ジジイの鉄槌

認知症で要介護1の実父!施設介護のよもやま話しです。
仕方なく成年後見人になり、その後要介護5へ…

事務作業

2014-05-20 | 成年後見人の仕事

成年後見人になって半年以上経った。
実家売却の一件以来、家庭裁判所とはご無沙汰だ。
司法書士とは、一応、月一程度で看護報告みたいなことをメール送信する程度となった。
父の皮膚科や歯科の通院についてグループホーム長と療養相談はしているが、「成年後見人として」というより「身内代表」という感じだ。
一通りの行政届出終了後は、成年後見人としての意味合いは殆んど感じていない。


それでも、今後 被後見人(父)の財産監査を家裁から受けるのは間違いない。
なので、日々作業としては、両親の財務管理は続いている。

高サ住に住む母の生活費は、病院にかかる費用の増減が支出増減に影響ある程度で、月平均支出額も落ち着き、家裁提出の支出計画を少し上回る程度で収まっている。

認知症の父の方は、グループホームの費用はほぼ横ばい。
デイサービスに行く回数が多いと少し支出が増えるが、休んでしまう時は、ほぼ病院(皮膚科、歯科、内科)費用がかかっているので、デイサービス利用料とほぼ相殺みたいな感じになっている。
父の支出は、そういうことで大きく変化はないが、細々したものの補充など「我が家の」小さな出費が続いている。
だいたい、1か月に1度、父にかかる費用の伝票整理をする。
こづかい帳に毛の生えた程度の経理処理だが、レシート、領収書類のもらい忘れ、保存忘れ、我が家の家計との分離忘れが多い
なかでも多いのが「我が家の家計との分離忘れ」が最も多い。
例えば、我が家の買い物ついでに「あっ、おじいちゃんの歯磨き粉買わなきゃ」とかが積み重なるとそこそこいい金額になる。
まだ、未経験だが年に一度、家裁による「被後見人の財産確認」があり、支出については領収書類がないと支出が認められないようだし、領収書があっても「被後見人のためじゃない」と家裁が判断した支出は認めない―らしい。
見舞いの交通費も公共交通機関は認められるらしいが、ガソリン代は認めないと言われている。しかも、「親族としての見舞いは交通費も対象外で、後見人の業務として動かれる場合に限りますよ」と、やんわりとくぎも刺されている。
それらは、全部自己負担になるとの説明も受けた。

「ついでに・・・の買い物」がちりも積もれば・・・になる。
しかし、幸い妻は小言も言わない。
仮に言われたとしてもおじいちゃんの歯磨き粉なのか我が家の歯磨き粉なのか証明する?
ほぼ毎週行かなきゃならない見舞いも「今日は支払いがあるから後見人業務なのでタクシーで行こう!」とマイカー置いて見舞いに行く?

私は、3人兄妹の二男ですが、兄妹間で特に費用負担しているわけでもないので、細々した出費は我が家負担になっている。
おかげさまで、目くじら立てるほど生活に困っているわけでもないので、兄妹に「じいさんの費用分担をお願いする」煩わしさを考えると、家裁の監査の際に認められている後見人業務費用の申請をしようと考えています。
その費用も被後見人の財産額、後見人の業務量などから家裁が算定するのでいくらになるかわかりませんが、「ガソリン1回満タン代くらいはもらえるといいなぁ~」と思ってます。