異国での滞在も今日で11日を数える。そろそろ望郷の念が湧いてきたかといえばさほどでもない。生活環境の劇的な変化に身も心も対応出来るかが心配ではあったが、思いのほかなんとかこなしているように感じる。とにかくこの非日常の世界をエンジョイしよう。それが基本姿勢である。だか現実はそう生易しいものではない。まずここは語学スクールである。それもさまざまな規則の遵守をかせられたセミスパルタ教育が売りの施設である。門限から外部との出入り等、厳しい制限下にある。違反したものは顔写真つきで廊下の壁に張り出されるほどだ。
私の場合は、眼と鼻の先にあるホテルに滞在のため門限まではないが、IDカードがなければゲートにいる恐ろしく怖い顔した女ガーディアンに通行を拒絶される。
母国語も禁止され、粗食に耐え、日々のハードスケジュールをこなし、その上、真夏の厳しい暑さにも耐えといった、宮澤賢治の雨にも負けずのような境遇にあれば、私ならずとも知らず知らずのうちにストレスが高じて来るのもあながち責められたものでもなかろう。
そんな訳で今日は午後からの授業を全てキャンセルした。一応、病欠と届け出たが、さぼったということだ。
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