〖サクラ、サク。〗5巻あらすじ・ネタバレ感想。
咲にとっては神様であり、いつか必ず会いたいと願い続けていた恩人の正体は井竜奏多なのか?
同時収録『乙女のいたり』のあらすじと感想も書きました。
〖サクラ、サク。〗5巻
“LOVE” WILL BE IN FULL BLOOM!
著者:咲坂伊緒
著者:咲坂伊緒
カバーデザイン:川谷康久
発行:株式会社集英社
2022年8月25日発売
発行:株式会社集英社
2022年8月25日発売
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〖サクラ、サク。〗5巻あらすじ・ネタバレ感想
★同時収録『乙女のいたり』あらすじ・感想
〖サクラ、サク。〗5巻登場人物
<1-C>
● 藤ヶ谷咲
陽希のことが好き
井竜が恩人かもしれないと分かり……
井竜が恩人かもしれないと分かり……
● 桜陽希
咲に近づく井竜が気になる
● 荻原琴乃
好きと言えない人に恋をしている
● 佐野美斗士
存在感が薄い
琴乃の秘密を知ってサポートする
琴乃の秘密を知ってサポートする
<1-E>
● 井竜奏多
ぶっきらぼうだが何かと咲を助ける
咲とは小学生の頃に会っていた
咲とは小学生の頃に会っていた
<そのほか>
● 桜亮介
2歳上の陽希の兄
咲の憧れの人だった
井竜と咲のバイト先の先輩
井竜と咲のバイト先の先輩
● 大翔
陽希の幼稚園からの幼馴染み
“陽(はる)くん”“大ちゃん”の仲
“陽(はる)くん”“大ちゃん”の仲
●琴乃の元カレ
別れを納得せず復縁を迫っていた
〖サクラ、サク。〗5巻あらすじ
bloom.16~bloom.18/『乙女のいたり』収録
琴乃(ことの)に自分の気持ちを打ち明け誤解を解いた咲(さく)は、改めて陽希(はるき)への想いを強くする。
だが、バイト仲間であり学校でも何かと咲を助けてくれる井竜(いりゅう)が、中学生の頃、電車で助けてくれた恩人かもしれないと分かる。
その人に助けられた日から、咲は「困ってる人を見たら絶対放っておかない」と決意し、行動するようになった。
咲にとっては神様であり、いつか必ず会いたいと願い続けていた人。
咲は、井竜があの時の神様かどうか確かめに向かう。
だが、バイト仲間であり学校でも何かと咲を助けてくれる井竜(いりゅう)が、中学生の頃、電車で助けてくれた恩人かもしれないと分かる。
その人に助けられた日から、咲は「困ってる人を見たら絶対放っておかない」と決意し、行動するようになった。
咲にとっては神様であり、いつか必ず会いたいと願い続けていた人。
咲は、井竜があの時の神様かどうか確かめに向かう。
琴乃から咲の神様が井竜かもしれないと聞いた陽希は、咲が亮介に対して抱いた気持ちと同じ気持ちを井竜に抱くのではないかと気が気でなくなり……。
〖サクラ、サク。〗5巻ネタバレ感想
咲か陽希のどっちか、早く告白して!
だって両想いでしょ、これ、どう考えても。
どっちかが告れば一発解決よ?
話終わっちゃうけど(笑´∀`)
だって両想いでしょ、これ、どう考えても。
どっちかが告れば一発解決よ?
話終わっちゃうけど(笑´∀`)
そんなウブイ2人の間に割り込むしかないのが井竜くん。
井竜は、咲が小学生の頃によく行っていた和菓子屋の息子だった。
私はこういう三角関係ものになると、どうしても主人公とくっつくであろう男子よりも、言い方は悪いけど当て馬的設定の男子の方を応援してしまう。
だって健気じゃん。
井竜は、咲が小学生の頃によく行っていた和菓子屋の息子だった。
私はこういう三角関係ものになると、どうしても主人公とくっつくであろう男子よりも、言い方は悪いけど当て馬的設定の男子の方を応援してしまう。
だって健気じゃん。
井竜はツンツン系なので、そう簡単に咲に優しくしたりしない。
亮介に、夏休みでガラの悪いのとかいたりするからバイト帰りは咲を送るように言われても一旦断る。
でも、亮介が見ていない店の外では咲を待っていて結局送ってあげる。
優しさが分かりづらくて、その上どうにもこうにも無愛想なのだ。
咲に小学生の頃のことを思い出してもらえた時の井竜の笑顔…くぅ~(>_<)
井竜は損な性格ゆえ余計応援したくなる。
亮介に、夏休みでガラの悪いのとかいたりするからバイト帰りは咲を送るように言われても一旦断る。
でも、亮介が見ていない店の外では咲を待っていて結局送ってあげる。
優しさが分かりづらくて、その上どうにもこうにも無愛想なのだ。
咲に小学生の頃のことを思い出してもらえた時の井竜の笑顔…くぅ~(>_<)
井竜は損な性格ゆえ余計応援したくなる。
一方の陽希も井竜が咲を助けた恩人かもしれないと聞いて慌てる。
井竜の所に咲を行かせないようにしてみたり、井竜の咲に対する当たりの強さに口を出してみたり。
これから井竜と陽希はいろいろとぶつかるのかもしれないなぁ。
井竜の所に咲を行かせないようにしてみたり、井竜の咲に対する当たりの強さに口を出してみたり。
これから井竜と陽希はいろいろとぶつかるのかもしれないなぁ。
同時収録『乙女のいたり』あらすじ・感想
【別冊マーガレット】2020年6月号掲載
●あらすじ
高校に入って2か月ちょっと経った雨の日、傘を持っていなかった柏木小羽(かしわぎ・こはね)に声をかけてくれたのは、クラスメイトの桐生(きりゅう)くんだった。
桐生はいつも自席で読書をしていて、人の輪に入ることもない。
彼は人との交流が苦手な人だと思い込んでいた小羽は、意外な一面を知って桐生のことが気になり始める。
桐生はいつも自席で読書をしていて、人の輪に入ることもない。
彼は人との交流が苦手な人だと思い込んでいた小羽は、意外な一面を知って桐生のことが気になり始める。
他人からどう思われようと気にしない桐生の自由な考えにふれ、いっそう興味が強くなった小羽は、桐生にオススメの本を教えてもらおうとする。
小羽がどんな人かよく知らないからオススメはできないと言いつつも、自分が好きな本を教えてくれた桐生。
他の人とはちょっと違う桐生のことを、小羽の友達はあまりよく思っていなくて……。
小羽がどんな人かよく知らないからオススメはできないと言いつつも、自分が好きな本を教えてくれた桐生。
他の人とはちょっと違う桐生のことを、小羽の友達はあまりよく思っていなくて……。
☆。・:*:☆。・:*:☆。・:*:☆。・:*:
●感想
桐生は、自分の好きな本を小羽に渡し、
「だから無理に
面白かったって
言わなくて
いいからさ」
面白かったって
言わなくて
いいからさ」
「面白くても
つまらなくても」
「柏木さんは
どう思ったのか
聞く方が多分
楽しいから」
つまらなくても」
「柏木さんは
どう思ったのか
聞く方が多分
楽しいから」
(154ページ)
と言う。
オススメだとか、自分の好きな本だとか聞くと、面白くなくても面白かったと言わなくてはいけない気がしてしまう。
些細な事だけどプレッシャーだよね、それ。
そこを取っ払って、自分の意見として話してくれる方が楽しいと考えられる桐生は、心が自由な人だなぁと思う。
オススメだとか、自分の好きな本だとか聞くと、面白くなくても面白かったと言わなくてはいけない気がしてしまう。
些細な事だけどプレッシャーだよね、それ。
そこを取っ払って、自分の意見として話してくれる方が楽しいと考えられる桐生は、心が自由な人だなぁと思う。
一方、小羽は他人から自分がどう思われているのか、どう見られているのかが気になって仕方がないタイプだ。
人の輪に入らず本ばかり読んでいる桐生のことを苦手だとか不気味だとか言う友達に対して、小羽は何も言わない。
「そんなことないよ」と一言でもかばい立てすれば角が立つ。
小羽は保身に走ったんだな。
人の輪に入らず本ばかり読んでいる桐生のことを苦手だとか不気味だとか言う友達に対して、小羽は何も言わない。
「そんなことないよ」と一言でもかばい立てすれば角が立つ。
小羽は保身に走ったんだな。
本を読み終えた小羽は、桐生に読後の感想を語る。
「柏木さんの
言動って
他人から
どう思われるかが
基準になってるん
だなって」
言動って
他人から
どう思われるかが
基準になってるん
だなって」
(161ページ)
小羽の感想を聞いた桐生は、小羽をそう分析しストレートに伝える。
それはその通りなのだが一切オブラートに包まないので結構厳しい言い方だ。
他人の期待に応えないと相手をがっかりさせてしまうことに気を遣ってしまう小羽は、思いやりがある人にも思える。
でも、それが優しさじゃないってことに桐生は気づいている。
それはその通りなのだが一切オブラートに包まないので結構厳しい言い方だ。
他人の期待に応えないと相手をがっかりさせてしまうことに気を遣ってしまう小羽は、思いやりがある人にも思える。
でも、それが優しさじゃないってことに桐生は気づいている。
相手をがっかりさせたくない、というのは保身でしかない。
結局、自分の身を守っている。
全ての人に良い顔をするなんて無理な話で、友達と桐生の間に立った時、小羽が最優先したのは友達でも桐生でもなかった。
今の世の中、小羽のようなタイプの人が圧倒的に多い気がする。
小羽は、自分の殻を割る一歩を踏み出したかれど、現実には割れない人の方が多いと思うな。
結局、自分の身を守っている。
全ての人に良い顔をするなんて無理な話で、友達と桐生の間に立った時、小羽が最優先したのは友達でも桐生でもなかった。
今の世の中、小羽のようなタイプの人が圧倒的に多い気がする。
小羽は、自分の殻を割る一歩を踏み出したかれど、現実には割れない人の方が多いと思うな。
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
ありがとうございました(人´∀`*)
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