谷瑞恵著『拝啓 彼方からあなたへ』あらすじと感想。
谷瑞恵さんと言えばファンタジーライトノベルですが、『拝啓 彼方からあなたへ』はファンタジーなし。
ミステリーだったよ。
『拝啓 彼方からあなたへ』
谷瑞恵さん初の単行本。
現在は文庫本も出てます。
現在は文庫本も出てます。
![雛祭りの飾りの写真 tataraworks](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/57/03b1a750eee95c0b867f22ae4eea5fd7.jpg)
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『拝啓 彼方からあなたへ』登場人物
柚木詩穂(ゆうきしほ)
中学時代に響子に手紙を託される
「おたより庵」経営
「おたより庵」経営
松井響子(まついきょうこ)
詩穂の中学時代の同級生で手紙を託す
大人になってから音信不通
県境の山中の湖で自殺したとされる
大人になってから音信不通
県境の山中の湖で自殺したとされる
城山啓介(しろやまけいすけ)
元刑事で書道教室を経営している
「おたより庵」の常連客
「おたより庵」の常連客
夕佳(ゆうか)
大学生で「おたより庵」のバイト
2年前、万引き疑惑をかけられる
2年前、万引き疑惑をかけられる
中野香苗(なかのかなえ)
中学時代、響子にいじめられて転校
加島
詩穂の独占欲が強い元恋人
詩穂とよりを戻そうとする
夕佳に万引きの濡れ衣をかけた
詩穂とよりを戻そうとする
夕佳に万引きの濡れ衣をかけた
小森
最近赴任してきた交番勤務のお巡りさん
田中
郵便配達人
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『拝啓 彼方からあなたへ』のあらすじ
「もしもあたしが死んだら、この手紙をポストへ入れてください。」
そう書かれた封筒を、中学時代に親友響子からあずかった詩穂。
大人になってからは疎遠になった親友が自殺したと知る。
詩穂は、悩んだ末にあの手紙を出す。
だが、手紙の宛先・中野香苗は、中学時代に響子からいじめを受けた、と受取拒否。
手紙は、響子から香苗への謝罪だった。
街では1人暮らしの女性ばかりに不審な手紙が投函されるイタズラが起きていた。
ウサギのキャラクターの封筒には、宛名も切手もなく、差出人は”きょうこ”と平仮名で書かれていた。
ストーカーに狙われ監禁されている、という内容でチェーンレターのようだ。
その頃、2年前に別れた元カレの加島が海外赴任から戻り詩穂に復縁を迫る。
ある日、詩穂の元に「てがみ屋」と書かれた封書が届く。
住所はいい加減で中身は二重になっており、差出人は例のイタズラと同じ”きょうこ”だった。
詩穂は、「もしもわたしが死んだら」と始まる手紙に、松井響子が自分に宛てたものだと考える。
その内容は、自分は殺されているとあり、詩穂は誰にも相談せずに真相を確かめようとするのだが……
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『拝啓 彼方からあなたへ』ネタバレ感想
手紙がかなり重要な役割を担っている。
詩穂は口下手で、店をやっているわりには人見知りだ。
だから大事なことは手紙で伝える。
犯人を揺さぶる手段も手紙だったのは斬新かも。
詩穂、男を見る目がなさすぎ。
元カレの加島は横柄すぎる。
詩穂に店を辞めさせようとしたり、モラハラもいいところ。
加島は、2年前に別れたのも海外赴任が原因だと思っている。
自分がやった事は悪いと思っていない。
そして、詩穂は加島を拒絶できない。
そのうち加島はエスカレートして、詩穂にクスリを盛って……てなことになる。
死んだ友達から届く手紙なんて怖い。
みんなが自殺だとおもっているけれど、本当は独占欲の強い誰かに監禁された末、殺された…かもしれない…。
そして、その犯人は詩穂の周辺にいる。
殺人犯が近場にいるなんて恐怖しかない。
私だったら誰かに相談するけどね。
犯人は意外な人物。
城山との恋愛もあるのかと思ったけれど、そんな雰囲気にはならなかった。
加島には逆らえないが城山には頑ななんだよなぁ。
ホントに男を見る目がないな、詩穂。
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ご訪問ありがとうございました(人´∀`*)
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