10月某日、”行之行台子”のお稽古をする。
久しぶりだったので、皆なかなかスム-スに行かない。
それでも、利休12段の内の一つ、昔の点前を知る、挑戦する気持ちが大切と思う。
お菓子は主菓子が4種類、水菓子が1種類の約束。
この度はSさんが、”松風”と”栗きんとん”の2種類の主菓子を準備して下さった。
水菓子の柿は、Yさんから。
残りの2つは、こんにゃく&里芋の煮物はMが準備。
砂糖の無かった昔の時代に少しは思いが馳せたかもしれない。
お茶の御稽古は色々な物に興味をもたせてくれる。
軸もその一つ。
丁度今、国立博物館では「佐竹本三十六歌仙絵」を展示している。
某雑誌に「佐竹本三十六歌仙絵でみる近代数寄者の表装比べ」と題し、色々書かれておりで・・・。
興味津々、講義を受け、早速足を運んだ。
(チラシに載っている小大君)
益田鈍翁の三十六歌仙物語も面白いけれど、歌と表装も楽しい。
こんな私でも聞いた事のある歌もチラホラある。
歌の中で一番親しみのあるのは。。。
「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」・・・・藤原敏行
何故か心にキュンときたのは。。。
「夕されば佐保の川原の川霧に友迷はする千鳥なくなり」・・・紀友則
展示物で目に留まったのは、鈍翁作(確か?)の銘が鈍太郎という大きな~茶碗。
あまりの大きさにびっくり!!
歌ばかり気をとられ、表装ははっきり思い出せない(-_-;)
本を読みなおし、元気が残っておれば、もう一度足を運んでみたい。
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