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目黒あむ著『ひなたのブルー』全6巻のあらすじ・ネタバレ感想

目黒あむ著『ひなたのブルー』全6巻のあらすじ・ネタバレ感想。
引っ込み思案少女の成長物語。
自立を目指す日向なるは、高校デビューを果たすはずがさっそく友達作りが暗礁にのりあげてしまい……。


『ひなたのブルー』全6巻 

『ひなたのブルー』全6巻 tataraworks
著者:目黒あむ
カバーデザイン:川谷康久
発行:株式会社集英社

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『ひなたのブルー』全6巻あらすじ

『ひなたのブルー』全6巻ネタバレ感想


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『ひなたのブルー』登場人物 

●  日向なる ひなたなる 
 自立しようと知人がいない太陽高校へ入学
 真面目で頑固だが一生懸命

●  夏野空 なつのそら 
 太陽高校のイケメン生徒会長
 常にチョコレートを食べている

●  夕凪夜 ゆうなぎよる 
 空の幼なじみで恩人に近い副会長

●  一ノ瀬めい いちのせめい 
 なると友達になってくれたクラスメイト
●  二宮さつき にのみやさつき 
 なると友達になってくれたクラスメイト

●  春川未知 はるかわみち 
 なるの幼なじみで与一と付き合っている
●  森井与一 もりいよいち 
 なるの幼なじみで未知の彼氏

●  百合沢るい ゆりさわるい 
 会計に当選し生徒会に入った腐女子

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『ひなたのブルー』1巻あらすじ 

日向なるは、家族のような幼なじみにあまえ続けるわけにはいかないと一念発起し、ひとり遠く離れた[太陽高校]に入学した。
高校デビューを果たそうと見た目は変えたけれど性格は変わらない。
引っ込み思案が災いし友達作りは暗礁に乗り上げ、気づけばもう6月だ。


そんなある日、ぼっち飯をしていたなるはふと屋上を覗いてみる。
そこには息抜きをしていた生徒会長・夏野空がいて、目が合うとなるを自分の方へ呼び寄せた。
なるをぼっちだと見抜いた空は、友達作りの相談にのろうかと提案する。
ところが、自立を目指しているなるには、誰かを頼るという選択肢はなく、せっかくの空の気遣いを断ってしまう。

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『ひなたのブルー』2巻あらすじ 

働き過ぎで学祭中に倒れてしまった生徒会長・夏野空は、目覚めてから自分が後輩の日向なるに甘えたことを言ってしまったことを思いだし恥ずかしくなってしまう。
心配してくれるなるに対し、ついよそよそしい態度をとってしまう空。
一方、なるは自分が空に恋心を抱いていることに気づく。


夏休みに入ると空に会えない日々が続く。
なるは空に会いたくなって、用もないのに学校へ向かってしまう。
偶然にもコンビニでアルバイト中の空に会うことができたなるは、そのまま空と副会長・夕凪夜のボランティア活動に付き合うことに……。

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『ひなたのブルー』3巻あらすじ 

引っ込み思案だった日向なるは、自分を変えるチャンスだと生徒会の会計と書記の選挙に立候補する。
生徒会長・夏野空は、なるにスピーチのアドバイスをしようかと提案するが断られてしまう。
ところが、偶然、副会長の夕凪夜がなるにアドバイスをしている現場を目撃してしまい、空は嫉妬で……。

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『ひなたのブルー』4巻あらすじ 

学祭以降、副会長の夕凪夜のもとには「罵って欲しい」などというファンからの告白が相次いでいた。
夜は子供の頃から他人に少し厳しく言い過ぎてしまうところがある。
夜自身、自分のキャラはよく分かっているつもりだったが、後輩の日向なるは夜のことを「優しい」と言う。
なるに優しいと言われると何だか調子が狂ってしまう夜。


子供の頃から夏野空を守っているような夜は、空に近づいてくるなるのことも最初は邪険に扱っていた。
しかし、素直で何にでも一生懸命取り組んでいるなるを見ていると意識せずにはいられなくなる。
その度に頭の中を空が過ぎり……。

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『ひなたのブルー』5巻あらすじ 

夏野空は、親友の夕凪夜が日向なるのことを好きだと気づく。
両親の関心は常に優秀な兄にあり、淋しい想いをしていた空の支えになってくれたのはいつも夜だった。
中学生の頃、自分の存在価値に悩んでいた空を一緒に生徒会に入ろうと誘ってくれたのも夜だ。
その夜が、なるのことを好きなのだ。
空は、自分の気持ちより夜の幸せを優先しようとするのだが……。

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『ひなたのブルー』6巻あらすじ 

お互い好きだと気持ちを確かめ合った日向なると夏野空。
熱を出した空を看病しているうちに遅くなってしまったなるを独りで帰らせるわけにもいかず、空はなるに泊まるよう提案する。
なるが電話をすると、なんとお母さんはあっさりお泊まりOK。


お泊まりはしたものの、なるの中では男女交際の何たるかは曖昧だった。
しかし、百合沢るいの一言でいろいろと余計なことを考えるようになり、空と手を繋ぐことすら拒否してしまう。
一方の空もなるとの距離に悩んでいた。

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『ひなたのブルー』ネタバレ感想 

なるは引っ込み思案で大人しいのだが、頑固。
3巻では、空がスピーチ原稿のアドバイスしてくれると言うのに断っちゃう。

「ちゃんとひとりで
向きあわなきゃ
だめなんです」
 
(28ページ)

自分で決めた事だからちゃんと頑張ろうとするのはカッコイイ。
そして、現生徒会長から直にアドバイスをもらうのは不正にあたると考えるあたり、なるは本当に真面目だな。


3巻から百合沢るいというクールビューティーだが中身はBL好きの腐女子という新キャラが登場する。
空と夜の幼なじみのじゃれあいを堪能したいが為に会計に立候補したが、人前ではあくまで無表情を保っている。
るいが心の中でどんだけ大興奮で空と夜を見ていたんだろうと思うと笑える。
ムッツリですやん(((*≧艸≦)ププッ


4巻で空は、夜がなるのことを好きになっていることに気づいてしまう。
空は、子供の頃から自分のことを一番に気にかけてくれた夜に感謝している。
そんな夜と好きな人がかぶってしまった。
空は、夜となるの仲が深まるよう、それとなくアシストにまわる。
だが、空を大切な親友だと思っている夜には、そんな遠慮が気にくわない。


空は、イケメンで勉強もできてみんなに頼られているけれど、自己評価がもの凄~く低い。
それが両親の影響だと5巻で判明する。
お兄ちゃんはテストで常に満点を取るけれど、空は90点しか取れない。
常に90点だったら凄くね?
だけど両親は小3のうちから100点とれないようじゃ…なんて言うし、入学式が兄弟でかぶったら2人揃ってお兄ちゃんの方に行っちゃうという偏り具合だ。
これは親が悪いと思うぞ?


自分はどんなに頑張っても兄のようにはなれないし超えることもない、だから親に期待されなくても仕方がないと思っていた空。
そんな空を励ましてきたのは夜なのだ。
親から期待されていないという失望から空を救う為に、夜は他人から頼られる生徒会の仕事に空を誘ってくれた。
感謝しかない相手と好きな子がかぶったことで、空はちょっとうじうじモード。
大事な友達を裏切ったり、自分の幸せが友達の我慢の上に成り立つとか、そんなことを考えたら逃げ出したくもなるよね。
空は夜がなると親密になるようにアシストしようとするけれど、それって向きあうという面倒事から逃げたんだと思う。


なんやかんやで、なると空は両想いになる。
ふふふ、彼女がウブすぎて距離感に悩む彼氏っていいなぁ。
2年生のなるは生徒会長になっていた。
人前に出て演説できるようになるとは、入学当初、人と目を合わせることができない子だったのが嘘みたいな成長ぶりだな。
なるの成長はなる自身の努力でもあるけれど、周囲の人や環境によるものが大きいと思う。

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ご訪問ありがとうございました(人´∀`*)

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