2021年年末のKIINA.は、東京国際フォーラム・ホールAでの2日間4公演のスペシャルコンサート、「年忘れにっぽんの歌」公開収録、椿山荘でのディナーショー、日本レコード大賞、紅白歌合戦と例年どおり演歌・歌謡曲の歌手として最も忙しく最も華やかなスケジュールをこなし、私たちファンもそれを当たり前のことと受けとめて1年を締めくくりました。
そして迎えた新年の「2022年12月31日をもって無期限休養へ」という発表。
その理由について、ツアー初日の八王子でも2月1日、2日の中野サンプラザでもKIINA.はその決意に至るまでの思いを縷々お話ししてくれました。
いま休養明けで戻ってきてくれたKIINA.を見て、そこに至るまでには22年間に積もり積もった様々な鬱屈はあっただろうけれど、やはり一番大きかったのは公式でも理由に挙げていた「自分と向き合う時間が欲しい」「両親と一緒に過ごす時間が欲しい」という2点だったのだなぁと改めて感じました。
「これから先も歌手を続けるためにも、今休業を実行に移さなければ間に合わない」と駆り立てられる思いがあったのだろうと。
もちろん、衝動的に「休養します」と宣言したのではなく、おそらくは2年以上前から事務所とは調整を重ねていたのでしょう。その結果がこの年の4劇場90公演という超人的(というか殺人的)な劇場公演+通常コンサートの敢行だったのだと思います。(要は『休むなら、その前に稼げるだけ稼いでおけよ』と、どこかの誰かが)
KIINA.の中ではきちんと整理のついた「休養宣言」でもファンにとっては大きな衝撃でした。
ひとつは、宣言そのものが寝耳に水だったことと、もうひとつは宣言の中に「無期限」という三文字が付いていたためだと思います。
ファン一人ひとりがこの重さと向き合わざるを得ない状況の中、2月1日にリリースされたのが「群青の弦」でした。
それぞれカップリング曲を変えた
・Aタイプ群青の弦(いと)【Aタイプ】 | ディスコグラフィ | 氷川きよし | 日本コロムビアオフィシャルサイト
・Bタイプ群青の弦(いと)【Bタイプ】 | ディスコグラフィ | 氷川きよし | 日本コロムビアオフィシャルサイト
・Cタイプ群青の弦(いと)【Cタイプ】 | ディスコグラフィ | 氷川きよし | 日本コロムビアオフィシャルサイト
の3タイプです。全てにカップリング曲としてもう1曲「きみとぼく」が付いていました。