11月18日、フランス議会では、イルカを使ったショーや、サーカスでのトラやライオン、クマなどの野生動物の使用を禁止する動物愛護法案を可決したそうです。
この法案は、2000年から議論されていたもので、内容は広範に及ぶものだそうです。そして、マクロン大統領が法案に署名すれば、2年後に野生動物のショーが、5年後にイルカのショーが禁止され、7年後には野生動物の所有自体が違法となるそうです。
また、ミンク養殖農場は即ちに閉鎖され、また、動物を虐待した場合の最高刑を5年以下の禁錮刑と7万5000ユーロ(約970万円)の罰金に引き上げるほか、ペットの販売規制も強化するとのこと。
もちろん、動物を訓練して見せているサーカス関係者は法案に反発しているそうですが、既にフランスの各自治体では、動物を使用したサーカスの巡業が禁止されるなどしているようで、それを国家全体で行うための法案という印象ですね。
それから、環境保護団体の一部は、内容が不十分だと批判しているそうですが、今回の法案には、農村部で長年の伝統とされている狩猟や闘牛、ガチョウやアヒルへの強制給餌で肝臓を肥大させるフォアグラ農場など、論争の的となっていた分野は含まれていないようです。
しかし、その内、フランスでは自分たちの食文化の全てを否定してしまいそうな雰囲気すらありますね。
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