと思い知る。
格の差に気持ちが折れたわけだ。
食事会までの仮彼女の約束だったので、錦は敦盛のことを諦めようと考える。
錦は、気持ちだけで突っ走りいろんな人に迷惑をかけてしまったと認め、敦盛に気持ちを押しつけることに気が引けてしまった。
それくらい雪鹿の言うことは正論で錦の心をえぐったわけだ。
ええところの跡継ぎ坊ちゃんについた虫をはらうには、雪鹿は良い仕事をしたと言えるだろう。
でも、雪鹿が想定していないことが起こる。
敦盛の方が錦を手放せなくなっているのだ。
錦は、気持ちだけで突っ走りいろんな人に迷惑をかけてしまったと認め、敦盛に気持ちを押しつけることに気が引けてしまった。
それくらい雪鹿の言うことは正論で錦の心をえぐったわけだ。
ええところの跡継ぎ坊ちゃんについた虫をはらうには、雪鹿は良い仕事をしたと言えるだろう。
でも、雪鹿が想定していないことが起こる。
敦盛の方が錦を手放せなくなっているのだ。
自分のものにしたいなら、それは「好き」てことですよ、敦盛くん。
『あつもりくんのお嫁さん(←未定)』3巻あらすじ・感想
●あらすじ
市役所の観光課の仕事で、錦の許嫁・久留米宝が上京してくる。
(1巻で)錦から好きな人がいるから結婚はできないと言われた宝だったが、諦める気はない。
敦盛は、宝と錦の祖父の前で、錦と付き合っていることを宣言するが、宝は社会人として大人の対応を見せる。
(1巻で)錦から好きな人がいるから結婚はできないと言われた宝だったが、諦める気はない。
敦盛は、宝と錦の祖父の前で、錦と付き合っていることを宣言するが、宝は社会人として大人の対応を見せる。
東京の名所を廻りたいと言う宝を案内することになった錦と敦盛。
錦の前では仲良くしている男2人だったが、宝は敦盛に「いつでも取り返しに来れる」と宣戦布告する。
錦の前では仲良くしている男2人だったが、宝は敦盛に「いつでも取り返しに来れる」と宣戦布告する。
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●感想
いくら錦の父親が結婚を決めつけているとは言え、それだけの理由で宝が錦と結婚しようと考えるわけがない。
やっぱり「好き」だという気持ちがなければ結婚なんて無理だろう。
でも、錦は自分の父親の押しつけを宝が受け入れたにすぎないと思っている。
宝も錦とは歳が離れているせいか、親戚のお兄ちゃんのように接している。
錦と付き合っているという敦盛と対面しても余裕の態度だ。
でも、そんなに大人ぶらない方が良かったんじゃないかな?
やっぱり「好き」だという気持ちがなければ結婚なんて無理だろう。
でも、錦は自分の父親の押しつけを宝が受け入れたにすぎないと思っている。
宝も錦とは歳が離れているせいか、親戚のお兄ちゃんのように接している。
錦と付き合っているという敦盛と対面しても余裕の態度だ。
でも、そんなに大人ぶらない方が良かったんじゃないかな?
好きがよく分からないと言っていた敦盛は、錦とつき合うようになってからヤキモチ焼きだと判明した。
思っていることをスルッと口に出すし、行動にも出してくれるので、錦を簡単にときめかせてくれる。
恋愛においてときめきって大事だよなぁ。
宝くん、お兄ちゃんになってしまってはときめかせることはできないよ?
思っていることをスルッと口に出すし、行動にも出してくれるので、錦を簡単にときめかせてくれる。
恋愛においてときめきって大事だよなぁ。
宝くん、お兄ちゃんになってしまってはときめかせることはできないよ?
思っていることをスルッと口に出していた敦盛だが次第にそれができなくなる。
今まで錦のことを意識していなかったのが意識するようになり、恥ずかしいという感覚が芽生えてきたようだ。
照れてしまう敦盛が可愛らしい。
今まで錦のことを意識していなかったのが意識するようになり、恥ずかしいという感覚が芽生えてきたようだ。
照れてしまう敦盛が可愛らしい。
『あつもりくんのお嫁さん(←未定)』4巻あらすじ・感想
●あらすじ
東京に出てきてから勉強について行くのが大変で自信を失っていた錦だが、敦盛から「好き」と言われたことで、彼に追いつけるよう頑張ろうとする。
一方、最近の敦盛は錦のことが可愛くて仕方がない。
受験生だが錦と会わないという選択肢は敦盛には無く、敦盛の部屋で2人は一緒に勉強をすることにする。
錦は、医学部を目指したいと打ち明けるのだが、なぜか敦盛の反応は鈍い。
一方、最近の敦盛は錦のことが可愛くて仕方がない。
受験生だが錦と会わないという選択肢は敦盛には無く、敦盛の部屋で2人は一緒に勉強をすることにする。
錦は、医学部を目指したいと打ち明けるのだが、なぜか敦盛の反応は鈍い。
その矢先、友達のお見舞いに秋田に帰っていた錦の祖父が、飛行機が飛ばず東京へ戻れなくなる。
錦を独りにはしておけないと、祖父公認で敦盛の部屋に泊まることになった錦。
だが、敦盛の様子がよそよそしすぎる。
錦は、医学部に進みたいなどと軽率なことを言ったから敦盛が怒っているのだろうかと不安を覚え……。
錦を独りにはしておけないと、祖父公認で敦盛の部屋に泊まることになった錦。
だが、敦盛の様子がよそよそしすぎる。
錦は、医学部に進みたいなどと軽率なことを言ったから敦盛が怒っているのだろうかと不安を覚え……。
☆.。₀:*⭐︎゜✲゜*:☆.。₀:*⭐︎゜✲゜*:☆
●感想
怒っているように見えた敦盛だが、42~43ページで錦に本音を言ってくれる。
「泊まってくれると
言ってから
イタチがかわいくて
ずっと緊張していた
家で2人でいると
どうにか
なりそうだった」
言ってから
イタチがかわいくて
ずっと緊張していた
家で2人でいると
どうにか
なりそうだった」
「同じ道を
進むと言ってくれて
嬉しかった」
進むと言ってくれて
嬉しかった」
「イタチと結婚したら
毎日こんなに
楽しいのかと
思ったら
なぜか
泣きそうだった」
毎日こんなに
楽しいのかと
思ったら
なぜか
泣きそうだった」
「結婚なんて
契約みたいな
ものだと
思っていたが」
契約みたいな
ものだと
思っていたが」
「イタチみたいな
味方ができるのかと
思ったら
心強く思った」
味方ができるのかと
思ったら
心強く思った」
こんなに素直に気持ちを伝えられたら、嬉しくてたまりませんよ。
だからっておじいちゃんの信用は裏切れないので特に何も起こりませんがね。
だからっておじいちゃんの信用は裏切れないので特に何も起こりませんがね。
夏休み中はずっと秋田の実家で過ごすことになった錦は、両親に医学部を目指したいと打ち明ける。
でも、お父さんは呪いの言葉を吐きまくる。
お父さんは、
でも、お父さんは呪いの言葉を吐きまくる。
お父さんは、
「錦がそこまで
できるわけ
ねべ」
できるわけ
ねべ」
(79ページ)
と、錦は希望を口にしただけなのに、できないと決めつけてかかる。
お父さんは、医学部を目指すことを無駄なことだと言う。
秋田に戻って宝と結婚し、子供をたくさん作って実家の近くに住むのが幸せなんだと言い切る。
でも、錦は勉強が大好きで将来なりたいものがあって夢を叶える為に頑張っているのに、それを無駄と言うのは酷すぎる。
錦に苦労させたくないという親心は分からんでもないが、子供は何ひとつ自分の力で頑張っちゃいけないのか、と錦の父親の考えには腹が立ってくる。
秋田に戻って宝と結婚し、子供をたくさん作って実家の近くに住むのが幸せなんだと言い切る。
でも、錦は勉強が大好きで将来なりたいものがあって夢を叶える為に頑張っているのに、それを無駄と言うのは酷すぎる。
錦に苦労させたくないという親心は分からんでもないが、子供は何ひとつ自分の力で頑張っちゃいけないのか、と錦の父親の考えには腹が立ってくる。
凹みまくっている錦の元に、敦盛が東京から会いに来てくれる。
敦盛は錦のお父さんと話し、錦も子供の頃から思っていたことを話す。
それに対してお父さんが言ったことは
敦盛は錦のお父さんと話し、錦も子供の頃から思っていたことを話す。
それに対してお父さんが言ったことは
「北神くんさは
もっとふさわしい人
いるんじゃない?」
もっとふさわしい人
いるんじゃない?」
(131ページ)
いやいや、あなたの娘でしょうよ。
そんなに貶めなくても。
反対するにしても言い方ってもんがあるわ。
分かるよ、家の格が違うとか相手が金持ち過ぎるとかえって娘が苦労するんじゃないかとか心配なのはさ。
そんなに貶めなくても。
反対するにしても言い方ってもんがあるわ。
分かるよ、家の格が違うとか相手が金持ち過ぎるとかえって娘が苦労するんじゃないかとか心配なのはさ。
親からこんなに呪いの言葉ばっかりかけられたら娘も傷ついちゃうわ。
でも、敦盛が励ましてくれたからね。
16話の敦盛の独白も、じ~んをきた。
錦は良い人を見つけたなぁ。
でも、敦盛が励ましてくれたからね。
16話の敦盛の独白も、じ~んをきた。
錦は良い人を見つけたなぁ。
『あつもりくんのお嫁さん(←未定)』5巻あらすじ・感想
●あらすじ
お互いに結婚の意思が固まった敦盛と錦。
敦盛は、錦を結婚相手として父親に紹介しようと約束を取り付ける。
だが、当日、錦の祖父が倒れてしまい、病院に救急搬送される。
不安でいっぱいの錦を安心させてくれたのは、駆けつけてくれた敦盛と祖父を担当してくれることになった医師だった。
敦盛は、錦を結婚相手として父親に紹介しようと約束を取り付ける。
だが、当日、錦の祖父が倒れてしまい、病院に救急搬送される。
不安でいっぱいの錦を安心させてくれたのは、駆けつけてくれた敦盛と祖父を担当してくれることになった医師だった。
敦盛の家族との約束をすっぽかしてしまった錦だが、祖父が運ばれたのは北神家が経営する病院のひとつだった。
たまたま呼び出しをかけられて病院にいた敦盛の父と顔をあわせることになり、敦盛は錦を紹介する。
しかし、父親の態度はとても冷たくて……。
たまたま呼び出しをかけられて病院にいた敦盛の父と顔をあわせることになり、敦盛は錦を紹介する。
しかし、父親の態度はとても冷たくて……。
☆.。₀:*⭐︎゜✲゜*:☆.。₀:*⭐︎゜✲゜*:☆
●感想
子供の遊びに付き合っている暇はない、という敦盛の父。
まあ、そうでしょうとも、16歳と18歳じゃあね、そう言うわね。
まあ、そうでしょうとも、16歳と18歳じゃあね、そう言うわね。
はじめは敦盛の力になりたくて同じ医師の道へ進もうと思っていた錦だが、祖父のことをきっかけに敦盛と離ればなれになっても医学を学びたいと決心する。
そんな錦を、母親は応援すると言い、敦盛も肯定してくれる。
敦盛は、ちょっとオレ様男子っぽいけれど、いつも錦のことも含めて物事を考えてくれる所が頼りがいがあるなぁ。
敦盛がいる、という心強さのおかげで、錦はシッカリ悩んで考えることができるんだと思う。
そんな錦を、母親は応援すると言い、敦盛も肯定してくれる。
敦盛は、ちょっとオレ様男子っぽいけれど、いつも錦のことも含めて物事を考えてくれる所が頼りがいがあるなぁ。
敦盛がいる、という心強さのおかげで、錦はシッカリ悩んで考えることができるんだと思う。
敦盛と父の関係が微妙な時期に、弟・雪鹿が家を継ぎたいと言い出す。
父親は敦盛と雪鹿の選択に任せると言う。
家を継ぐためだけに育てられてきた敦盛だったが、父親がそれを簡単に捨てられることに戸惑い心の中で静かにキレた。
敦盛は錦を連れ旅行に出掛けてしまう。
よくよく考えたら、お父さんが稼いだお金で旅行に出掛け、カードを使い、高級旅館に泊まってるんだよね、コレ。
そこは坊ちゃんなんだな(笑´∀`)
父親は敦盛と雪鹿の選択に任せると言う。
家を継ぐためだけに育てられてきた敦盛だったが、父親がそれを簡単に捨てられることに戸惑い心の中で静かにキレた。
敦盛は錦を連れ旅行に出掛けてしまう。
よくよく考えたら、お父さんが稼いだお金で旅行に出掛け、カードを使い、高級旅館に泊まってるんだよね、コレ。
そこは坊ちゃんなんだな(笑´∀`)
『あつもりくんのお嫁さん(←未定)』6巻あらすじ・感想
●あらすじ
両親から了承は得られていないが、敦盛と錦は結婚を約束した。
敦盛は父親に頭を下げ、再び錦と会ってもらえるよう約束を取り付ける。
敦盛は父親に頭を下げ、再び錦と会ってもらえるよう約束を取り付ける。
敦盛の両親と対面した錦は、祖父の入院で世話になったお礼も兼ねて、[喫茶ロイヤル]へ食事に誘う。
敦盛の父は渋々ロイヤルへ……。
敦盛の父は渋々ロイヤルへ……。
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●感想
21ページで、老舗和菓子屋[和菓子屋伊吹]の三代目・伏見蓮人が
「家のために
生きるのが
俺の幸せ
なんだよね」
と、言う。
さらに蓮人は
「俺は
親が選んだ人しか
信用できないと
思う
それが最良だと
思うからね」
と24ページで言っている。
この漫画を描くにあたり、タアモさんはお金持ちの方に取材をされたようなので、これも取材から得た言葉だろうか?
親が選んだ人しか信用できない、なんて一般人には出てこない発想だと思う。
親が選んだ人しか信用できない、なんて一般人には出てこない発想だと思う。
宝とかのかも新たな道を歩み始めた。
かのかは錦と入れ違いに上京。
何だかバイト先の年下イケメンくんとイイ感じになりそう。
田舎で報われない恋をわずらっていたので、東京で幸せになってほしいな。
かのかは錦と入れ違いに上京。
何だかバイト先の年下イケメンくんとイイ感じになりそう。
田舎で報われない恋をわずらっていたので、東京で幸せになってほしいな。
そう言えば、私の友人や親戚の者も医学部在学中に二十歳で婚約したなぁ。
医大生は結婚決めるの早いのかな?
医大生は結婚決めるの早いのかな?
最初は気持ちのままに突っ走っていた錦。
父親とはいろいろあったけれど、それでも選択肢を与えてもらえた。
周囲の支えで夢の実現にも向かって行けた。
そういうことをちゃんと分かった上で、人の役に立ちたい、必要とされるようになりたいと頑張った錦は偉いなぁ。
敦盛という一緒に頑張れる存在ができたことも、諦めずに前へ向ける大きな力になったことは間違いない。
父親とはいろいろあったけれど、それでも選択肢を与えてもらえた。
周囲の支えで夢の実現にも向かって行けた。
そういうことをちゃんと分かった上で、人の役に立ちたい、必要とされるようになりたいと頑張った錦は偉いなぁ。
敦盛という一緒に頑張れる存在ができたことも、諦めずに前へ向ける大きな力になったことは間違いない。
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…
ご訪問ありがとうございました(人´∀`*)
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