ベンチャーズ・バンド以外の趣味について紹介しよう。今回は「映画」の話です。小さい頃から映画が好きで友達を誘ってはよく映画館に行きました。突然、電気が消えて館内が真っ暗になると、大音響と共に映画が始まります。何の前触れもなく突然真っ暗になるこの瞬間をワクワクしながら待ったのをよく覚えています。田舎の映画館には場内アナウンスなどありません。
テレビ放送でも映画をよく観ましたが、やはりテレビ画面の大きさでは物足りない。太陽が出ている昼間でも暗い部屋で大画面で映画を観たい!いつしか自分の映画館を作りたいという気持ちがフツフツと心の奥底から沸いてきました。しかし、これは憧れるだけで実現は不可能と内心諦めの気持ちもありました。
今の家を建てる時の事です。家を建てる時は映画館を造りたいと日頃から言っていたのかもしれません。妻に相談したら、すんないりとゴーサインが!かくして地下映画館の建設と相成ったわけです。夢が叶ったわけです。今から35年も前の話です。
今回は、わが家の映画館(本来は「映画室」でしょうが)をご紹介しましょう。
🌟地下映画館への入り口
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【写真1】この階段を降りて地下に行くとわが家の映画館がある。天国への入り口だ!
🌟映画館&楽器置き場
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【写真2】ベンチャーズ・バンド熱よりも映画熱の方が先だった。バンド活動と共に楽器が増え、今や映画館はその保管場所ともなっている。ブログで紹介した楽器がズラッと並んでいる。
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【写真3】リモコン操作一発で楽器群の前にスクリーンが降りてくる。
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【写真4】スクリーンの大きさは130インチ。部屋の大きさギリギリ、設置できる最大サイズを選んだ。天井には左・センター・右用のフロントスピーカー3台を設置。
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【写真5】プロジェクターは4K対応のJVC DLA-V5、音響は7.1.2(Dolby Atmos対応)だ。
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【写真6】サイド用2台とリヤ用2台そして天井に2台(Atmos用)のスピーカーを設置。部屋の中はいつもゴチャゴチャしている。
🌟映画によって映像サイズが異なる!
困ったことに、映画によって映像の縦と横の比率がまちまちだ。テレビ画面のように横と縦の長さの比率が決まっていない!写真7のようにスクリーン(比率16:9)にピタッと収まる映画もあれば、映像の上下が空いてしまうものもあります。
下の2つの映画をご覧下さい。映像の横の長さを合わせると、縦の長さがかなり違うのがわかりますね。ボヘミアン・ラプソディの方が横長の映像で作られています。ジュラシック・パークは写真4のスクリーンにピタッと収まりますが、ボヘミアン・ラプソディは映像の上下が空いてしまいます。スクリーンと映像のサイズ(比率)が合わないのです。
ところが、これを解決する賢いスクリーンを見つけました。次をご覧下さい。
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【写真7】困ったことに、映画によって映像の縦と横の比率がまちまち(スクリーン泣かせ!)。
🌟わが映画館の賢いスクリーン
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【写真8】わが映画館のスクリーンは、特別な装置によって映写面(白い部分)の比率を変えることができます。映画によって映像の縦横比が変わっても、スクリーンをそれに合わせることができる優れものです。
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【写真9】ご覧のようにスクリーンを映画の映像に合うように変えることができます。
🌟実際の映写画像
最後に、どんな感じに映写されているのか紹介して、終わりにしましょう。スクリーンに映写した状態をデジカメで撮影した画像を紹介します。スクリーン横の壁に吊るしたギターなども写っています。映画鑑賞には邪魔者ですが、私は現在のありのままの状態の中で観るのも好きなのです。長い月日の経過と共に、映画だけに特化した部屋に色んなものが入り込んできました。色々とやりくりしながら、こんな感じで ”昼間でも” 暗い部屋で映画を楽しんでいます。
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【写真10】「ジュラシック・パーク」(1993年)この映画のSFXは革命的でしたね。
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【写真11】「トップガン マーヴェリック」(2022年)。大ヒット作ですね。これも街の映画館ではなく、ここで観ました。スクリーン右側にギターが、左側にショーケースが写っています。これでいいのです。
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【写真12】「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年)。最後のコンサート・シーンは、大画面&7.1.2サラウンドで観ると迫力満点です。4Kブルーレイを購入して観ました。お母さんが息子が歌う姿を誇らしげに観るシーンにはグッときましたね。