その後16日に取締役から電話あり再工事の日程を4月20日と決める。再工事予定の20日の8時10分に取締役からの電話で今日の天気予報が一時雨とのことなので24日と25日に延期となる。24日10時30分に取締役と職人2人が来て17時15分まで作業。翌25日は8時30分より作業。12時30分に社長のK藤と取締役の2人から今回の屋根手直し状況の説明を受ける。14時に作業終了とのことで職人が帰る。4月28日に再工事に関する報告書が工房より送られて来る。5月1日の夜に取締役から再工事の確認作業をしたかとの念押しの電話あり。2月18日の手抜き工事終了から再工事終了まで2か月と1週間かかったわけだ。まあ表面的に綺麗になっていれば素人としては納得するしかないわけだけれど、この工房への不信感が払拭されたわけではないからね。屋根はこれで終わったとしても次の問題があるのでまだこの工房との付き合いは続く。
土下座は誠意じゃなくて取ってつけた如きの一時凌ぎ。土下座しても事の根本に返らなければなんにも変わらない。この場合は早期にあまりに酷い仕事ぶりを会社として反省し作業をした職人を叱咤して「誠意」を持ったきちんとした再工事をするればそれなりには収まる案件。普通の建築会社ならそうすると僕は思う。この工房はどんな手抜き工事をした職人だろうが、逃げられたらいま持っている契約済の工事ができなくなるのが怖かったんだろうなあ。そんなだから上層部は職人に舐められていたんだよなあ。キャパシティを超えた仕事を抱えたら職人を甘い言葉と緩い縛りでフル稼働させなくちゃならないから、仕事を取りすぎる社長も含めた営業の人たちと現場職人との間の心に乖離が出来て筋の通ったひとつのファミリーとしの理念が工房から遺脱しちゃったのかも。ってな個人的考察。
(写真は4月6日付け)
社長のK藤が土下座しても埒は明かなかったし、費用の残り半分は供託にするようなことを匂わせたためか1週間後の3月30日に取締役のO倉と親方が屋根の工事のいい加減な部分の再確認作業に来る。翌月の4月6日に屋根の工事した場所の写真付きの手直しする内容の一覧表をO倉が持って来た。ちなみに並行してやっていた工事での不都合も含め写真は50ヵ所で50枚。こちらは素人だから目に見えるところだけしかわからないし、それ以外を突き詰めてもシラを切られたらそこまでなのでとりあえず報告書として受け取る。しかしながらだからと言ってすぐに再工事の日程を決めることはなかった。11日にO倉から手直しに関する電話があり、その時に再工事の日程は再度電話しますとのことで未だ決まらず状態。新規仕事優先は変わらずでやりたくない再工事は後へ後へってな感じなのか。「誠意」って言葉はやもすれば危ない誤解を生まないとも限らないのだけれど、その誠意のなさに「誠意」を見せろって啖呵も切りたくなったよね。
土下座であっけにとらせてチャラにする作戦は僕には効き目なし。逆に僕の脳みその怒りの火に油を差すような行為に思わずカッとなる寸前。あまりにも舐め切った行為に思えた。半分呆れながら僕はそのような行為がいちばん嫌いだと思わず口に出た。土下座したからって雑な工事が直るわけでもないし、勝手にやった土下座を評価する必然性もないので無視。そこまでして再工事をやりたくないってか、やろうとしないこの工房の信念なんなんだろうね。この時は足場をかけた外装も一緒にやったのだけれでそれも酷かったし、ここの下請けの水道工事の職人は届け出れば事件にもなる事をやってバッくれたしで、そこも当然揉めて現状回復するまでに約5か月かかってた。当時の資料に目を通したら怒りというより呆れてしまった。この水道工事屋の起こした事は時効のない犯罪なので今からでも被害届は出せるらしい。
なにも僕は平均値よりもいい仕事をしろなんて一言も言ってないし、ただ手抜き仕事やだらしのない後始末をキチンとしてごく普通のお仕事をして下さいって言ってるだけなのに、いきなり土下座されたんじゃどのように反応したらいいのか咄嗟にはわからないし脳みそも混乱するよ。あの目配せの感じからすると初めてじゃないんじゃないかな。相手を脅かして呆気に取らせてマアマアマアって意識にさせてもういいですよってな回答引き出す作戦なのか。そんなことも自己啓発セミナーで学んだのかな。知らんけど。って思う。