「世界文化遺産」になった富士山
富士山は、古来から信仰の対象して崇拝されました
平安時代には、不二の噴火を鎮めるために浅間神社が建立され
修験道が開かれました。
登拝は室町時代から始まり
江戸時代には富士講による一大富士登山ブームが起こり
現代まで続く富士登山の源流となりました。
観光資源として、経済的価値の高い山で
遠く東京から見る富士山も、山麓から見上げる富士山も
変わることのない美しさを保っています。
この美しい日本最高峰には、その姿を見るために国民の4分の1が集まり
夏の一夜に5千人とも1万人とも数えられる人びとが登拝しています。
車で行くことができる最高地点の五合目と
ご来光を拝むパワースポットの山頂が人気上昇中です
「行ってみたい」との理由で
普通の人、熟年登山者」「山ガール」「外人」が
気楽にハイキング気分で登る人が増加しています。
富士山を「地球の宝もの」として未来に引き継いでいくためには
「守るべき登山のルールとモラル」をガイドブックでチラッと見て
軽装で山頂をめざす観光登山をなくすことです
富士山頂は、夏でも麓より気温が 20度ほど低く
天候が悪化すれば風速30mの暴風雨が足元から巻き上がってきます。
私も山装備をして、2回目の登山では、
風が強くなり真夏でも雹(ひょう)が吹き付け
台風も進路が変わり直撃しそうなので断念しました。
つまり、富士山は本格的な登山対象の
「4000m級の単独峰」で
あることを認識しないといけません。
この山岳に、弾丸バスツアーで充分な休憩もとらず
装備ももだず、軽装で登るのは危険です
次回は、江戸時代の富士山登頂を書いてみます。
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