李涵(りかん)/皇帝 …周渝民/ヴィック・チョウ 皇帝/憲宗の孫
黄軽風(こうけいふう)…胡冰卿/フー・ビンチン イタチの精
胡飛鸞(こひらん)…陳瑤/チェン・ヤオ 九尾狐族の末裔
花無歓(かむかん)…韓棟/ハン・ドン 宦官/内侍少監
李玉溪(りぎょくけい)…陳若軒/チェン・リオシュアン 王守澄の門弟
翠凰(すいおう)…宋楠惜/スン・ナンシー 狐族/侍女
全臻潁(ぜんしんえい)…梁婧嫻/リャン・ジンシエン 祠部主事
王守澄(おうしゅうちょう)…李彧/リー・ユー 宦官/枢密使・右丞大将軍
杜秋娘(としゅうじょう)/秋妃…左小青/ズオ・シャオチン 憲宗の妃
太皇太后(たいこうたいごう)…張瑞珈/チャン・ルイジア 憲宗の皇后
紫蘭殿。飛鸞は「玉溪を信じすぎたから花無歓があんなことに」と翠凰に謝る。仕返ししたいなら私に、とかばう軽風。翠凰は「李玉溪を信じたあなたたちがばかよ。李玉溪の恩師の王守澄は太皇太后とつるんでる。恩師や太皇太后に背くと思う?」と感情的に言う。皇子の生死も不明だし、どうしようもないと。
軽風は「李玉溪が花無歓を殺したのなら、李玉溪は皇子を取り戻したはずよ。なのに今も行方不明ってことは太皇太后の所じゃ?」と言う。そして陳王を即位させたい太皇太后が、皇子を人質に退位を迫る気では?と考える。
玉溪は呼び出した全臻潁に、皇子を取り戻したのに、なぜ恩師(王守澄)は陛下に返さないのか尋ねる。全臻潁は「その件は義父と太皇太后が考えて決める」と言う。任務を終えたあなたには高禄と昇進が待ってる、それ以上のことを知る必要はないと。玉溪は「道義に背く行いはやめてください。陛下は敬うべきお方、早く皇子をお返しください」と話す。全臻潁は「もちろん返す。でも今ではない」と言うと、用があるの、南薫伝へ行くわ、と行ってしまう。
花無歓を排除し皇子も手に入れた太皇太后は、こうなれば皇帝も二度と反抗できないと喜ぶ。陳王が即位したら私と共にこの国の繁栄を支えて欲しいと言われ、王守澄と全臻潁は感謝する。
「明日、午の刻より即位式を始める」と命を下す太皇太后。
朝議。陳王を連れて現れた太皇太后は「陛下は皇子の行方が分からぬため、日々、不安を抱え政務も顧みぬようだが、朝廷は1日も主を欠いてはならぬ。よって陳王に皇位を継がせることに決めた」と告げる。しかしながら陳王は幼い、王守澄はじめ、ここにいる重臣たちが補佐してほしいと。王守澄はひざまずき「新帝のために力を尽くします」と言う。そこに「待て」と言いながら李涵が歩いてくる。
玉座に座った李涵に「体が悪いようなので、戻って休むがいい。新帝が即位すればゆっくり療養もできる」と言う太皇太后。気遣いに感謝はするが「だが朕は健やかゆえ、新帝は必要ありません」と李涵は言う。太皇太后は行方の知れない皇子の身が心配ではないのか尋ねる。「いいえ、少しも。なぜなら皇子は戻っています」と言う
皇子を抱いた花無歓が正殿に入ってくる。驚いた王守澄は「花無歓が自首してきたのなら、すぐに捕らえて死罪にすべきです」と言う。「それには及ばん。花無歓は皇子の命を守るため、やむなく皇宮から連れ出した。よって死罪には当たらぬ」と言う李涵。しかし王守澄は「花無歓は皇子の毒殺の容疑者です。功で罪を償おうとして皇子を連れ去ったのでは?」と言う。
李涵は「皇子を狙った下手人は調べている最中だが、今の言葉を聞いてふと思い出した」と調べの手がかりとなる人形を取り出す。「花無歓が下手人でなくとも、皇子を連れ去ったことは重罪だ。人の上に立つ君主なら賞罰を明確にせねば」と言う太皇太后。李涵は花無歓を牢に入れ、朕が自ら尋問すると告げる。
太皇太后は、何もかもが無駄になった、あれほど恥をかかされたのは初めてだ、と王守澄と全臻潁に激怒する。なぜ李涵が人形を持っている?あれを手がかりに調べを進めればどんな事態になるか、李玉溪とやらに花無歓は殺されたはずでは?と。
陳王が即位できなければ地位も名誉も高禄も全て失うと太皇太后に言われた王守澄は、命に背いた玉溪に剣を向ける。「私の主は陛下のみ。私は陛下に従います。皇命に背く不忠はいたしません」と玉溪が言い、王守澄は斬ろうとする。そんな玉溪をかばい、全臻潁の腕が傷つく。その時、李涵から“神策府の右衛将軍・李玉溪は、皇子・李永(りえい)救い花無歓を捕らえたため神策軍の統軍とし正三品を与える。神策府の右丞大将軍の王守澄は、こたび部下をよく導き手柄を立てた。黄金千両を下賜し、その貢献を称える”という詔が届く。
王守澄は玉溪に最後の機会をやることに。
全臻潁は自分の面目を潰し、義父を裏切った玉溪を責める。道理に背くことはできない、名利に目がくらみ赤子を見殺しにするなど私にはできません、と言う玉溪。全臻潁は「あなたはまだ私たちの味方なの?」と聞く。玉溪は「あなたと王様からのご恩は忘れません。裏切る気もない。こたびはあくまで己の信念に基づいたまで」と答える。全臻潁は信頼を裏切らないよう釘を刺す。
太皇太后に会いに行った李涵は「皇子が無事だったので、下手人の捜査はやめておきます」と言う。「陛下は今や一国の主となり、何の権力もない江王とはがう。私が何を行っても聞く耳を持たぬ」と言う太皇太后。李涵は「太皇太后の助力は忘れていません。もちろん約束のことも」と言う。そして「陳王は幼い。3歳の子供に国を預けられません。太皇太后が朕を信じてくださるなら、いずれ陳王が成長し機が熟したら、この国を託すつもりです」と言う李涵。太皇太后は「こたびは私が急ぎすぎたようだ。約束を覚えているなら、その言葉を守ってくれることを望む」と言う。
牢にいる花無歓に差し入れを持ってくる秋妃。「私に恩を感じ、長年、世話してくれたけど、もう貸し借りなど考えなくていい。龍袍のことも皇子の件も私が犯したこと。あなたは無関係よ。陛下に会ったら何もかも話しなさい。全ての罪は私自身が負う」と言う秋妃。花無歓は「秋妃様からの恩は一生忘れません。この命はあなたのもの」と言う。しかし秋妃は「私への恩返しははなから無用だった。恩人と思うなら言うとおりにして」と告げる。
花無歓を連れて来させた李涵。李涵は「そなたは下手人ではない。だが毒を入れたのは誰かそなたも朕も知っている。朕はその者を守るとそなたに約束し、それを果たした」と話す。感謝する花無歓。
李涵は「いつか朕とその者が対立したとすれば、どちらを選ぶ?」と聞く。花無歓は「陛下に顔向け出ません。皇子の一件で下手人が必要なら私がその罰を引き受け死にます」と言って、近くにいた兵から剣を奪うと自害しそうに。
止めた李涵は剣を投げ捨てると「愚か者。そなたを許したのに死を選ぶだと?愚弄する気か」と言う。命を捨ててもあの者を守ると?と。「私の命は秋妃様にいただいたからです」と言う花無歓。李涵は「そなたは今日、秋妃に命を捧げた。今日からの命は朕が授けたと思え」と告げ、その場を後にする。
花萼楼。李涵は「執着は人を傷つけ、そして己も傷つく」と秋妃に話す。そして「遺命には証しがない。正当なものだと認めようがないなら漳王に王座を明け渡すことはできぬ」と言う李涵。秋妃は「陳王には“幼すぎる”、漳王には“証しがない”、権力を手放したくない気持ちは分かりますが、なぜ苦し紛れに理由を探すのですか?」と言う。
ふっと笑った李涵は「“権力”か。確かに権力を握り世を動かすことは手放しがたい魅力だろう。だが権力は誰もが望めるほど簡単なものではない。漳王には兵権もなければ後ろ盾とてない。丸腰で権力を奪い合えると思うか?」と返す。さらに花無歓と朕は兄弟も同然、誠実な者を己のために死なせるな、と言って去っていく。
内侍省に戻った花無歓。会いにきた翠凰は、無事でよかったと言う。
こたびの事は秋妃のためでしょ?と翠凰が言っている所に、慌てた様子の宮女が秋妃様が大変だと花無歓を呼びに来る。
憲宗に酒を捧げ、薬を飲んで自害しようとする秋妃。駆けつけた花無歓が払いのけ、秋妃が倒れ込む。秋妃は泣きながら「憲宗に申し訳ないの。あなたにも漳王にも、そして幼い皇子にも」と言う。憲宗から頼まれたが私には力になれない、憲宗の遺詔がないのだから帝位を望もうと大義名分がない、朝廷の中には後ろ盾になる者もいない、私にはなすすべがないと。
望みがあれば秋妃が生き続けると思った花無歓は「今の陛下とて頼るべき詔書も人の支えも兵権も何もありません。時勢に乗ったのです。私が漳王をお助けします」と言う。花無歓を巻き込みたくない秋妃はかんざしで死のうとするが、秋妃様が死のうと決意は変わらないと言う花無歓。
陰から様子を見ていた翠凰は、漳王が即位すれば秋妃を利用し驪山を守るなんてたやすいことだと笑う。
剣舞をしながら李涵と秋妃の言葉を思い返し苦しむ花無歓。そこに来た翠凰が「秋妃を生かせば李涵を裏切ることになる。秋妃を選ぶと決めたの?」と聞く。あなたという人は恩には必ず報いる、でもあなたの恩人はいずれ対立するわ、今あなたは秋妃に命を捧げて死ぬ覚悟で望みをかなえようとしている、もし成功したら今度はその命を陛下に捧げ死んで詫びる気ね、と。
花無歓は「大それた憶測を口にすることは許さん」と言う。「あなたの考えが分かるのは私だけ。邪魔はしないわ。あなたを助けてあげる」と言う翠凰。無関心が私には何よりの助けだ、と言うと花無歓は行ってしまう。
李涵と歩いていた軽風は、赤子を殺そうとした者に腹が立ってたまらない、あんな人たち獣以下よ、あの妖怪めいた太皇太后もそう、きっと毒殺に関わってます、と話す。それを聞いている者に気づいた李涵が軽風を止める。しかし軽風はやめようとせず、李涵は帰るよう告げる。
ーつづくー
さすが玉溪!!
玉溪が陛下を裏切ったりしないよね。
王守澄や全臻潁にたとえ恩があったとしても(* ̄∇ ̄*)
皇子も無事に李涵の元に戻ってよかった!!
そうそう、皇子の名前って李永(りえい)だったのねヾ(・ω・`;)ノ
李涵は自分が皇帝になるために約束したから陳王のことはきっと守るはず。
守ってくれないと逆にガッカリしてしまうかも・・・私は。
花無歓からしたら秋妃を見捨てることはできないし(;´д`)ノ
いつかこういう選択をするとは思ったけど…
やっぱり李涵のことも裏切らないでほしかった。
李涵にも花無歓が必要だから(;д;)
そういえば秋妃は漳王を皇帝にしたいと思っているけど、漳王自身はどう思っているんだろう?
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