江戸時代に盛んだった「富士講」
この神事としての登拝は
現代風に言えば
江戸から引率者付きの団体ツアーの富士登山でしたが
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富士吉田まで来た富士講の各団体は
「御師(おんし)」の宿に泊まり
御師から富士山参詣の仕方の教授を受け
御師の案内で、浅問神社に詣で
浅間神社の鳥居を出発点として
御師の指示のもとに
「六根清浄」を唱えながら行者として登拝しました。
途中、御師の講話に耳を傾け
神事を行いながらの登山であったため
充分な休憩を取りながらの
「基本に忠実な登山」であったと思われます。
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これから求められる「富士登山」は
富士山と富士登山を科学的、経験的に知り尽くした
御師に準じる「山岳ガイド」のもとに登る団体と
4000m級の登山の知識を常識酌に持った個人による登山だと思います。
富士信仰では六合目を天上といい
ここから先は聖域度が高まり
人は歩いて登ることとされています。
まず、自動車で登ることができる五合目までの入山については
自動車1台ごとに入山料を徴収し
富士山山岳レンジャーの養成のために活用します。
六合目以上への登山者には、天上以上への入山料として
トイレ使用料込の環境整備費を徴収し
環境保全の推進と山岳ガイド養成のために使用します。
「富士山を守る」意識が、国民的レベルでの常識になる必要があります。
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