たたらワークス★漫画・ドラマ・小説のネタバレ感想

アニメ『薬屋のひとりごと』最終回とコミックス『薬屋のひとりごと』18巻感想

アニメ『薬屋のひとりごと』最終回と、倉田三ノ路さんプロデュースの扇子付コミックス『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』18巻の感想。
『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』18巻 扇子 tataraworks

『薬屋のひとりごと』 

■原作:日向夏
■キャラクター原案:しのとうこ
■漫画作画:倉田三ノ路
■装丁:黒木香
   +ベイブリッジスタジオ
■発行:株式会社小学館
■発売日:2024年3月19日

☆.。₀:*⭐︎゜✲゜*:☆.。₀:*⭐︎゜✲゜*:

とうとうアニメ『薬屋のひとりごと』第1期が最終回を迎えました。
最終回は、前半ボロボロ泣きました。
その後、壬氏のカッコ良さにキャーッとテンション上がって、壬氏と猫猫のいちゃつき(?)にブハーッと笑って楽しい気分で終わりました。


動きのあるアニメは壬氏をめっちゃカッコ良く見せてくれます。
猫猫を抱えて塀から飛び降りるなんて後宮の天女とは随分かけ離れて男っぽいですが、その後の子供っぽい振る舞いが可愛くて。


猫猫って実は母性が強いのかも。
キラキラした壬氏ではなく、いつも子供っぽい壬氏に好感を抱くようでその振る舞いを許していますから。
猫猫はツーンとしているけど情が深いのかもしれません。
母親もそんな感じ(究極のツンデレ)でしたし。


羅漢は、ブラッド・ピットと同じ『相貌失認』で、幼い頃から人間の顔が認識できません。
初めて人の顔が認識できたのが妓女。
だからか、梅毒におかされ病で鼻を失った女と対面しても、若い頃の美しい顔にしか見えなかったのかもしれません。
過去の記憶で補っていたのかも。


羅漢は顔が認識できるから娘に対する執着が凄まじい、と猫猫に思われていますが、私には執着ではなく親としての愛情を抱いているように思えます。
他の人の顔は碁石にしか見えない、それが例え壬氏であったとしても。
それでも猫猫の顔ははっきり分かるのですから愛でしょう。


ところで、未だ猫猫は壬氏に雇用されていると思っているようですが、実は身請けされてるんですよね。
壬氏が猫猫の口紅を指で拭い自分の唇に紅を差す場面がありました。
相当好きですよね、あれ、猫猫を。
その後、壬氏はやり手婆に大金を渡し、同時に猫猫には『冬虫夏草』を贈っています。
【アニメ配信】薬屋のひとりごと


やり手婆がサインして身請けは成立している為、壬氏は猫猫を妻なり妾なりにできるのです。
しかし、その事を壬氏は猫猫には黙っています。
それどころか猫猫用に雇用契約書を作成して誤魔化しているのです。
アニメで羅漢が「雇用」と聞いてニヤ~っと壬氏を見たのは、まどろっこしい事をしている壬氏を腹いせに“ヘタレ”扱いしているわけです。


猫猫には内緒で身請けして、普段は上司として接している壬氏。
どんだけ気を遣っているのやら。
ああ、2期(多分2025年)待ちきれませんよぉ。


一方、2社から発行されているコミックスですが、3月19日に小学館から倉田三ノ路さんバージョンの『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』18巻が発売されました。
18巻は通常版と、倉田三ノ路さんのイラストがプリントされた扇子が付いた特装版があります。
私は特装版を購入しました。


扇子は、素材が紙と竹なので普通には使えないかもしれません(~_~;)
まあ、2,420円(税込)ですから本格的な扇子は付けられませんよね?
立派な扇子をおまけに付けたらコミックス込みで4千円くらいはしちゃいますもんね。
観賞用ってことです。
『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』18巻 描き下ろし扇子付き特装版 あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks


アニメは、演出もキャラもねこクラゲ版のコミックスの内容に沿って描かれていますが、私は倉田版の壬氏さまが大好きです!
倉田さんが描く壬氏さまはずっと見ていられます。
ちょっと男の子っぽくて幼い所もあって可愛いんですよね~。
皇弟でありながらずっと宦官のふりをしていた壬氏ですが、18巻では禁軍の大将として兵を率いています。
壬氏は後宮で天女のように美しい存在でしたが、正体を明かした後はちゃんと武人の顔をしています。
そのギャップも良き!


囚われの身の猫猫ですが、彼女の強みは何と言っても知力でしょうね。
そして行動を起こせる勇気。
蛇攻めされてもその蛇をとっ捕まえて食っちゃうんですから。
しかも、例の(2巻6話の園遊会の話で壬氏がくれた)かんざしで蛇をさばいて串焼きにしていました。
あのかんざしは桜蘭に渡してしまったので、壬氏が拗ねそうな気がします。


ところで、桜蘭の母ちゃんのエピソードはアニメで描けるのでしょうか?
あの母ちゃん、ごっつー変態でえっぐーって感じなんですけど。
昨今のアニメでそのまんま放送するのは厳しいような…どうなんでしょ…深夜枠だからセーフかな?


原作小説がしっかりしているので漫画も全然原作に追いついていません。
このままいったら漫画は50巻なんて余裕だろうし、アニメも5期くらいまで制作できそうに思います。
大分期間を空けないとアニメは漫画2つとも追い越しちゃうかも。
壬氏が猫猫にP――――するエピソード、倉田さんの漫画の方はそろそろじゃないかなとワクワクしています。
早く19巻を読みたいなあ。
『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』18巻 あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

ご訪問ありがとうございました

コメント一覧

tataraworks-lynx50
ヌマンタ様、コメントありがとうございます。
羅漢のあれは泣くでしょ。
めっちゃ感動しました。
2期は来年みたいですね。
楽しみすぎます((o(^∇^)o))
ヌマンタ
羅漢とフォンシュンの再会の場面は不意打ちでした。参りましたよ、あれは。あの羅漢がねェ・・・

原作は13巻まで刊行済みですが、未だ二人は中二のカップルみたいな関係なのがなんともね。私のお気に入りの雀さんは、きっとアニメの描写で大活躍すると想像しています。

コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「漫画のあらすじ・ネタバレ感想」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事