ときどき 65から学ぶこと

仕事での ”す い ません“ 使うことなかれ

ビジネスの現場では使ってはいけない言葉があります。

『すいません』という言葉

これは間違いですね。


正しくは『すません』ですが

謝罪や感謝でも使っている人がいます。

これはマイナス印象を与えるので

気をつけたほうが。



「謝罪・依頼・感謝」を「すいません」で済ましていいのか


例えば、こんな新人くんがいます。

とてもいい子で、口数が少なく、少し注意すると「すいません」と小さくなる。

話しかけてくるときも「すいません」から始まる。

謝るときも「すいません」と頭を下げる。

『すいません』を便利に使い過ぎてますね?


始めに、新人くんが使っている「すいません」は間違いです。

漢字で書けば「済みません」

相手に対して「私の気が済みません」という意味です。


だから「すみません」が正解です。

言いやすいので、つい「すいません」と発音してしまいますが、これは直したほうが。

 

さて、その「すみません」、新人くんならずとも、実によく使う言葉です。

 

彼の例で見ると、

・注意されたときの「すみません」 謝罪

・呼びかけてくるときの「すみません」 依頼

・「ありがとう」の意味での「すみません」 感謝

の意味で使っています。


「謝るとき」「呼びかけるとき」「感謝するとき」というコミュニケーションのなかでも

大切なポイントを、「すみません」で済ましているのです、

人との距離が縮まりません。では、どうすればいいのでしょう。


目上の人や得意先への謝罪は、より丁寧な言葉を使いましょう。


ビジネスでの謝罪は「申し訳ございません」「失礼いたしました」が正しいとされています。

目上の人、得意先などの場合は、努めて使うようにしましょう。


「ごめんなさい」も謝罪にはよく使います。

しかし、この言葉は、「許してください」と相手に許しを請うのが本来の意味です。


「ごめんなさい」よりも「すみません」と言ったほうが、

甘えることなく謝罪していることになります。


もっとも、これらはかしこまったビジネスの場での話で、

普段の仕事では臨機応変に使い分けます。


感謝の「すみません」は使わないほうがいい

呼びかけの「すみません」は、ほぼ相手の気を引くための

「掛け声」と考えたほうがいいでしょう。


使っても差し支えありません。が、相手にスマートな印象を残すなら、

「すみません。少しお時間いただけますか」。

あるいはもっと丁寧に、「すみません。5分ほどお時間いいですか」と、

相手の時間をもらうことに気を使うようにしたいものです。

 

最後は、感謝の「すみません」です。

これは使わないほうがいいでしょう。


この「すみません」には、

「こんなことまでしてもらって、私の気が済みません。恐縮です」と、

謙遜の気持ちが入っています。

 

しかし、感謝するときは「ありがとうございます」と言うほうが、気持ちが伝わります。

「すみません」は、謝罪と依頼のときに使う。


感謝は「ありがとう」と言う。

「すみません」を使い分ければ、新人くんだって感情表現の豊かな人になれますね。

 


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