アメリカ疾病対策センター(CDC)は、11月16日、「天然痘」の表記がされた複数の小瓶が、東部ペンシルベニア州のワクチン研究施設で発見されたと発表したそうです。なお、このように研究施設で発見されるのは、アメリカでは2014年メリーランド州で発見されてから、7年ぶりのようです。
なお、今回発見された小瓶はいずれも冷凍状態であり、中身に異常はみられず、誰かが接触した形跡もないそうです。
いうまでもなく、天然痘は人類の歴史上猛威を振るった伝染病でありましたが、1980年に世界保健機関(WHO)が根絶を宣言しました。アメリカでも、1947年を最後に、感染は報告されていないようです。
それで、各国政府では、「天然痘ウイルス」のサンプルを保管し続けるか、完全に処分するかをめぐって、議論が続いているそうです。まぁ、万が一、感染が確認されたときの対応策も、これらのサンプルがあることで可能だとすれば、保管されるのもあり得るかとは思いますが、悪用されたり、事故などで拡散することは怖い、という感じでしょうかね。
確かに、偶発的なパンデミックを題材にした映画や小説などでしたら、急に電気が止まって、冷凍されていたウィルスのサンプルが拡散して・・・なんていうストーリーもありそうですものね。現実に起きないことを祈るばかりです。
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