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9月9日は重陽の節供。旧暦では来月だけれど、今回は新暦で。
その昔、前夜に菊の花に綿を被せ、翌朝菊の露と香が移った綿で体を清めると長生きすると言われた。
”着せ綿”はそれを模したお菓子。
中は黄身餡、外は練り切りで。
練り切りはピンクで色付けし、キントンで作った綿をのせる。
菊の花びら作りは、まだまだ修行が必要だけど何とか菊らしくなった。
出来上がりはなんとも可愛い!!
ベトナムで買ったトンボの意匠のあるお皿にのせてみる。
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9は陽だから、来月10月は陰の季節になる。
風炉点前の最後の月で、侘び&さびを最も感じる月と言われる。
世間では色々な事が起こり、季節も不安定な昨今。
それでも、いつの間にか蝉しぐれは終わり、昼間は心細く、ツクツクボウシ
が鳴いている。
夜は打って変わり、虫合唱団が120%ボリュウームを上げ、涼やかな音楽を奏でくれる。
こんな夜はTVはお休みにし、静かに演奏を聞いてあげたい気分になる。
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