マリその2
痛む足を引きずって、二階の部屋に入り荷物を整理する。別棟の一階にあるキッチン入る。薪が暖かく燃えている。炉の火を見ながらロキシーを舐めていると、痛みも和らぎ時間の経つのも忘れる。因みにロキシーとは、ネパールの稗から作る焼酎。熱湯で割るとコク出て、フルーティーで美味しい。通常、洗ってない手油のついたコップで提供されるが気にしない。やがて宿のお父さんが夕食の注文を取りに来た。「チキンカレー」を頼む。夕食、朝食は別料金となる。お父さんは、庭を走り回る鶏を捕まえ盥に入れた。鶏に熱湯を注ぎ、羽をむしる。内臓を取り出して焼く。他は骨ごと叩き割る。内臓は焼肉、他は骨付きでカレーに入れて提供してくれた。ロキシーのお蔭で熟睡できた。6時半起床。キッチに入り、炉の前に腰を下ろす。ブラックコーヒーを注文する。コーヒーの旨さが腹の底から全身に染み渡る。元気が出てきた。朝食にチャパティを頂き「ヒバラヤ」へ向け出発。支払いは部屋代、食事代、飲み物代合計で870円でした。
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