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『ケの日のケケケ』あらすじ・感想!當真あみ“感覚過敏”JK役で初主演

『ケの日のケケケ』あらすじ・ネタバレ感想!
當真あみが“感覚過敏”JK役でテレビドラマ初主演。
昭和の価値観と令和の多様性という過度な優しさをコミカルに描く。
2024年3月26日(火)よる10時からNHK総合・BSプレミアム4Kにて放送。
『ケの日のケケケ』あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks

『ケの日のケケケ』

第47回創作テレビドラマ大賞受賞作
■主演:當真あみ(テレビドラマ初主演)
■脚本:森野マッシュ
■演出:堀切園健太郎
■音楽:Ryu Matsuyama
■放送:2024年3月26日(火)よる10時
    NHK総合・BSプレミアム4K
 ※放送予定は変更になる場合があります



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『ケの日のケケケ』キャスト

『ケの日のケケケ』あらすじ・ネタバレ感想




『ケの日のケケケ』キャスト 

片瀬あまね(當真あみ)
 “感覚過敏”の高校生。15歳
 聴覚、視覚、味覚が特に過敏
 『ケケケ同好会』の設立を決意

進藤琥太郎(奥平大兼)
 あまねの同級生。15歳
 部活に入りたくない

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

●皆見樹李(小宮山莉渚)
 ケケケ同好会を目の敵にする
 進藤の中学時代の陸上部の先輩
●佐野一輝(望月歩)
 あまねが高一の時の3年生で生徒会長
 同好会に興味を持つ
●松木香織(中井友望)
 ヤングケアラー。母の介護で不登校
 チャットを通じてあまねと友情を育む
●柴田キコ(伊礼姫奈)
 あまねたちを陰ながら応援する
 クラスメイト

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

●片瀬響子(尾野真千子)
 あまねの母
 母らしくない性格で龍の子供を宿す
●樋口龍(板橋駿谷)
 あまねを理解しようとするが空回り

●和泉斧助(岡山天音)
 司書教諭。ケケケ同好会の顧問
●三富幸子(山田キヌヲ)
 あまねの担任で校則に厳しい

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

●太田(江口シオン)
●木谷なつき(佐藤菜月海)
●坂口修司(りきまる)
●望月千晴(鈴野いおり)
●上野美香(水瀬咲希)
●山口晃子(谷口華音)



『ケの日のケケケ』あらすじ 

片瀬あまね(當真あみ)は“感覚過敏”の女の子です。
聴覚、視覚、味覚が特に過敏なあまねにとって世界は常に刺々しく、うるさく、過剰に眩しいのです。
ところが、入学した東高校には必ず部活に入らねばならないという校則がありました。
光や音に敏感で食べられない物もあるあまねには、昼休みに教室で過ごすことすら難しいのに、部活動なんてあまりにハードルが高すぎます。


あまねは、同じく部活に入りたくないという同級生の進藤琥太郎(奥平大兼)と共に、校則を守りながら人生を休憩したい人の為の同好会『ケケケ同好会』を設立しようと決心し……。



『ケの日のケケケ』ネタバレ感想 

Ryu Matsuyamaさんのメインテーマ『tones』エンディングテーマ『colors』、どちらも凄く素敵です。
声はもちろんですが歌詞が素晴らしい。
『tones』はじっと聞き入ってしまって、ちょっと泣けてきます。

『colors』の歌詞はNHKのHPでも公開されていました。
みんなそれぞれ違っていて良い、という内容の歌です。
How wonderful we are
unlike, different from each other
How rare and beautiful we are,
we are like colors


あまね(當真あみ)は初登校の日、母親に「あたしはもう頑張らないよ」と言って登校します。
でも、学校生活はそう楽じゃなく、頑張らない事を頑張る羽目に陥ります。
あまねは“感覚過敏”で痛い症状を「神経を直接フォークで」と進藤(奥平大兼)に説明します。
そう言われてその辛さが何となく想像がつきました。


痛みってその状態にならないと他人には分かってもらえないと思います。
例えば腰痛。
腰が痛いと言われたら何となく大変そうに思うけれど、動けないとか仕事を休まないといけない事が頻繁になると、腰痛をサボる言い訳にしていると思われたりするんですよね。
経験した事が無い人には絶対に分かってもらえないのが痛みだと思います。


担任の三富幸子(山田キヌヲ)は悪人ではないかもしれません。
しかし、言葉の使い方がキツいです。
あまねはただ好き勝手がしたいわけでも自由な校風を求めているわけでもありませんが、三富は
「だったら別の学校に移れば良いんじゃない?」
と言い放ちます。
あまねは“感覚過敏”のことを学校に言っているし、サングラスもヘッドホンも使用許可を取っています。
担任ならば“感覚過敏”について調べるべきでは?


三富は、あまねが学校を休みがちになると教室で他の生徒達に冗談交じりに、いじめたりしていないよねと確認します。
その後、
「ダメよ~、ああいう生徒は、丁寧におもてなししないと」 
と言ったのには腹が立ちました。
自分があまねのことを気に入らないにしても他の生徒達に悪感情を植え付けるような含みのある発言はすべきではありません。


大人達には全く理解してもらえないあまねですが、幸運にも友達には恵まれたのではないでしょうか?
特に自分の考えを話せる相手・進藤との出会いは大きいです。
彼の存在があまねの本来過酷になりそうな学校生活を緩和してくれていると思います。
進藤だって100%“感覚過敏”が分かるわけではありません。
でも、彼は自分の理解できる範囲だけで判断して頭ごなしに否定しません。
そういうところが安心感があります。


部屋に引きこもって学校を休んでいたあまねが登校した時、
「ほんとはね、ハグしたいんだ。
片瀬が今、ここにいるのが嬉しすぎて」
 
と進藤はさらりとあまねに告げます。
進藤のこのストレートさに赤面する暇もありませんでした。


あまねにとって世界はとても眩しくてとげとげしいけれど、彼女は落ち込みながらも自分なりの希望を見つけます。
そして、幸せにご機嫌で過ごす為の努力は怠りません。
ハレ(非日常)とケ(日常)の日なら、圧倒的に多いケの日を幸せに過ごせるのにこしたことはありません。
だけど、それが一番難しいのです。


“感覚過敏”は治るわけではないので、あまねはこれからも人にはなかなか理解されないでしょう。
その度に、彼女なりに柔らかくしなやかに、そしてたくましく自分の道を進む努力をしていくのでしょうね。


ところで、あの学校の図書館、凄く素敵でした。
いいなぁ、あの場所。

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

ご訪問ありがとうございました

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