Kindle UnlimitedでDLした「日本を創った12人」。先に紹介した「豊臣秀長〜」は、実はこの本(家の蔵書にはある)を再読しようと思って、たまたま検索にひっかかった本だった。
この中で読み返したかったのは、
①聖徳太子(ちかごろの教科書では“厩戸皇子”?)=「神・仏・儒習合思想」の発案者兼実践者。これによって「ええとこ取り」の文化がうまれ、日本で宗教戦争が起きなかった。“会社人間”を生み出した遠因でもある。
③源頼朝=武家政権を打ち立て、権力機構(権威と権力)の二重構造を敢えて創り出した(この本ではまだ鎌倉幕府の成立がまだ1192年になってる)。
④織田信長=「否定された日本史」の英雄(これはもう個人的好み)。「天下布武の思想は、(中略)世界初の絶対王政ビジョン。「天下布武」が完成していたなら、世界に先駆けて絶対王政が日本に完成していたかもしれない。
⑥徳川家康=成長志向の創設&首都機能・江戸の創設。ただし「家康は鎖国によって日本を外国の侵略から守った。そのため日本をつまらない国にしてしまった」
⑩マッカーサー=日本を「理想のアメリカ」にしようとした(無理やっこ創ってしまった)。
※絶対王政についてはこちらを参照。
※ここには挙げなかったけど②光源氏は実在の人物でもない(その訳は読めば分かる)。
「日本を創った12人」