アルバム・カバー曲2曲めは大川栄策さんの「さざんかの宿」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=Tly0PqUJ7jA
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/189643/
コロムビアの大先輩であり、かつ同郷の大先輩でもある大川さんが1982年にリリースされた大ヒット曲ですね。
累計販売枚数180万枚、1983年度オリコン年間1位、第25回(1983年)日本レコード大賞・ロングセラー賞、同年の紅白歌合戦出場と、リリースの翌年に火がついたことがわかります。
「ザ・ベストテン」で大川さんが箪笥を担いでいらっしゃるのを私もリアルタイムで拝見していました。
Kiinaはデビュー当時「箱根八里の半次郎」と「浅草人情」の2曲しか持ち歌がなかったため、キャンペーンでこの曲をよく歌っていたという思い出深い曲なのだそうです。
この曲は不倫の逢瀬を男性側から描いたとされていますが、歌詞の解釈によっては人妻である女性側から描いていると見えなくもない、ちょっと不思議な歌詞になっています。
Kiinaはどちらの立場で歌っているのでしょう。男性の視点で相手の女性を儚いさざんかの花に見立てているのでしょうか。
特に2番のサビからのKiinaの感情移入が凄くて、まるで絶唱のように胸に迫ってきます。
胸に迫ってはきますが。
Kiinaの歌の素晴らしさとは別の問題として、どんなに綺麗に描いても、やはり不倫は卑怯です。