はじまりました、60から学ぶこんなこと、気軽にゆったりと見てください。
さあはじめましょ
「ぼたもち」と「おはぎ」の呼び方
これは、作る季節に違いがあります。
そして、季節の花の名前に由来しています。
「ぼたもち」は、江戸時代に春のお彼岸に
江戸時代中期には砂糖の入ったあんこが広まり
一説には、小豆を「牡丹の花」に見立て「ぼたんもち」と
そして「ぼたもち」に変わったといわれています。
「おはぎ」は、秋のお彼岸に
秋の七草のひとつ「萩の花」と小豆が似ているため
「おはぎもち」が「おはぎ」に変わったといわれています。
夏や冬に作る場合には別名があります。
夏の別名は「夜船(よふね)」
米をつぶして作るため、餅をつくような音は出ません。
おはぎを “ついた” のがいつか分からないことから
夜は暗くて船がいつ “着いた” か分からない
「夜船」になぞらえて呼ばれています。
冬は「北窓」とも呼ばれ
北にある窓からは “月” 見えないことによります。
搗(つ)くことをしないことから
転じて “月知らず” と
今は季節の区別なく呼ばれる「おはぎ」や「ぼたもち」
春夏秋冬で「ぼたもち」「夜船」「おはぎ」「北窓」と分けて呼ぶこともあるのですね。
「ぼたもち」と「おはぎ」の形状やあんこの種類は?
どちらも米を蒸すか、炊いた後に潰し、丸めてあんこで覆うという作り方
もともとは形状やあんこの種類も異なるものでした。
「ぼたもち」は、「牡丹の花」のように大きな丸い形で作られ
「おはぎ」は、「萩の花」のように細長い俵型のような形で
外側を覆うあんこも
「ぼたもちは、こしあん」
「おはぎは、つぶあん」という違いがあります。
秋に収穫したばかりの小豆は、
皮も柔らかく食べられるため、「つぶあん」に使われ
春には皮が固くなるため、
皮を取り除いた「こしあん」が使われていました。
今では、季節を問わず、つぶあんが作られ、季節によるあんこの違いがなくなりました。
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