「アイアン・スカイ」(原題:Iron Sky)
「ナチスが月から攻めてきた!!」ってんで、最初はモノクロの古典的荒唐無稽SF映画を想像してたんだけど、どうしてどうして。
観賞後、ついレビューに
「B級というべきなのか? 個人的にはスターウォーズを越えるケッサク!(「スターウォーズ」をしっかり観たことがないんだけど)
お下品なところがフンダンにあるけど、こんなぶっとんだ映画見たことない!!」
お下品なところがフンダンにあるけど、こんなぶっとんだ映画見たことない!!」
と書き込んでしまったほど。
Wikipedia日本語版によると、フィンランド・ドイツ・オーストラリアの合作だそうで、製作資金を集めるために第61回カンヌ国際映画祭で予告映像を公開し、脚本やキャラクター名を公募した他、クラウドファウンディングで製作費の提供を呼びかけ、約100万ユーロ(約1億円)のカンパを集めたらしい。
本当にネタバレを書いては映画の面白さがなくなってしまうので、日本人の文化的に分かりにくい言葉だけを解説(といってもWikipedia日本語版からの引用)しておきましょう。
ヘリウム3:ヘリウムの同位体の一つ。地球にはわずかしか存在しないが、月面には地球よりはるかに多く存在し、核融合の素材?として期待される。
コリン・パウエル:在米ジャマイカ人2世の政治家。1992年の大統領選でジョージ・ブッシュ大統領が副大統領候補として指名を模索したが、結局断念したことを指しているのかな?
総統が持ってる杖:元帥が佩用する、その地位・名誉を表章するバトン。ナチス・ドイツ軍の場合は、元帥杖の他に略式元帥杖が設定されており、普段はこちらを用いていた。
アーリア人:広義・狭義いろいろあるけど、ここでは基本的にナチスの民族主義によるドイツ民族だと思う。
ヴァルハラ:北欧神話における主神オーディンの宮殿。戦死者の館の意味も。ワルキューレ(戦場で生きる者と死ぬ者を定める女性、およびその軍団)によって選別された戦士の魂(エインヘリャル)が集められる。
神々の黄昏:ワーグナーの楽劇のタイトルから取ったもの。
アイアン・スカイ 監督:ティモ・ヴオレンソラ 出演:ユリア・ディーツェ, ゲッツ・オットー, クリストファー・カービイ ジャンル:SF, アクション |