次回練習日は10月10日(月祝)、かなり日にちが空く。つなぎにお宝自慢ばかり紹介しても、ちょっと嫌みっぽいので、場違いかも知れませんが、私(管理人)のもう一つの趣味である映画についての話を紹介させて頂きたいのです。
先週、立て続けに2本の映画を観ました。一本は映画好きの次男に勧められた「シンゴジラ」。
私にとってのゴジラは何と言っても第1作目「ゴジラ」(1954年)なのです。これは揺るがないですね。しかし、私がゴジラ・シリーズを初めて映画館で見たのは、確か「キングコング対ゴジラ」(1962年)。 第1作目ゴジラは映画館では観ていないのです。1歳の時ですからね。
さて、今回の「シンゴジラ」ですが 、あまりおもしろくなかった。もちろん、私にとって、です。巨大生物出現に政府関係者や科学者の右往左往ぶり、右と言えば左、左と言えば右、というような議論の応酬、これに疲れ果て、私はつい眠ってしまいました。議論がハイテンポで、言い切り型で進められていくのに着いて行けなかったのですね!体が拒否したのかしら?気がつくとゴジラは固まって死んでいました。
今、もし日本にゴジラが現れたら!
自衛隊にやっつけてもらうにしても、色々な法的問題やら何やらが立ちはだかるんだよ!それを普段TVなどで報道され、みんなが知っていそうな事例を当てはめ、解説してみせたのかな?昔のゴジラみたいに単純にバンバンなんてできないんだよって。国連決議まで出てきた・・・・どこかの"湾岸戦争"を思い出しますね。国連が決議すれば、ゴジラが原因でニッポンも戦場になるんだよ、国連決議ってコワイ!
こんな事を言いたかったのかな、と感じてしまいました。
しかし、次男はおもしろかったそうで、私に勧めてくれたほどですからね。私も途中2・3度一瞬眠ってましたから、偉そうなことは言えません。う〜ン、私にはやはりおもしろかったとは言えません。ストーリー展開が理屈っぽく、受け狙いし過ぎかな、と感じました。私の感想ですよ、あくまでも。
その3日後に観たのが、黒澤明監督作品の「生きる」(1952年)です。TOHOシネマズ府中で観ました、シンゴジラもここ。シニア料金1,100円、安い!
LD、DVD、Blu-rayとメディアが高画質になる度に、購入して観た作品。この度、古いフィルム映像をデジタルで読み取り、傷付いたフィルムを一コマ一コマをデジタル修復、それを上映するというので、これは観に行かなきゃ〜。映画館で観るのは銀座・並木座以来かな。
ブルーレイの映像に比べれば、雨降り傷も修復され格段に綺麗になっています。音声も聞きやすく明瞭に修復されていたように感じました。こういう文化的遺産の修復は大変嬉しい限り。待ってました!と大歓迎です。黒澤作品はすべてデジタル修復して頂きたいと心より願っているのです。
何と言っても、私が若いときにとても影響を受けた映画監督。今回の映像の美しさもさることながら、ストーリー展開のすばらしさは天下一品。俳優陣の演技もすばらしい、眠ることは・・・・無し。くどくなるので止めます。
「生きる」は、封切り当時はこんな感じだったのだろうな(傷もなく高画質)、それを感じたくて行きました。ただそれだけです。雨(傷)の降っていない本当の姿を見たかったのです。