14/11/09 Competition

今回は、結構前からお誘いを頂いた、ありがたや・・・。
と、同時に緊張も頂く。今回の同乗運転手は２人ともラリー屋さんでチャンピオンだそうだ・・・・。

金曜朝、出勤前に電話有り。土曜の練習の予定の連絡。出勤するも、仕事が手に着かない。心ここにあらず。
さすがに仕事が忙しくなってきて我に返ったけど、今回も順調に胃が痛い。

前日、練習。まずＳＺＫさん、４４秒。ＯＳＷさんは５１秒だっけ？　俺は５２秒かな？　俺は実質2.3周のみ。それでもわかる、自分のふがいなさ。ま、このタイムはあてにならないけどさ、まず、ビビってるよね。進入が怖い。やってるときも乗る前は緊張してエづいても１コ－ナーで横Ｇ１回かかれば気分も全開だったけど・・・・



当日朝、前回同様どんより、行く気がしない、仮病でも使って逃げちゃおうかな。そんな気が・・・あれ？　デジャブ？　
でも、行くさ。ぎりぎりまで家でまったり・・・到着が本当にギリギリだった。

予選は主にブーストの調整やタイヤの皮むきなどに費やす。俺は緊張を持て余しトイレに足しげく通う。アタックはＳＺＫさんで44秒、すげーー。
スタートドライバーもＳＺＫさん。セカンドは未定。



いよいよ決勝スタート。前回は車の中だったから、ピットで味わうの耐久のスタート。スプリントとは違う独特の緊張。
コースインが終わり、１２番グリットで車を待つ。２４時間以来だな、ここに立つのは。86でも耐久は面白かったな。耐久っていいな。

シグナルグリーン。10：30決勝がスタート。混乱もなく綺麗に始まった。

例によって緊張で食事が喉を通らない。でも、なんかエネルギーになるもの入れなきゃ。でも、セカンドドライバーはいまだ未定。また、それが緊張を生む。
うーーーんセカンドはどっちよ！　そうこうしているとセカンド俺に決定。最低限の栄養と水分を流し込む。

１２時ちょっと前、レッドクロスが出た。ウチの車がコントロールラインを通過直後に。最悪のタイミングで給油＆ドライバー交代。

いよいよ出番です！！

コースイン。割とコースは空いている。昨日や予選より調子よさそう、いい感じで走行。

が・・・・無線から入るタイムは５１から４９。伸びない、劇的に伸びない。うーーん、そうですか、そうきますか。
ＰＩＴからは「もうちょいガンバレ！」と激が飛ぶ！

とにかく悩む。走りながらとにかく悩む。そして、色々試す。

前回から引き続きの課題として、ブレーキングからインのクリップまでが遅いってーのがあるので、それを是正。
ま、すぐに是正できればいいんだけど、んなの出来るわけがない。チームのみなさんにはワリーけど、長い練習だと思って試行錯誤。

試行錯誤の最中、無線交信がパッタリ途絶える。あまりの遅さに閉口か・・・、しゃーない、俺自身も閉口してるから。
無線再開、ランチタイムだったらしい。

燃料が半分を下回ってきた頃、ようやく４７秒に入った。やったよ、ようやくＵＰだよ。とりあえず46入れるぜ！！
入らないねーー、ま、他と絡んだりもあったからしょうがなくもあるけど・・・正直、悔しい。

47に入ってようやく思い出してきた。書くのも恥ずかしいくらいの事を。

ブレーキで曲がる事を忘れて・・・・
アクセルで曲がる事を忘れて・・・・

ＦＲ乗ってきた人とは思えない、時が経つのは怖いねぇー。
ただ、スピード落とすためにブレーキを踏んで、加速するためにアクセルを踏んでいた。タクシードライバーかよっっ！

と、同時にラインも思い出して来て、さすがにクラブマンの得意だったとこは引き離したりして・・・

辛いけど楽しくなってきた。でも、ガソリンはもう少ない。

ＰＩＴとガソリン残量の無線やり取りのなか、給油後も引き続き乗るか？と聞かれた。
正直休みたい、けど、ちょっと思いだしてきた感覚をリセットしてしまうのもいやだ。やっぱり、このままは悔しい。

ＰＩＴに判断を委ねた結果、続けて乗る事になった。

給油の為、ＰＩＴＩＮ。しばしの休憩。

ＰＩＴＯＵＴ！！　よーし、４６秒だすぞ！！！

・・・出なかった。

ま、原因は色々あるわな。ま、結果出なかったのさ。

前半よりも攻めたさ。考えたさ。でも、今にして思えば、タイヤがなかったせいかもしれんが、けっこう滑るのよ。
ヘアピンでは、全然曲がらないしさ。でも、走れたからね。出せる環境ではあった。

シンプルに・・・これが今の実力です。

俺の第２スティントも後半に差しかかってきた。体力的にも限界が近い。
でも、あと２０分、いや１０分頑張れば、給油が２回で済む。

その時、レッドクロスが出た。また、タワー通過後に。ＰＩＴからはＩＮの指示。
スロー走行、窓全開でＰＩＴを目指す。
急に冷静になる、体温が異常に高いのがわかる。３８度くらいあるんじゃないか。軽い脱水症状だな。

無事にＯＳＷさんにバトンタッチ。お役御免。
車を降りると立てないくらいヘトヘト。全身汗でべっちょべちょ。
クエン酸ガブ飲み。しばらく放心状態。

その後、ＯＳＷさん４５秒突入。俺の最遅決定！

ガソリン足りず、再度給油でＰＩＴＩＮ。俺がもっといいペースで走れたら、最後のスティント引っ張れたのになぁーー。

無事にチェッカー、予選より１番後退。




総じて・・・・ま、実力どおりかな。最高に悔しいが、自分の今の実力ではこんなんかな。
もっと出来ると信じてるけど、昔取った杵柄は・・いや、取ってないのかも。

いま、持っているものは出せたかな。


第２スティント後半、さすがにバテてきた。でも、自信持って言える、集中はしてた。

だってよ、やっぱ、特別でしょ、この時間。やっぱ、Competitionでしょ。しかもレースでしょ！
なんの変哲もないサラリーマン生活、飼い犬生活の中で、唯一、野生の証明の時間でしょ！！

やっぱ、楽しいね。

そしてさ、つくづく感じるね。
俺は天才じゃない凡人なんだ。となりゃ、残された道はＫＵＦＵしかない。
ホントはさ、練習して練習して練習したいけど、今の環境ではできない。
だから、考えて考えて考えて、タイム削るしかない。

しっかし、なんであんなにデフ効かない車で４２とか出せるんだろ・・・早速わからんわ。


翌日、全身筋肉痛。握力は思ったより大丈夫だったんだけど、背中や臀部は２日たってもまだ痛い。
そして、左右の膝の外側。踏ん張りすぎで青タン。がんばったな俺。

普段、決して頑張らないから、年に１回頑張らないとダメだ、俺。

そして、今回も、チームの皆さん、ありがとうございます！！
毎回感じるけど、これは本当に１人では決してできないのです。

普段、決して感謝しないから、年に１回感謝しないとダメだ、俺。