外資系企業勤務でバリバリ働いてきた私が、突然まさかの精神科通い。
まぶたが勝手に閉じてしまうめまい、常に頭がフラフラ、クラクラの状態、
手足が冷たくなり心臓バクバクの動悸、気が遠のきそうになる不安感、
表現しようのない重ーい重ーい倦怠感で、1年半にわたりベッドからほとんど
起き上がれなった。
うつ病と診断されたが、その後それが誤診だと分かり、断薬と森田療法を経て、
生まれ変わるまでの日記とその後の森田療法的生活の日々。
「だるおも~」
よくテレビCMで聞く、あの言葉とあの映像。
あんなものじゃ済まないほどの重ーい、重ーい倦怠感。
なんと表現していいか分からないくらいの体の重さ、
今まで経験したことのない疲労感が襲うようになってきた。
猫のエサを買いに行った帰り、突然両足と背中に10kg以上の重りを付けられたように
ずどーんと体が重くなったあの日。
「この体の重さは普通じゃない、どこか体が絶対におかしい」と感じていた。
いつも疲れていたけれど、今までとは全く次元の異なる疲労感、倦怠感で
20年以上も続けていた生け花のお稽古にも行く気力がなくなっていた。
仕事はリモートワークが続いていたので、休憩を多めにしながら
何とかばれないように続けていた。
あの倦怠感のひどさは、なったことがない人には絶対に理解してもらえない。
疲れているだけで体が動かないなんて、なったことがない人には絶対分からない、
あの体の異常な重さ。
歩いていても、もうその場に倒れ込んでしまいたくなるくらいの体の重さ。
これが段々と酷くなっていって、最後には朝起きて仕事をしようとパソコンの
電源を入れようとしたのに、もう無理だ、、、とその場に倒れ込んでしまった。
今は普通に歩いているけれど、去年の今頃は疲労感と倦怠感と頭フラフラで
家から歩いて3分のコンビニにも行けなかった。
最寄り駅までも歩いて行けなかった(そもそも電車に乗ることすらできなかったけど)。
最後はもう杖を買おうかなと思ったくらい、倦怠感がひどくて歩けなくて絶望していた。
こんなひどい倦怠感だけでなく、まだまだ体調不良の波は押し寄せてくるのだった。