てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

絶対絶命

2008年10月10日 | ゲーム
絶体絶命都市2をやってます。

1は、やったことないです。
アクション苦手なので、難しかったらどうしよう・・・と思ってたら、
わりと簡単で良かったです。

洪水に襲われた都市を、生き残るために逃げ延びるというゲームで、
5人ぐらいを順番に操作します。
面白いと思うのは、相互干渉というシステム。
たとえば、1人目を操作したときにやったことが、
後で別の人を操作するときに影響してくるんです。
それに、同じ時間、同じ空間にいることもあるので、
前に自分が操作した人が通りかかったりします。

難点は、一人目以外は、あまりサバイバルっぽくないとこかな。
あれ?これで終わり?みたいな感じです。
あとは、操作できる女性キャラが、
立ち止まると、後ろを振り返っているのか、
クネクネするのが気になります。
1人は仕方がないとしても、2人ともだから、嫌だー。
同じソース使ってるのかな。

タクシーを操作できるキャラもいます。
ちょっと緊張して、操作し始めたら、
最初のは、あっという間に終わって、がっくり。
運転うまいね~って言われましたよ。
ほほほ、そりゃあ、GTAで鍛えたからね(少しだけ)、
クレイジータクシーも1時間ぐらいやったしね(借りて)。
と、得意になってたら、
その後、ゴツゴツぶつけまくり。
なんで、左側通行なんだよ~~~。

今は、???さんってのが終わったところです。
それにしても、???さんの家には、びっくりしました。
こ、こいつ、こういうやつか、
今までの選択した回答や操作を間違えてたなって感じ。
夢にまで出てきました。
結末も、夢と似た感じで、うぬぬ~です。

公式サイトが面白いです。

絵的にはショボ目だけど、
洪水の実体験がある人には、絶対お勧めできないゲームです。


影響を受けて読んだ本

2008年07月21日 | 読書
ブログ巡回をしていると、紹介されている本を読みたくなって困ります。

メドゥサ、鏡をごらん
井上 夢人

 コメント欄で紹介してもらったものです。
 推理小説ですが、ホラー風味です。
 ・・・
 すいません。忘れました。
 再読します。


天才数学者たちが挑んだ最大の難問
アミール・D・アクゼル

 最大の難問って、アレですよ、フェルマーの最終定理。
 この定理が証明されるまでのドラマを描いたドキュメンタリーです。
 ドキュメンタリーとは言っても、証明だけに焦点を当てたものではなく、
 数学の歴史的なものをさらりと書いてあります。
 薄いから、大丈夫です。(何が?)
 なんか詳しいことはわかんないけど、すごいなーというのが感想です。


春にして君を離れ
アガサ・クリスティー

 びっくりしました。推理小説じゃないことに。
 家庭の良き主婦を自認している中年の女性が、
 結婚した娘へ見舞いに行った帰りに天候不順のため足止めをくらい
 つれづれなるままに、今までの自分の人生を振り返る。
 いや、怖いです。
 こういう人、多いよね、と思わせるところがさすが。
 最初は感じ悪かったのですが、最後には気の毒になりました。
 周りが悪いんじゃないの。
 中年男女にお勧め本です。


神々自身
アイザック・アシモフ

 ある日突然、並行宇宙から、
 この宇宙には存在しない物質が届けられるようになり、
 地球はこの無尽蔵のエネルギーの恩恵を受けて、豊かになる。
 しかし、・・・
 3部に分かれていて、1部が地球、2部が並行宇宙、3部が月
 が舞台になっています。
 2部の並行宇宙が楽しいです。
 いやあ、研究の世界も人間関係が大変と話には聞くけど、
 小説だけじゃなく、現実でも、やっぱり大変なんだろうな。

 

ベージュのハヤカワFT

2008年07月21日 | 読書
3冊ずつまとめてだと、タイトルに困りますね。

というわけで、背がベージュ色のハヤカワ文庫FTです。
プリースト2冊とティプトリーJr

魔法
クリストファー・プリースト

 事故で記憶喪失となり、治療中の男のところに
 恋人と名乗る女があらわれた。
 男は、すこしずつ記憶を取り戻していくが。。。
 実のところ、真実は何?という話。
 「逆転世界」でもそうでしたが、
 真実だと思っていた世界が、裏返る瞬間がいいです。


奇術師
クリストファー・プリースト

 プリースト3冊目。
 ちょっと慣れてきて、斜に構えて読むようになりました。
 裏読みしながら読むというか。
 小説が書かれた順に読んだ方がいいと思って、
 魔法→奇術師の順番で読んだのですが、
 魔法より先に奇術師を読んだ方がいいかも。
 ライバル同士である奇術師の確執が面白いです。


すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

 ティプトリーのSFではなく、ファンタジーです。
 3つの短編からなるキンタナー・ローの海にまつわる幻想的なお話。
 散文詩のような世界です。
 海はすべてを与えるのです。

 

宇宙都市シリーズ1-3

2008年07月21日 | 読書
ジェイムズ・ブリッシュの宇宙都市シリーズです。

ものすごく古い、かなり痛んだ文庫本です。
たぶん、古本屋で買ったんだと思う・・・

まずは、宇宙都市の基本説明から。

宇宙都市というのは、そのものずばり、宇宙の都市。
地球上にある都市が、すっぽりそのまま宇宙空間を旅するという空中都市の拡張版です。
そんな都市がある未来のお話シリーズです。


第1巻 宇宙零年

 宇宙都市シリーズのプロローグ。
 どうやって宇宙都市ということが可能になったのか、
 その背景を描いたもの。
 1巻では、宇宙都市の片鱗も出てきませんが、
 渋く面白いです。


第2巻 星屑のかなたへ

 宇宙都市が可能になる技術が開発され、
 続々と都市が宇宙に飛び立っていった頃の話。
 たまたまその場に居合わせただけなのに、
 飛び立つ都市と一緒に宇宙に出てしまった少年の成長の物語です。
 ジュブナイルなので、読みやすいです。


第3巻 地球人よ、故郷に還れ

 やっと宇宙都市本番というところ。
 宇宙をまたにかけて飛び回る宇宙都市。
 惑星相手の交易で必要な物資を補給しています。
 自給自足は無理のようなので、大変です。
 そこで、否応なく冒険が始まるというわけです。


で、第4巻は、まだ読みかけ。
なんかね、なかなか読めないんですよ。。。


 

こうなったら、一口感想で

2008年07月21日 | 読書
ずっと本の感想を書くのをサボってて、溜まってます。
読んだ冊数も少ないんだけど、サボり期間が長いと、溜まるもんですねー。

それでも、なんとか3冊まとめて感想書いたのですが、
読み直しているときにうっかりESCボタンを押して
記事をパーにしてしまいました。
以来、書く気力大幅減退です。

こうなったら、溜まってるものを一気に始末しちゃいますよ。


と、思ったけど、さすがに1記事では無理なので分けて書くけどねー。
カテゴリー違いもあるしね。

じゃあ、まず「ホラー」から。。。
と思ったら、ホラーは読んでませんでした。

んじゃ、「その他」から。

グロテスク
桐野夏生

 東電OL殺人事件を基にした小説です。
 読んでて、実に痛ましい話でした。
 その痛さが、堪らないんですけど。
 主人公の「悪意」も、すさまじいです。
 桐野夏生は、そのすさまじさが逆にリアルに
 感じられるから不思議。
 共感とか自己同一とかは、感じないのに。


手紙
 東野圭吾

 ちょっと前にTVでやってましたね。
 殺人犯の兄を持つ弟の苦難の人生の話です。
 世間を騒がす殺人事件が起きたら、
 加害者家族も大変だろうな・・・と思っていたことが
 そのまま小説になったものですね。
 考えさせられる本でした。

美濃牛
殊能将之

 飛騨牛になれない美濃牛の話。
 というのは嘘だと思う、多分。
 「みのうし」と「ミノタウルス」をかけてるだけ。
 で、美濃牛ですが、各章ごとに、ぐぐったのかな?と
 思わせる引用つき。巻末の参考文献100冊以上。
 引用だけでも、楽しめます。
 また、ハサミ男でだまされたので、今度はだまされないぞ
 と思っていたのに、だまされました。


やっぱ3冊ずつにしよう・・・

また、消えたら嫌だし。

ブレイブ・ストーリー

2008年07月04日 | 読書
宮部みゆきのブレイブ・ストーリーを読みました。
文庫本で上・中・下巻だったかな。
ボリュームのわりに、一気に読めます。

異世界で冒険が始まる前の方が面白かったです。
異世界での話は、ありきたりといえば、ありきたり。
これだけだったら、どこにでもある話になったと思うけど、
前半の話が重いので、それでバランスが取れてます。

しかし、宝玉取りの展開は、あまりにご都合主義的。
まあ、ゲームだと思えば、ここで取れるのが当たり前だけど
これはゲームじゃなくて小説でしょ。
特に最後のは、あれはない。
友達が、あの行動を起こさなかったら、どうしたのかを考えると。

分類は、ファンタジーでいいのかなぁ?

光の王

2008年07月04日 | 読書
ゼラズニイの初期傑作です。
ちょっと前に再販されたから、買えるよ~。
って、2005年4月か。もう3年も経ってるのか。
でも、ま、普通に買えます。

私は、再読。
品切れの古い版で読みました。
絵が違うんだよね~。
新しいのは、なんか、ハーレクインロマンスの絵みたい。

ま、それはさておき、どんな話かというと、惑星殖民物ですね。
地球との交流はなし。
その惑星でのお話です。

で、不老不死を実現してるんです。
今だったら色々問題が起きると思うけど
体を培養して、そこに乗り移るというか、たぶん、脳のなんかをコピーしてる。

普通に子供も作ってるみたいだけど、人口爆発しないから、
まあ、まだ人口が圧倒的に少ないのかな。

ま、そんな再生技術を元にして、
権力者たちが、自分たちを神とするカースト制を敷いているという世界です。
インド神話を基本にしてます。

前に読んだときは、その辺がよくわかんなくて
なんかよくわからん、
という印象だったような記憶があるだけど、
再読してみて、なにがわからんかったのかわからん、です。
わかりやすいお話です。

人名で混乱したのかもしれないです。
神の名前で呼んだり、一番最初の体だったときの名前で読んだり、
そのほかの名前で呼んだりしてるから。

記事が長くなってきたので、もうすこし内容紹介をさらっと。

そんな権力を独占している神々と、その政策に反対する人たちなどとの戦いと愛の物語です。
ちょっとロマンチックです。

ところで、神っていうからには、普通の人とは違う能力があります。
まあ、スタンド@ジョジョみたいなものと考えてもらって、大丈夫。

で、恒例(?)のお絵かきもしたよー。

サブ登場人物のアグニ神とカーリー神。
人物の背景は、スタンド。なんかインドっぽくないね。

主人公格の人々は、どんな格好なのかよくわからなかったので
お絵かきできませんでした。
死の神ヤマは、人気キャラだと思うけど(女性に)、
赤い服着てることと、たぶんマントしてることしか、わかんないし。


何も見ずにドクロ、描ける?
私には無理でした・・・

っていうか、この絵、作品を貶めている気がする。
もうやめよう・・・


SENさんちに、必殺、トラックバック返し!!
おりゃ!!

ピコピコポン

2008年06月26日 | 映画、TV
ちょっと、今日、もう4記事目ですよ。

しかし、こんなニュースを知った以上、黙っていられません。

えっとですね、
知る人ぞ知る、どっちかっていうと知らない人の方が多い
老若男女楽しめる『ピコピコポン』がですね、
DVDになって発売されるんですよ!!

ここのサイドバーのブックマークにもあるでしょ。
ピコピコポン探求友の会
って、ピコピコポンファンサイトのリンクが。
その、ピコピコポンですよ。

ところで、説明文の「15年ぐらい前」っての、古いね。
もう「20年ぐらい前」ですね。

さて、どうする、DVD。
買う?
買っちゃう?
Amazonで6枚組み15800円だよ。
1050分だから1分15円だよ。


しかし、NHKも再放送してくれりゃ、ただなのに・・・
誰か買って、貸してくれないかなー。

ミスト

2008年06月16日 | 映画、TV
ちょっと前に、久しぶりに映画館に行きました。
観たのは「ミスト」。

たまたま文庫本に割引券が付いていたので、
面白そうだから、観ることにしたんですよ。

ところが、これが、公開している映画館が少ないんですよ。
いや、びっくり。
だって、ショーシャンク、グリーンマイルの監督でしょ、
原作はキングでしょ、
もう、どこの映画館でもやると思い込んでましたよ。

いつも行く映画館ではやらないので、
しかたなく、ちょっと遠くの映画館まで足を伸ばしました。
ずずっとね。

そんなんだから、観る前から、ちょっと嫌な予感はあったんですよ。

しっかり予感的中。
公開してくれるのは、嬉しいけど、スクリーンが小さいって!


さて、内容はというと、何だっけ?
あ、えー、アメリカだよね、舞台。
まあ、外国だ、舞台は。
主人公(男)は親子3人で暮らしていたんだけど、
ある夜、嵐がやってきて、もう大変。
翌朝、周りの惨状にあきれながら、スーパーマーケットまで
子連れで日常品やらなにやらの買い物に行きます。
買い物をしてたら、なんか周りが濃い霧に覆われてしまって・・・

という感じに、始まります。

霧は白いので、なんとなくサイレントヒルみたいな雰囲気。

一体、この霧の正体は何?
あっ、霧の中から~~~っ!!!

って、最初に出てきた「モノ」を観た時は、
なんというか、まあ、がっくりしました。
ああ、これって、そういう映画か、と。

だが、まだ判断を下すには、早い。

この後、怒涛の展開で、一気にラストまで行っちゃいます。
ま、ある意味、こうなるだろうな、という通りに話が進むんですけどね。


賛否両論ある映画ですが、私的には、良かったですよ。
後でネットで調べて、ラスト付近に出てきた人があの人、
ということもわかり、なおさら、考えさせられました。

エンディングロールも渋い。
長いはずのエンディングロールが短いと感じられたのは、初めて。

重力への挑戦

2008年04月25日 | 読書
創元SF文庫から「復刊フェア 2004」として出た本を読みました。
作者はハル・クレメント

amazonで調べてみたら、
1985年にハヤカワ文庫から「重力の使命」というタイトルで出てますね。翻訳者は浅倉久志。
その前に1965年(古っ!!)に早川書房からの本があるみたいです。翻訳者不明。タイトルは「重力への挑戦」。
でと、私が読んだ文庫本をみると、初版は1965年ってなってるんですよ。翻訳者は井上勇。

う~ん、これってどういうことかな?
出版社が違うのに、同じ本を同時に出したということかなあ?
amazonのカスタマーレビューをみると、創元のは、訳文が悪いという評価ばっかり(2件だけど)。
確かに、なんどか繰り返し読み直した箇所がありましたねぇ。
特に最初のころは、「これ訳したの、誰じゃー?!」とちょっと怒りましたねぇ。
・・・私だって、浅倉翻訳本が他にあるって知ってたら、そっちを買いましたよ。。。


さて、内容を一口に書くと、
「メスクリンという巨大な惑星での冒険」
です。
この惑星は、赤道が3G、極地だと700Gという高重力で、しかも海は液化メタン、氷はアンモニアなんですよ。
北極に用事があるんだけど、700Gだから人間には無理っていうわけで、現地住民にお使いにいってもらいます。
これが、ファーストコンタクトになるんですが、そのあたりの話は省略されています。
こいつなら!と見込んだ原住民(南極在住)に、赤道まで来てもらったところから話がスタートします。
あ、船旅ね。
んで、まあ、いろいろ苦労しながら、未開の北半球を旅して北極まで行くという、そういう話です。

で、まあ、可愛いんですよ。
主人公のメスクリン人たちが。
ちょっと冒頭のシーンを絵にしてみました。


・・・小学生でも、もっとマシな絵を描くよ、
という感想はさておき、
これは、嵐の中、マストに登っているメスクリン人の姿です。
重力が軽い(3G)ので、ちょっとの風にも吹き飛ばされそうなんで必死です。
このシーンを目撃した主人公のメスクリン人は、
なんて危ないマネをっ!!落っこちたらどうするんだっ!!
と驚愕します。
最初に読んだとき、てっきりマストの上の方にいるのかと思いました。
でも、よく読むと、甲板に足が4本しかついていないとあったので
この絵の状態ですね。
こういう高重力ならではの話が、結構楽しいです。

あ、あと分かりやすいように、船の形を変えましたが、
本当は「いかだ」です。
っていうか、マストって、ほんとにこんなに高いか、不明。


難点は、メスクリン人の社会性について、何も書かれていないことかな。

昔のSFだけあって、文明・科学に対する見方が素直です。
特に、ラスト近くのメスクリン主人公の演説なんかは感動的です。