2022年11月22日、3枚組アルバム「氷川きよし オリジナル・コレクションVol.03〜ロック&ポップス&バラードの世界〜『魔法にかけられた少女』」が発売されました。
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-41894-6.html
30曲の中に、新曲として「ピエロ」「Father」「魔法にかけられた少女」「16436日」の4曲が収録されています。
書き下ろしの1曲めは「ピエロ」です。KIINA.の歌唱はこちら↓
歌詞は歌ネットより。
永井龍雲さんが作詞・作曲を手がけてくださいました。そのメロディーとは全く違う、サーカスのジンタを思わせる3拍子のリズムと観客の歓声が挟まれたイントロがとても効果的です。
国際フォーラムでのスペシャルコンサートでは、16曲めの「甲州路」と17曲めの「あなたがいるから」の間、ちょうど演歌コーナーからポップスコーナーへの切り替わりのインストゥルメンタルに「ピエロ」のアレンジが使用され、スクリーンにはデビュー曲「箱根八里の半次郎」から「甲州路」までのシングル作品のPVが映し出されるとても印象的なシーンになりました。
心に悲しみを抱えながらも陽気に振る舞って観客を笑わせるピエロの姿に、KIINA.は自分自身を投影させたのでしょうか。
ピエロもKIINA.ご自身、それを見つめる少年もKIINA.ご自身のような気がします。
人が立ち去った後の夕暮れのサーカス小屋。立ち去り難く閉ざされた入り口に佇む少年の後ろ姿が見えるようです。
空中ブランコよりも動物の曲芸よりも、ピエロのパフォーマンスに少年は心惹かれたのでしょう。
龍雲さんの紡ぎ出す少し寂しいけれど優しいメロディーが素敵です。