『コレットは死ぬことにした』19巻あらすじ・ネタバレ感想!
冥府の王ハデスからプロポーズ!!
故郷の村も訪ね長い旅から村に帰ってきたコレットは、真剣に“薬師を繋ぐ”ことについて考え解決すべき問題に向かおうとする一方で、忙しさに疲れ切って冥府に行けず……。
今回は感想以外にギリシャ神話のペルセポネー(コレー)についても書いてみた。
冥府の王ハデスからプロポーズ!!
故郷の村も訪ね長い旅から村に帰ってきたコレットは、真剣に“薬師を繋ぐ”ことについて考え解決すべき問題に向かおうとする一方で、忙しさに疲れ切って冥府に行けず……。
今回は感想以外にギリシャ神話のペルセポネー(コレー)についても書いてみた。
『コレットは死ぬことにした』19巻
Vol.19 of Colette Decides to Die
著者:幸村アルト
カバーデザイン:fabric engine
株式会社白泉社(2021年7月20日発売)
著者:幸村アルト
カバーデザイン:fabric engine
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『コレットは死ぬことにした』19巻あらすじ・ネタバレ感想
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…
冥府の女王ペルセポネーとコレット
長い物語も終幕間近ということで、コレットのモデル?と思われる女神についてちょこっと書いてみる。
ペルセポネーは、娘や少女と言う意味の異名「コレー」を持ち、地上ではコレーと呼ばれている。
ペルセポネーは冥府の王・ハデスの妻で、最高神ゼウスと大地の豊穣の女神・デーメーテールの娘だ。(ステユクスの娘の説あり)
冥府においては≪冥府の女王≫としてハデスの傍らに座し、ハデスとともに死者を裁くとされている。
実はペルセポネーはハデスに略奪された。
アフロディーテがペルセポネーの考えが気に入らなかったとかギリシャ神話ならではのいろいろな思惑や策略がある。
大地の裂け目から地上を見上げたハデスの目に花摘みをしているペルセポネーの姿が映ったところをアフロディーテの息子・エロースの矢が射抜き、ハデスはペルセポネーに恋をしてしまう。
ハデスは、ペルセポネーを妻にしたいとゼウスに許可を取りに行き、ゼウスの方もあっさりいいよと返事をしているが、ゼウスはペルセポネーの母であるデーメーテールにそのことを黙っていた。
(こういう所がゼウスは好きになれん)
『コレットは死ぬことにした』の中で、天界で暮らしていた頃のハデスが水仙をとても気に入っていたエピソードがある。
神話ではそんなに清々しくない。
女性の扱いに不慣れで、略奪する前はペルセポネーにどうアプローチしていいか悩むような純真さを持つハデスだったが、ペルセポネーが妖精達と花摘みをしている時にひときわ美しい水仙で誘き出す。
ハデスは、ペルセポネーが水仙を摘もうとして妖精達から離れた一瞬に大地を裂き黒い馬に乗って現れ彼女を攫う。
娘を誘拐されたデーメーテールは怒り心頭。
デーメーテールはゼウスにハデスの行為に対する文句を付けに行くが「冥府の王であるハデスであれば夫として不釣合いではない」と一蹴されキレる。
冥府に連れてこられたペルセポネーは、冥府の食物を口にしなかった。
冥府の物を食べた者は冥府に留まらねばならないからだ。
日本の神話の黄泉国と似た感じだ。
そんなわけで『コレットは死ぬことにした』の漫画の中でも、コレット用の食事は人間用で冥府の物では作られていない。
用心していたペルセポネーだったが、ヘルメスがゼウスの使者としてペルセポネーの地上への帰還を伝える為に冥府を訪れた時、ハデスに勧められたザクロの実を空腹に負けてうっかり食べてしまう。
ハデスはペルセポネーを地上に戻し、彼女の母親デーメーテールに渡す。
しかし、冥府のザクロを食べたペルセポネーは冥府に戻らねばならない。
デーメーテールは無効を訴えるが決まりである以上他の神々が納得せず、これが原因でもめた為、ゼウスが採決を下す。
ゼウスの採決により、ペルセポネーは1年の3分の1をハデスとともに冥府で暮らし、残り3分の2は神々の世界や地上で暮らすことになる。
『コレットは死ぬことにした』の中で、コレットが冥府と地上を行き来しているのはこのことをベースにしているからかな?
ちなみに、ペルセポネーが地上から不在になる期間が冬になり、彼女が地上へ戻る時が春とされる。
『コレットは死ぬことにした』では一途なハデスにキュンとさせられるが、ギリシャ神話ではメンテーという恋人ができる。
ペルセポネーは嫉妬しメンテーを呪って彼女を草(ミント)に変えてしまう。
ちなみに、『コレットは死ぬことにした』10巻、11巻でミントのニンフとして“メンテ”という子が出てくる。
そんなペルセポネーは地上に帰るとちゃっかりゼウス公認で人間の恋人・アドニスを1年の3分の1の期間そばに置く。
(アドニスはアフロディーテにも愛され、ゼウスの採決により1年の3分の1はアフロディーテの元にいる)
神話の世界では神様達はあっちでもこっちでも恋をしているので全くキュンとしない上、むしろ腹立たしく感じる。
やっぱり一途な恋の方が個人的に好きだわ。
ペルセポネーは、娘や少女と言う意味の異名「コレー」を持ち、地上ではコレーと呼ばれている。
ペルセポネーは冥府の王・ハデスの妻で、最高神ゼウスと大地の豊穣の女神・デーメーテールの娘だ。(ステユクスの娘の説あり)
冥府においては≪冥府の女王≫としてハデスの傍らに座し、ハデスとともに死者を裁くとされている。
実はペルセポネーはハデスに略奪された。
アフロディーテがペルセポネーの考えが気に入らなかったとかギリシャ神話ならではのいろいろな思惑や策略がある。
大地の裂け目から地上を見上げたハデスの目に花摘みをしているペルセポネーの姿が映ったところをアフロディーテの息子・エロースの矢が射抜き、ハデスはペルセポネーに恋をしてしまう。
ハデスは、ペルセポネーを妻にしたいとゼウスに許可を取りに行き、ゼウスの方もあっさりいいよと返事をしているが、ゼウスはペルセポネーの母であるデーメーテールにそのことを黙っていた。
(こういう所がゼウスは好きになれん)
『コレットは死ぬことにした』の中で、天界で暮らしていた頃のハデスが水仙をとても気に入っていたエピソードがある。
神話ではそんなに清々しくない。
女性の扱いに不慣れで、略奪する前はペルセポネーにどうアプローチしていいか悩むような純真さを持つハデスだったが、ペルセポネーが妖精達と花摘みをしている時にひときわ美しい水仙で誘き出す。
ハデスは、ペルセポネーが水仙を摘もうとして妖精達から離れた一瞬に大地を裂き黒い馬に乗って現れ彼女を攫う。
娘を誘拐されたデーメーテールは怒り心頭。
デーメーテールはゼウスにハデスの行為に対する文句を付けに行くが「冥府の王であるハデスであれば夫として不釣合いではない」と一蹴されキレる。
冥府に連れてこられたペルセポネーは、冥府の食物を口にしなかった。
冥府の物を食べた者は冥府に留まらねばならないからだ。
日本の神話の黄泉国と似た感じだ。
そんなわけで『コレットは死ぬことにした』の漫画の中でも、コレット用の食事は人間用で冥府の物では作られていない。
用心していたペルセポネーだったが、ヘルメスがゼウスの使者としてペルセポネーの地上への帰還を伝える為に冥府を訪れた時、ハデスに勧められたザクロの実を空腹に負けてうっかり食べてしまう。
ハデスはペルセポネーを地上に戻し、彼女の母親デーメーテールに渡す。
しかし、冥府のザクロを食べたペルセポネーは冥府に戻らねばならない。
デーメーテールは無効を訴えるが決まりである以上他の神々が納得せず、これが原因でもめた為、ゼウスが採決を下す。
ゼウスの採決により、ペルセポネーは1年の3分の1をハデスとともに冥府で暮らし、残り3分の2は神々の世界や地上で暮らすことになる。
『コレットは死ぬことにした』の中で、コレットが冥府と地上を行き来しているのはこのことをベースにしているからかな?
ちなみに、ペルセポネーが地上から不在になる期間が冬になり、彼女が地上へ戻る時が春とされる。
『コレットは死ぬことにした』では一途なハデスにキュンとさせられるが、ギリシャ神話ではメンテーという恋人ができる。
ペルセポネーは嫉妬しメンテーを呪って彼女を草(ミント)に変えてしまう。
ちなみに、『コレットは死ぬことにした』10巻、11巻でミントのニンフとして“メンテ”という子が出てくる。
そんなペルセポネーは地上に帰るとちゃっかりゼウス公認で人間の恋人・アドニスを1年の3分の1の期間そばに置く。
(アドニスはアフロディーテにも愛され、ゼウスの採決により1年の3分の1はアフロディーテの元にいる)
神話の世界では神様達はあっちでもこっちでも恋をしているので全くキュンとしない上、むしろ腹立たしく感じる。
やっぱり一途な恋の方が個人的に好きだわ。
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『コレットは死ぬことにした』19巻登場人物
●コレット
主人公で17歳の薬師
次世代薬師育成に忙しく冥府に行けず
●冥王・ハデス
19巻ではコレットに…( ´艸`)
次世代薬師育成に忙しく冥府に行けず
●冥王・ハデス
19巻ではコレットに…( ´艸`)
●コレットの弟子・セラ
●コレットの弟子・ポーラ
●セラとポーラの父・タイラ
●コレットの弟子・ポーラ
●セラとポーラの父・タイラ
●診療所に手伝いに来る村の子・トルカ
●トルカの友達・モネ
●コレットの兄弟子・イタン
●コレットの兄弟子・イタン
●ハデスの部下のガイコツ達4人組
●コレットと仲良しお針子ガイコツ・ハリー
●ハデスの部下のコツメ
●死者の船頭・カロン
●コレットと仲良しお針子ガイコツ・ハリー
●ハデスの部下のコツメ
●死者の船頭・カロン
●裁判官3人・ラダ、アイアコス、ミノス
●ハデスの父・クロノス
●酒の神・ディオニュソス
●旅人の神・ヘルメス
●イタンの護衛に雇われたヘラクレス
●コレットの様子見に来たゼウス
●旅人の神・ヘルメス
●イタンの護衛に雇われたヘラクレス
●コレットの様子見に来たゼウス
●街の子ども・シイラ
●シイラを雇用主・ノムじいさん
●シイラを雇用主・ノムじいさん
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…
『コレットは死ぬことにした』19巻あらすじ
長い旅から村に帰ってきたコレットは今後のことを考えて弟子のポーラとセラの後に続く薬師を育てねばと考え始める。
コレットの兄弟子・イタンが自分の村へ帰る際、セラは遍歴医として旅をしてみたいと口にする。
コレットはセラを応援したいと思うが、元々セラは父親の畑を継ぐはずだった。
セラが薬師になって村を出るとなれば彼の父の畑はどうなるのか?
“薬師を繋ぐ”ことはコレットの野望だが、真剣に考えると解決すべき問題がたくさんあって……。
コレットの診療所にやって来る村の子ども・トルカの影響で、子供達の間で自分の名前を書けるようになることが流行る。
その様子を見ていたセラの父や村長は将来の為に子供達に字や計算を教えようと考えコレットの元を訪れる。
一方、コレットに突然結婚話が持ち上がる。
頭の中を過ぎるのはもちろん冥府の王・ハデス様の姿だが、神と人間の娘が結婚できるはずもなく……。
コレットは村での薬師の仕事や弟子達の教育におわれ全く冥府に行けずにいた。
そんな中、余計な事をしてしまうあの神…ゼウスが地上へやって来た。
コレットの兄弟子・イタンが自分の村へ帰る際、セラは遍歴医として旅をしてみたいと口にする。
コレットはセラを応援したいと思うが、元々セラは父親の畑を継ぐはずだった。
セラが薬師になって村を出るとなれば彼の父の畑はどうなるのか?
“薬師を繋ぐ”ことはコレットの野望だが、真剣に考えると解決すべき問題がたくさんあって……。
コレットの診療所にやって来る村の子ども・トルカの影響で、子供達の間で自分の名前を書けるようになることが流行る。
その様子を見ていたセラの父や村長は将来の為に子供達に字や計算を教えようと考えコレットの元を訪れる。
一方、コレットに突然結婚話が持ち上がる。
頭の中を過ぎるのはもちろん冥府の王・ハデス様の姿だが、神と人間の娘が結婚できるはずもなく……。
コレットは村での薬師の仕事や弟子達の教育におわれ全く冥府に行けずにいた。
そんな中、余計な事をしてしまうあの神…ゼウスが地上へやって来た。
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『コレットは死ぬことにした』19巻ネタバレ感想
コレットの旅は本当に長かったわ~。
旅立ったのが6巻で、17巻で自分の生まれ故郷へ行き、18巻で自分の診療所がある村に帰って来た。
1巻の頃は口調も態度も男っぽく雑だったコレットだが、19巻ではすっかり大人になり村の将来を真剣に考えている。
1巻では村で唯一の薬師として寝る暇もない生活から逃げられるならばと井戸に身を投げたコレット。
19巻30ページでセラの父から
「我々こそなんでもしよう
君やセラやポーラを見てきたこの村は
君に一人で村を背負わせていたあの頃とはきっと違うから」
と言ってもらえる。
コレットは薬師という仕事を後の世代に繋ぎたいと思っている。
その為にはもっと字を読める子や計算ができる子が必要だし、実現する為にはコレットだけの力では難しい。
反対されるかと思っていたら村の大人達は協力的で応援してくれる。
これって政治だよね?
実際の政治の世界では長老は若者の足を引っ張るけどね。
私は、未来は無知な若者が作るものではないと思う。
歳を取った人が先を見据えてくれると良い方へ開けていくのが未来じゃないかな。
その為に老人に必要なのは、経験と他者の考えや変化を受け入れる柔軟性や懐の深さ、未経験な事もやってみようとする思い切りの良さだろう。
これがないとただひたすら若い人のやることなすこと文句をつけ邪魔をする老害と化す気がするのだ。
若い人の中から突然天才が現れたら発展するのではなく、大人の理解と協力がなければ衰退するのだと思う。
コレットの村の年配者達は、読み書きが不要だとか女に教育は必要ないとか言って新しい変化を潰そうとしないのが良い。
今まさに老害と言われる方々が足かせとなっている日本が衰退途上国となっていることは当然の成り行きだろう。
ある程度の年齢になったら一歩下がって若い人を支え、己に執着すべきではない。
コレットの診療所に通っていた村の子・トルカは、一緒に字を習っている友達・モネが薬師の仕事に興味を持っていることを知り、軽い気持ちで診療所通いをしている自分に自信がなくなる。
コレットは89ページで途中で辞めるかもしれないと言うトルカにこう言う。
「いいよ
そのときは誰にも口出しさせない
この仕事を後戻りできないような重いものにしたくないもの」
コレットは、新たな弟子のトルカとモネに薬師の青服を仕立てる為に街へ行くのだが、休みをとったハデス様も同行する。
幸せなんだけど偶然花嫁の姿を見て……。
まあね、女子はこういうことあるよ。
花嫁姿を見て「いいな」て思っちゃうこと。
でもね、腹をくくったわよ。
誰にも言えない相手が夫になり、自分は歳をとってシワシワのおばあちゃんになっちゃうとしても一番好きな人と結婚したいよね。
旅立ったのが6巻で、17巻で自分の生まれ故郷へ行き、18巻で自分の診療所がある村に帰って来た。
1巻の頃は口調も態度も男っぽく雑だったコレットだが、19巻ではすっかり大人になり村の将来を真剣に考えている。
1巻では村で唯一の薬師として寝る暇もない生活から逃げられるならばと井戸に身を投げたコレット。
19巻30ページでセラの父から
「我々こそなんでもしよう
君やセラやポーラを見てきたこの村は
君に一人で村を背負わせていたあの頃とはきっと違うから」
と言ってもらえる。
コレットは薬師という仕事を後の世代に繋ぎたいと思っている。
その為にはもっと字を読める子や計算ができる子が必要だし、実現する為にはコレットだけの力では難しい。
反対されるかと思っていたら村の大人達は協力的で応援してくれる。
これって政治だよね?
実際の政治の世界では長老は若者の足を引っ張るけどね。
私は、未来は無知な若者が作るものではないと思う。
歳を取った人が先を見据えてくれると良い方へ開けていくのが未来じゃないかな。
その為に老人に必要なのは、経験と他者の考えや変化を受け入れる柔軟性や懐の深さ、未経験な事もやってみようとする思い切りの良さだろう。
これがないとただひたすら若い人のやることなすこと文句をつけ邪魔をする老害と化す気がするのだ。
若い人の中から突然天才が現れたら発展するのではなく、大人の理解と協力がなければ衰退するのだと思う。
コレットの村の年配者達は、読み書きが不要だとか女に教育は必要ないとか言って新しい変化を潰そうとしないのが良い。
今まさに老害と言われる方々が足かせとなっている日本が衰退途上国となっていることは当然の成り行きだろう。
ある程度の年齢になったら一歩下がって若い人を支え、己に執着すべきではない。
コレットの診療所に通っていた村の子・トルカは、一緒に字を習っている友達・モネが薬師の仕事に興味を持っていることを知り、軽い気持ちで診療所通いをしている自分に自信がなくなる。
コレットは89ページで途中で辞めるかもしれないと言うトルカにこう言う。
「いいよ
そのときは誰にも口出しさせない
この仕事を後戻りできないような重いものにしたくないもの」
コレットは、新たな弟子のトルカとモネに薬師の青服を仕立てる為に街へ行くのだが、休みをとったハデス様も同行する。
幸せなんだけど偶然花嫁の姿を見て……。
まあね、女子はこういうことあるよ。
花嫁姿を見て「いいな」て思っちゃうこと。
でもね、腹をくくったわよ。
誰にも言えない相手が夫になり、自分は歳をとってシワシワのおばあちゃんになっちゃうとしても一番好きな人と結婚したいよね。
そんなコレットに
ハデス様がついにプロポーズ!
キャー(≧∀≦)ノシ
最後に登場した街の娘・シイラ。
面倒を見てくれているノムじいさんは街の人達からシイラとその家族を見限るよう言われるが、ノムじいさんは殺生事を恐れ見限ろうとしない。
でもシイラには
「俺は信じている
死者の神さまがあの男に罰を与えて下さると
そう思うとあんたも運の悪い子だね
そんな親の元に生まれちまって
本当に運が無い」(183ページ)
と言う。
生い立ちが悪い人に対してだいたいの人が運が悪いと考えるだろう。
運が良いとか悪いとかは都合が良い言葉だ。
でも、当事者からしたら辛い言葉だ。
運命だから受け入れるなんて冗談じゃない。
かと言って誰も助けられないけど。
生きている間の地獄から抜け出すのは結局自分でしかない。
さあ、いよいよ次の20巻が最終巻。
最後に登場した街の娘・シイラ。
面倒を見てくれているノムじいさんは街の人達からシイラとその家族を見限るよう言われるが、ノムじいさんは殺生事を恐れ見限ろうとしない。
でもシイラには
「俺は信じている
死者の神さまがあの男に罰を与えて下さると
そう思うとあんたも運の悪い子だね
そんな親の元に生まれちまって
本当に運が無い」(183ページ)
と言う。
生い立ちが悪い人に対してだいたいの人が運が悪いと考えるだろう。
運が良いとか悪いとかは都合が良い言葉だ。
でも、当事者からしたら辛い言葉だ。
運命だから受け入れるなんて冗談じゃない。
かと言って誰も助けられないけど。
生きている間の地獄から抜け出すのは結局自分でしかない。
さあ、いよいよ次の20巻が最終巻。
『コレットは死ぬことにした』20巻は、2021年12月20日発売予定!
楽しみ~(≧ω≦。)
以上、『コレットは死ぬことにした 19 (花とゆめコミックス)』感想でした。
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…
ご訪問ありがとうございました(人´∀`*)
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