街道を行け!

街道を行く日記

スイスアルプス物語!70年も山に登れば(63)

2024-12-11 11:25:07 | 旅行

 ロンドンの建築家「マーク」山頂を目の前に断念!

 ロンドンの建築家マークのマッターホーン登山は、テント場から四時間半で、フィックスロープの開始点に達した。山頂まで30分強。スイス側山頂は、目の前。斜面全体が雪で覆われる壁面の登攀となる。ピッケルを持ち、アイゼンを装着する。雪目を防ぐため、サングラスの装着は必須。ここで問題発生。ザックから出した「マーク」のサングラスは真っ二つに割れていた。予備はない。『雪目の危険を冒して山頂に向かう。』か、『ここから下山する。』かのどちらかを、選択するよう話す。『ここまでのクライミングが本当に楽しかった。大満足であり、ここからの下山を選択する。』と「マーク」は言う。欧米人の目は紫外線に弱い。

 写真を撮りながら、ゆっくり下山する。テント場着三時。マークは、J子さんの待つツェルマットへ急いで下る。私は景色を楽しむため、テントにもう一泊した。翌朝、ケーブルを使わずツェルマット迄歩いた。途中の瀟洒なレストランで「昼ビール」を楽しみながら下った。


スイスアルプス物語!70年も山に登れば(62)

2024-12-09 15:32:48 | 旅行

 ヘルンリ小屋下一時間に設営!

 ヘルンリ尾根からマッターホーン登山を行う場合、通常はヘルンリ小屋前泊となる。けれど、イギリス人建築家「マーク」はテント泊を希望した。彼の希望を叶えるべく装備を整えた。テント、マット、シュラフ、炊事具一式、朝・夕食料、水4Lが、小屋利用より増える。このほとんど全部を私のザックに入れた。この他、ザイル、ピッケル、アイゼン、ハーネス、ハーケン、ヘルメット他の登攀具も詰める。かなりの重量のザックを背負い、12時、キャンピングを出発。シュバルツジーまでケーブルに乗る。シュバルツジー駅で降り、そこから30分の所まで「J子奥様」も同行した。二人は分かれる際、熱い抱擁を交わした。シュバルツジー駅から2時間、幅広い尾根が岩稜に替わる地点にテントを設営した。ヘルンリ小屋までは、そこから約45分である。暗くなるまで景色を楽しみ、テントに入って夕食を作り、食べて、スッコチを飲み、明日の打ち合わせをして就寝。

 


スイスアルプス物語!70年も山に登れば(61)

2024-12-08 07:16:21 | 旅行

  

 イギリス人マークとJ子奥様!]

 

 開設して間もなく、私のキャンピング事務所に「イギリス人建築家マークとその奥様J子さん」が訪問して来た。キャンピングの掲示板に、オーナーの許可を得て「お客さん募集」のパンフを張って置いた。そのパンフを見て、「マッターホーン登山ガイド」を私に依頼するために訪問して来た。マークは、ロンドンの建築家。J子さんは日本人で、ヒースロー空港に勤務している。マッターホーン・ヘルンリ尾根ルートの概要と、装備などの持参品をレクチャーして契約を交わす。出発を翌日12時とした。

 ツェルマットに良いバーはありますか?

「たまちゃんさん」から『ツェルマットに良いバーはありますか?』と、質問がきました。私は40日間の滞在中、レストランには2,3回しか行きませんが、バーには毎日行きます。レストランを利用すると財布に痛い事になりますが、バーは財布に優しいからです。私のお気に入りは、ツェルマットの教会下のバーで、バンドの生演奏を楽しむ事も出来ます。飲み物を3杯程度頼んでも2000円位の支払いで済みます。外の椅子で飲んでいると、通行する人が、何かと声を掛けてくれるのも楽しいです。


スイスアルプス物語!70年も山に登れば(60)

2024-12-07 10:17:28 | 旅行

「おもてなし2」手作り料理

 次々と訪れるゲストを「手作り料理」「おもてなし」。主な料理は、カレーライス、ソーメン、チーズホンジュ、焼肉、野生キノコのパスタ&スープ、ナスのシギ焼き、生ハムサンドイッチ、肉じゃが定食。

 登山に帰りに野生キノコを採り、パスタとスープにして提供した。「食用キノコ」である事は自身があったが、キャンプ場のオーナーに『食用か、否か!』を確認した。『ノン、プロブレム。』の回答を得たので、料理して提供した。

山からの帰りに採取した野生キノコを使った料理、大好評だった。日本から新たに来るゲストには、「ウエルカムおにぎり」を提供し、これも大好評だった。