区民カレッジで学んだ、「富士山の魅力」
ひとつひとつ謎を解いていきます。
日本が世界に誇るべき『地球の宝もの』として
2013年6月22日に「世界文化遺産」に登録されました。
威風堂々とした秀麗な姿の富士山、日本の最高峰であり日本の象徴ですが
なぜか、『文化遺産』の登録なのです。
なぜ、『自然遺産登録』でなかったのか?
活火山が、なぜ、「文化遺産」なのでしょうか。
それは、日本人が古来富士山を信仰の対象として崇拝し
山頂で、ご来光を拝み無病息災長寿を願うことを
何百年もの間続けてきたことが理由となっています。
永遠の生命の現われとしての噴煙を出し続け
時には大噴火で怒りをあらわにする不二の山に対して
日本人は、平安時代に不二の噴火を鎮めるための「浅間神社」を建立し、修験道を開きました。
室町時代からは「信仰登拝」が始まり、江戸時代には庶民の間に「富士講」が広まり、
一大富士登山ブームが起こりました。
このブームは、現代まで続く富士登山の源流となり
7~8月の2ヶ月間に30万入超の「ご来光登頂」が恒例となり
ゴミとトイレ不足の山となってしまいました。
これでは、自然環境を守っている山とはいえません。
富士登山には、日本人の自然観、普遍的な価値を持つ山の信仰
自然と一体化した芸術、日本人の観光行動などが影響をしています。
日本人の “ちょっと、お山まで” の感覚での富士山の扱いを
世界は自然遺産不適格としたのです。
ヨーロッパから始まった「世界遺産認定基準」では
日本の富士山は、文化遺産としての『地球の宝もの』に認定される対象だったのです。
それも、2016年2月までの仮免許交付対象として!
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